Trauma
第1章 過去
中学時代、私は一つ年上の先輩に恋をしました。
どっちかっていうと地味目な私とは正反対で、彼はやんちゃな男の子。夜中に仲間とやんちゃして、私が知ってるだけでも何回か停学になったりしてて。
彼の中学3年の卒業式に、思い切ってtel番書いた紙切れをプレゼントと一緒に渡したらその後電話が来て。
それが、彼と付き合いだした平凡なキッカケ。それから1年くらいは週に1~2回デートしたりして。ふつうに幸せな付き合い方でした。
1年後、私は彼とは違う高校に通うことになったけど、それでも付き合いは続けていくつもりだった。
突然の破局が来たのは高1の秋。週末に、彼の家に呼ばれて。いそいそと彼の案内で部屋に入ると、彼の友達が何人かいて。
部屋に入った瞬間に、なにをされるか予感しました。ひとりすごく態度の大きいオトコがいて。どうやら地元のチームの幹部らしくて、彼はそいつの言いなり。
彼の前なのに、私にじりじり擦り寄ってきて。彼も牽制してたけど、ぜんぜん無力で。
最後に彼以外の数人に抱きつかれて・・・・・そこにいた全員に、されました。
彼の”友達”には中学生も何人かいて・・・私、年下のコたちにまで犯されて・・。これ以上ない最悪の屈辱感でいっぱいで・・・。
・・もう、思い出したくもありません。彼とはそれっきり、連絡を取らなくなりました。彼も、その仲間たちも、それからどうなったか、そんなことは知らないし、知りたくもない。
それから10年。姉に子供が生まれて、今は2歳半。姉は私と2つ違いなんだけど、姉の夫は姉より5つも年下。結婚当時は、詐欺だ、犯罪だよ、ってよくからかってました。
なにしろ私よりも3つも年下なんですから。子供の夏樹は私にすごくなついてます。建設現場に行く姉の夫と、建設事務で働く姉を送り出した後は、私と夏樹の2人の時間です。
掃除洗濯、お昼を食べてから公園に行き、帰ってお昼寝、っていうのが日課です。
第2章 出会い
その日の公園は珍しく人気がありませんでした。春らしく、ぽかぽか暖かい日差しの下で、夏樹は砂場で遊んでいました。
私はベンチに座ってそれを眺めながら、雑誌をめくっていました。
しばらくすると、公園に2人の男の子たち・・・小学生くらいかな、と思ったけど、一人は結構大柄で、中学生のようにも見えました・・・がやってきて、公園の端にあるブランコに座って
何やら話し始めました。私は、何気なくそれを眺め、またページをめくり始めます。・・・ふと顔を上げると、二人と目が合いました。それまで、じーっと、こっちを見ていたようです。
目が合った瞬間に視線をそらして、また話を始めました。また、あのいやな感じが湧いてきます。私のいやな癖です。10代の男の子と目が合うたびに感じる、微妙な嫌悪感・・・。
・・それは嫌悪感じゃなく、実は恐怖感だということは知ってるんです。そして、それは10年前の事件と繋がっていることも。だからこそ、自分がいやになります。
いまだにあの事件に影響されている自分、年下の子にすら恐怖を抱く自分、なんとなく引っ込み思案な性格すら事件のせいにしている自分、そんなことない、あれは怖くないと自分に言い聞かせなければならない自分・・・・すべてが、嫌になります
ふ~っ、とため息をついて、また雑誌に目を落としました。と、子供2人は滑り台のほうで遊び始めたようです。無邪気そうな、笑い声が耳に入ってきます。
ほら、大丈夫、あれはなんにも怖くないじゃない・・・
しばらく、2人の存在を忘れました。夏樹のことも。はっとして雑誌から目を上げると、夏樹は相変わらず砂場で穴掘りに夢中です。
よかった・・・・。
「ねえ、お姉さん。」
私の背後から男の子の声がしました。私の身体は反射的にびくっ、と震えました。
「えっ・・・え??な、に・・?!」
取り繕いながら振り返る自分。2人はいつの間にか私の背後に立っていました。1人は小さく、1人は大きい・・・身長、私より大きいかも・・・。制服じゃなく、二人とも私服です。いつの間に・・・・。
「あれ、お姉さんの子供?」
「え・・・、あ、ああ・・、ち、がうわよ。私のお姉さんの・・。」
悟られちゃ、駄目。あ・・今の声、上ずってなかった・・・・?
「へえええ~~、かわいい~~~!」
「何歳??」
子供たちは口々に質問してきます。私は、自分をごまかしながらそれに答えるのに精一杯です。湧き上がる自己嫌悪。
「ぼくら、遊んだげるョ」
2人は、夏樹を挟んで座ると、砂山を作り始めました。それを見ていると、私の気持ちもだんだんと落ち着いてきました。
何、考えてるの?私。必要ないじゃない、こんな気持ち・・・。あんな、まだこどもじゃない・・・。
夏樹は2人を気に入ったようで、当の2人もきゃっきゃ言って一緒に遊んでます。私も、時間とともに、なんとなく落ち着きを取り戻しました。
30分ほど経つと、夏樹がぐずり始めました。
「あら、もう、昼寝の時間ね。」
私は3人に近づいていきました。
「ありがとう、遊んでくれて。」
「いいよ。俺たちも暇だし。」
そう言って立ち上がった男の子は、思ったとおり、156cmの私よりも背丈がありました。
「き、君たち、学校は?」
「え?今、春休み中だよ、お姉さん。」
そう言って、2人は笑います。
「・・こ、この辺に住んでるの?」
「うん。お姉さんはそこの家だよね。」
え・・・!?なんで知ってるの?そう言いかけたとき、2人はもう向こうに向かって走り出していました。
第3章 余韻
ベンチに座って砂場で遊ぶ夏樹を見てる私。私の両隣には♂が座って私の胸に両方から手を置いている。
その何本かの手は私の胸を服の上から軽く撫でたかと思うと、時々服にしわが出来るくらい強く掴んだり、まるでイソギンチャクのように動く。
私の目はなんだか虚ろでまっすぐ遠くを見つめたまま。一本の手が胸を離れると、私の腹から腰に滑り落ちロングスカートに覆われた足の間に割って入る。
私の股は何の抵抗もなく左右に押し割られる。スカートがそれにつられて膝の上まで捲れ上がる。私はまるで人形のよう。
♂の舌が首筋を両側から這う。わたしの眉間に少しだけ緊張が走りやたらと潤った唇がすこしだけ開いてわなないた。
夏樹は砂場で山に夢中。私はベンチの傍らの木にしがみついて後ろから犯されている。
犯しているのは半ズボンの♂。捲り上げられた花柄のロングスカートから露出した私の尻が昼間の光の下で白く光って揺れている。
♂は私の尻にしがみつき激しく腰を振りたて私を責めたてる。♂に反応していちいち波立つ私の尻。
濡れた私の唇はすでに大きく開き痴呆のような叫び声を上げた。
あ・・ああっ い、いいっ!! コ・れ!! いいっ!!
私は私と目が合った。私は快楽に惚けた冷めた目で私に言った。
これが、あなたの!!ほんしん!
子供のペニスに翻弄される私は狂ったように笑った。
目が覚めました。身体が震えていました。身体が熱い。火照って心臓がばくばくしていました。体中、汗をかいていました。下着まで、ぐしょぐしょに濡れていました。
私自身の、粘液で。
未完
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