倒錯の夏
第16章 四日目・8月9日 観察者たち
森の中は一見、静寂が支配していた。しかし、よくよく耳をそばだててみると、鳥のさえずりに混じって、女のすすり泣きが微かに聞こえてきていた。
その声はあるときは短く、激しい単音の羅列であったり、あるときは胡弓のように、長く、尾を引いていたりもした。
その微かで場違いな声のほうへ、半ズボン姿の子供が木立を縫って忍び寄っていた。それより遅れて、2人の女達が付いて来ていた。
菜穂が、枯葉の上にうつ伏せになって低い崖の下を覗き込むようにしている2人の小学生に追いつく頃には、女の嬌声は白昼だというのに、あからさまに無人の木立に響くほど、大きく聞こえていた。
それに時々、低いが、ちょっと聞くと少年のものとすぐにわかる声が、喘ぐ女の動きを煽っていた。絶え間なくブーンと低く響く人工的な音もそれに混じって聞こえてくる。
「やってる、やってる!」
少年の一人・・大樹が小声だが興奮気味に菜穂に呼びかけた。
「おっせぇよ~、菜穂ぉ!」
もう一人の小学生・・小学6年生のハヤトがうつ伏せのまま振り向いた。
「ほら、見つかんないように、見てみろよ!」
生意気なガキの指示に、何も言わず従う菜穂とみのりの姿はそのまま、彼ら彼女らの間の、力関係を示している。
「うわぁ~、や~らしぃぃぃ~~!」
「さすが、中学生になると、すっげぇなぁ~・・・」
大樹がDVCカメラを片手に洩らした。・・・決定的なシーンを全て記録するよう、命じられていた。
小学生達に尊敬の念すら抱かせる光景は、うつ伏せになった菜穂の情を刺激するのにも十分だった。中学生と人妻は、木立の間の、岩の上で交わっていた。
低めの岩に腰掛けた中学生に尻を向け、人妻は、彼の股間の上で真下からの突き上げを繰り返し食らわされていた。
少年は、自分と年上の成熟女性との結合を、女性の尻タブを両手で大きく割りながら眺め、満悦の様子だった。
少年には、20歳年上の肉襞が自分の若いペニスで荒らされ、広がりきり、その動きに反応するように収縮と弛緩を繰り返す人妻の排泄孔が目の前で丸見えになっているはずだ。
「あ・・・」
珍しく、みのりが声をあげた。
「なんだよ?みのりぃ?」
小学5年生の大樹が、20代後半の女に向かってぞんざいに問う。
「あの体位・・、直樹君のお気に入り・・・。」
小学生2人は顔を見合わせ「ヒッヒッ」と笑った。
「え~、みのりぃ、もしかして、直樹先輩に妬いてんのぉ~~?」
みのりはメガネの奥で黙りこくった。
「しかぁ~し!!」
言うが早いか、小6のガキが、うつ伏せになっているみのりのスポーツショーツの裾に手を滑り込ませた。
「あっ」と小声を発したきりうつむく、26女。・・・余計な抵抗をしないのは、飼いならされている証拠だ。
「や~っぱり」
ショーツから取り出して広げたハヤトの人差し指と親指には白濁した粘液が糸を引いていた。ニヤニヤしながらみのりを見る2人。
「やっぱ、みのりはみのりだよな。ス・ケ・ベ~~~!!(ぎゃはははは・・・)」
ハヤトの目線は当然のように、みのりの隣でうつ伏せになっている菜穂にむけられた。菜穂に口端で笑いかけると、少年は無言の内に、ショーツの下のはちきれそうな双臀に手を忍び込ませた。
ぐっ、と両手を握り締め、顔を俯け、後ろからの、幼い支配者達による検閲の運指に無言で耐える19歳の少女の姿は、それだけで、小学生達の支配欲を煽る。
「菜穂ちゃんもかぁ~~」
白濁は、みのりのよりも粘っている。
「菜穂のがうわて(笑)」
検閲が終わって持ち上げた菜穂の眼はすっかり艶掛かり、ぼんやりした上目でハヤトの眼を見つめた。小学生は、じらすように、意地悪く年上のお姉さんに笑いかける。
少年の眼は”おあずけ!”と言っていた。菜穂の眼は宙をあてなく泳ぎ、濡れてきた太腿の奥を感じて身をよじらせた。
「おっ、すげすげ!」
