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倒錯の夏

第18章 四日目・8月9日 その後

 

2人の女と2人の少年は、翳り始めた陽光の中、坂道を下っていた。女たち2人は少年達を背にして歩いている。

一見したところ、子供たちを連れたありふれたトレッキング帰りの一団であったが、しばらく観察していると、何かしら違う雰囲気を漂わせていることに気付く。

言葉少なに歩く女たちとは対照的に、2人の子供は一日の運動の疲れも知らず、ふざけあいに忙しい。

しかし、彼らは数分おきにおしゃべりを止め、先を歩く女たちに近寄ると、その腰のあたりを、子供らしくない慣れた手つきで触り始めるのだ。

女たちのスポーツ用の着衣を避け、その下の生肌に、直接細工をしているように見える。女たちは黙って歩きつづけながら、時折たまりかねたように太腿を捩じらせたり、俯いて苦しげに吐息をついたりする。

少年達は作業を達成すると、また元のように歩きながらのおふざけに戻っていくのだった。

”ぶちゅ、ぶちゅ、くちゅ・・・”

菜穂が歩行の動作を行う度、その日焼けした締まった太腿の付け根から、いやらしい音が微かに漏れてくる。

その部分を覆うスポーツショーツの裾からは黄色い線が顔を覗かせていて、それは菜穂の後ろを歩くハヤトの手許に繋がっていた。

「な、大樹ぃ」

「ん?」

「こうやってると、ホントに犬の散歩してるみたいだよなぁ~~」

「だって、こいつらペットじゃん(笑)」

小学五年生は事も無げに返す。

「でも、こいつら2本足で歩いてるよな。犬は4つんばいだよな。」

「うん。おかしいよね。」

黙って歩く菜穂とみのりの意識は背後の自分達の会話に向いけられている。帰り着くまでに、どんな屈辱的な命令が少年達によって下されるのか。

歩きつづける彼女達の思考は、この疑問だけに集中していた。それは屈辱と恐怖の道のりであった。しかし、同時にどうしようもなく甘美な快楽の道程でもあった。

この状況に対して反抗できない彼女達の事情が、かえってメス達の被虐心を煽ってしまうのも皮肉な話だった。

「でも・・・」ハヤト。「4つんばいだとのろくってかったりぃからやめとこーぜ。」

「うん。でも、こいつ、やれ、っつったら絶対やるよね。」

大樹が言いつつ、いきなり手許のコントローラのスイッチをひねった。

「あ!・はぁぁぁ!・・・」

ぶ~んというモーター音が少年の目の前の女の尻の中で大きくなり、26歳の”引率”の女が身体を震わせ始めた。

「ね?み~のり~!?」

大樹が歌うように続ける。

「あ・・はぁぁぁぁ~~は、い・・。言うこと、大樹くんの、言うこと、き、き、、く・・・ぅぅぅっ・・・」

「”ききます”だろぉ!?」モーター音が最大になった。

「あ!あ!・・・は・・あい・・・。き、ききますぅっ!!」

大樹は満足げにハヤトに笑いかけた。

「菜穂ちゃんは、どう?」

「ぬれぬれ(笑)」

ブルンブルンと健康的な太腿を揺らしながら歩く菜穂の尻を覗き込みながら、ハヤトが答えた。ハヤトの少年らしい細い指が菜穂のショーツを捲る。

現れたのは太腿とは対照的に日焼けから守られて真っ白な若い女の尻。少年は歩行で波打つ、ツンと上を向いて盛り上がる肉丘を鷲掴みにし、外側に押しやった。

すると、その奥に隠した秘裂が夕方の陽光の下に曝け出された。菜穂の女唇はバイブレーターのリード線を咥え込み、その隙間は光る粘液であふれていた。

所々に小学生達が先程大量に注ぎ込んだ白濁を混じらせながら、菜穂は内股までをじゅくじゅくに垂れ流していた。交互の脚の動きにつられ、左右の女唇も咀嚼するかのように艶めかしく交互にズれる。

幾度かの咀嚼の度に、唇の合わせ目は小学生達の精液を泡と共に吐き出す。それが、菜穂の股間から聞こえてきていた音の正体だった。

「やべぇよ、大樹」

「なに?」

「こいつ、ニンシンするかもな」

「うそ~?すげぇじゃん。おれたちも、みのりニンシンさせた、直樹せんぱいとおんなじじゃん!!」小5のガキらしい、無邪気で残酷な発言だった。

ハヤトは溜息をつく。

「しばらく楽しめなくなるぞ。」

「え~かんけいないじゃん。みのりだってニンシンしてるよ?ニンシンしてても、セックスできるでしょ?」

「そ~・・なのか?」

「ん~~・・・しらない。でも、みのり、やってんじゃん」

「そ~だよな」

みのりが何か言いたげに少年達のほうを振り向きかけた。目ざとく気付いたハヤトによって、女は尻に平手を食らう。

「ちゃんと、前向いてあるけよぉ!!」

女の生理については全く無知なのにもかかわらず、少年達の女体の御し方はいっぱしだった。女は再び口をつぐんで歩き始めた。

 

 

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コメント

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  • コメント (1)

    • 通りすがり
    • 2019年 8月 25日

    これ懐かしいですね。
    もっと続きがあって旦那視点でSEX中の奥さんと対面するシーンまで作者が書いていましたが、その後すぐにサイトごと消滅してしまいました。
    あとこの作品とほぼ同じ文章表現の作品に「体験告白、嬲り犯される心」があります。
    この作品の方が古いオリジナルで「体験告白、嬲り犯される心」の方がパクリの盗作です。

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