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倒錯の夏

第29章 六日目・8月11日 アリジゴク2

 

帰りのバスの中も、とてもうるさかった。夏の日中の浜辺で一日中動いていた子供たちは、全く疲れを見せない。

私はいままでずっと、そんな疲れ知らずの子供たちに翻弄されていた。最後部の広い座席に、私は中学生二人に挟まれて座っている。

日中の疲れのせいなのか、頭の中がボーッとしている。うるさいのだけれども、バスの前のほうで騒ぐ彼らを、まとまらない頭でボーッと眺めているだけ。

でも、時々、股間からゾクッ、とする震えが来て、思わずなんどか声をだしてしまった。

右に座った中学生が私のお尻をいじっている。一日中、松林の陰で私の体をさんざん弄んだのに、まだ飽きないらしかった。

わたしは、下半身裸でシートに座っている。

時々私の一番敏感な部分を、後ろからお尻の下に潜らせた指で触れてくる。私も私で、日中あれだけ気を遣ったというのに子供の愛撫に気分を出している。

・・・・そんな淫らな自分を、冷静に眺める別の自分が、頭の隅っこに残っていた。

でもその自分は無気力で、抵抗もせずに、ひたすら子供たちを求めてしまう自分を止める力を持っていなかった。それは数日前までの私。14歳の少年に出会うまでの自分。

いま、私の横に座って、子供たちの中でも一際存在感のあるオーラを発している中学生が、新しい自分を支配している。

朝から子供たちに翻弄されて、もしかしたら疲れているだけなのかもしれない。そうも思ってみた。でも、今目の前で起こっている、とてもエロティックな現実に、私は酔いしれてしまってる。

「美津子、今日はいっぱい遊んだよな」

ナオキが私の耳に口を寄せて言った。私のお尻の肉を揉む、彼の指がいやらしい。

「ここ、あいつらにたっくさんイジられて、感じちゃっただろ」

するっ、と中学生の指が私のカラダの中に侵入した。うっ・・・・声が漏れてしまう。

「ホラ、ここ、すぐ入っちゃうよ。」

指がどんどん侵入してくる。私の胎内(なか)を荒っぽく引っ掻いてくる。

クチュ、クチュ、クチュ・・・いやらしい音が、股の間から聞こえる。・・・恥ずかしい。

朝から一日中子供たちに玩具にされたのに、私はまだ粘液を垂れ流れしてる。飽きることなく、子供たちの愛撫を求めている。

そんな被虐的な気分と恥ずかしさが、新しい自分にとってたまらなく甘い刺激に変わってく。

「股、拡げろよ」

彼がまた私に命令した。いばっちゃって。ちゅうがくせいのくせに・・・。そう思っても、私の脚は独りでに開いた。ゆっくり。大人の私に幼い性欲をぶつけてくる子どもたちを挑発するように。

開いていく自分の脚を見て、一人エロチックな期待に浸る。ひらいたあしのあいだで、次は何をするの?あなたたちよりもずっと年上の女のカラダで、次は何してあそぶつもりなの?

ナオキの指先が、私の股間から顔を出した。私が出した液でヌルヌルしてる。その指で、クリトリスを包む包皮をめくられた。私は自分の股間を見下ろして、じっと眺めているだけ。

くちゅ、くちゅ、くちゅ

ちゅうがくせい の人差し指が、私のクリトリスを捏ね回す。いやらしい子。声、でちゃう。

あ・・・あっ・・あっ・・・・・ん・・・・

いつもまにか、前のほうで騒いでいたこどもたちが、私のほうをみんなで見てる・・・。恥ずかしい。子供たちの前で、こんな淫らな声だしちゃって。ちゅうがくせいにいじられて。

「うわぁ~~、またマンコ汁、出てきちゃってるよ。美津子~~」

そんなこと、みんなの前で言わないで。ああ、でも、どんどん、でてきちゃう。

なおきの指の動きが早くなった。私は、たまらず開いていた脚を閉じ、思いっきり伸ばして、迫ってくる絶頂を迎える。

あっ、ああっ、ああっ・・・・いく、イクっ、っ・・・いっちゃうううっ・・・・

「ホラ、イケよ、ホラ、ホラ!」

私は、からだじゅうを引きつらせながらイった。丸裸の下半身をこどもたちに見られながらイクのは、今日これで何回目だろう。ナオキの手が引く。

わたしは我を忘れ、シートからずり落ちた姿勢のまま投げ出した脚をよじらせて、中学生の指の余韻を味わった。

しばらくたって、バスが止まった。みんながゆるゆると立ち上がり始めた。家に着いたようだ。私も力の入らない身体を起こして下着を着けた。

中学生二人が着替えを手伝ってくれた。バスの出口に向かって、子供たちに混じって並ぶ。そのとき、うしろにいたナオキが耳元で言った。

「今晩のミーティング。スカートの下はさっきの格好で来なよ。そうしたら、ちょっと多目に“水”あげるよ。」

冷房の効いた車内から外に出た。絶頂のあとのけだるい身体に、真夏の夕方の暑い空気は少しこきつかった。

 

 

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コメント

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  • コメント (1)

    • 通りすがり
    • 2019年 8月 25日

    これ懐かしいですね。
    もっと続きがあって旦那視点でSEX中の奥さんと対面するシーンまで作者が書いていましたが、その後すぐにサイトごと消滅してしまいました。
    あとこの作品とほぼ同じ文章表現の作品に「体験告白、嬲り犯される心」があります。
    この作品の方が古いオリジナルで「体験告白、嬲り犯される心」の方がパクリの盗作です。

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