大樹の声に、4人は崖下に注目した。
直樹が射精する瞬間だった。
脚を広げて岩に腰掛けた中学生の股間に、美津子がひざまづいている。先ほどは美津子の胎内に納まっていて確認できなかった中学生のペニスの先端は、人妻の鼻先にあてがわれている。
中学生が、己の硬直を上下に扱き立てる毎に、遠目からも粘度の高さが分かる、濃い白濁液が、一滴残さず、人妻の顔面にまぶせられられていく。
勢い良く噴出する白濁の1条目は美津子の右まぶたから額にかかり、2状目が唇と鼻に飛んだ。3状目は直樹が向きを微妙に変えて左の頬から左耳。4・5状目は駄目押しで両目に噴出させた。
それでも余韻が残っているらしく、立ち上がって座り込んだ女の首筋に、しつこく自身を擦り付けた。
菜穂の目には雇い主の奥さんの首筋に擦り付けられる少年の巨大なペニスがはっきり見えた。いままでに体験した男のモノと比べても格段に大きい。
毎晩のようにアレに責められたらどういうことになるのか。隣にいるみのりの目を見れば明らかだった。その目には、嫉妬と、欲情と、畏怖と、憧れが渦巻いていた・・・。
「すっげ~、さっすが、量多い~~~」
「奥さんの顔、真っ白ンなっちゃった。目とか口、わかんねぇや」
顔を、大量の幼い分泌液でまみらせたままの人妻を残し、中学生が立ち上がった。そのペニスは、今しがた放出したばかりにもかかわらず、硬く天を向き、中学生が歩くたびに上下に柔軟に揺れた。
直樹は座り込んだままの美津子の後ろに立つと、菜穂と小学生達の居る崖上にむかって胸を張り、ピースサインを出した。
レスリング仕込みの腹筋に力を込めると、パシパシ、とペニスが腹壁に当たる音が林に響いた。
「か~、かっちょええ~~」
「おれ、そんけぇ~~」
小学生達は、妙な賞賛の声をあげた。
「お、先輩、また何かし始めた・・」
「なにあれ?なんかバッグから出したよ?」
「・・・・奥さんに、着せてる・・コスプレ?おやじかよぉ・・先輩、ちょっとさむいよ・・」
「あ?ぶるま!ブルマ~じゃん!!」
「か~~、サービスシーンってこれ?まじ、先輩おやじだってぇ・・・」
「いや・・でもぉ、、、おとなのブルマ~って、なんかやらしい・・・」
「・・・なんか、おとなのおんなって、ケツでかいじゃん。・・・なんか、むちむちして・・・あ~なんか、俺もやべぇ・・・」
ハヤトは後ろに控えるように姿勢を低くしている菜穂に目を向けた。
「菜穂ぉ」
菜穂が待ちかねたようにハヤトを見る。
「俺の・・・しゃぶれよ」
ハヤトが半ズボンを一気に下ろすと、いきり立った少年のペニスが勢い良くまろび出た。包皮はまだ半分被ってはいるものの、
亀頭は横に張り出し、裏筋の突起は十分に張り出していて女を喜ばせそうな形をしている。
何より、菜穂の手のひらと同じ位の長さがあった。それだけで、もう十分に菜穂を満足させることが出来ている。
トロン、と蕩けた表情で、19歳の少女が12歳の少年のペニスに唇を当てるのと同時に、少年の細く長い指が彼女の筋肉質な褐色の太腿の間に割って入った。
すぐにグチュ・ピチャという粘液の充満した壷ををかき混ぜる音とともに、崖の上でも、年端の行かない少年達が奏でさせる、成熟した女たちの嬌声が立ち込め始めた。
しかし、その声は中学生に4回目のセックスを求められつつある美津子には聞こえる由も無かった。
コメント
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コメント (1)
これ懐かしいですね。
もっと続きがあって旦那視点でSEX中の奥さんと対面するシーンまで作者が書いていましたが、その後すぐにサイトごと消滅してしまいました。
あとこの作品とほぼ同じ文章表現の作品に「体験告白、嬲り犯される心」があります。
この作品の方が古いオリジナルで「体験告白、嬲り犯される心」の方がパクリの盗作です。