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倒錯の夏

第12章 三日目・8月8日 子供の願望、女の欲情

 

美津子が、翌朝の食材の一部を補充しに倉庫に入ったのは午後8時過ぎだった。

倉庫は民宿の裏手、1階の風呂の丁度向かいにある。

夕食を終えた宿泊客・・とはいえ子供らしかいないが・・が利用する時間で、壁を隔てて作業する美津子の元に彼らの会話が聞こえてきていた。

サッカー選手やアニメの話、そこにいない子供のドジ話・・・子供らしいあどけない話題は美津子の興味を引くことなく響いてくる。

だが、子供らの会話の中に「奥さん」や「美津子」という単語が混じっているのに気付いたとき、美津子は仕事を中断し、聞き耳をたてた。

変声期の途中で、やや大人びた感じの声は中学生であろう・・・なおきかゆうきのどちらかだ。他の子供の甲高い声に埋もれて、やや聞き取りつらい。

「どう?奥さん」

「いい感じ・・・・・すごい・・・・・って、だけど・・・・・・最後はみんなでキメて、・・・・・・だろ(笑)」

「うお!・・・・菜穂ちゃ・・・濡れちゃって・・・・・・・・(笑)・・・・・すげえの(笑)もう、だめだね・・・・・」

「俺も,やりてぇ~~・・・・」

「・・・・だろ、奥さん・・・・・いろっぺ~・・・・・身体・・・・・・よがらせたら、最高だ・・・・・へ~~~」

内容は明らかだった。

”子供のくせに、まだ中学生のくせに、あんなこと・・・”

自分を汚した相手の手がかりを得ようと、美津子は浴室の壁に耳を近づかせる。薄い壁は子供の声を全て透過させた。

「な、おめ~も奥さん、やりてぇだろ?」

「う~ん、僕、菜穂ねぇちゃんがいいかな・・・」

甲高い声は小学生だろう。

「だめだな。ガキは。俺、絶対奥さんだな」

「見た?あの胸?」

「そう。菜穂よりでかそうだよ。」

「朝飯の時とか、隣で揺れてんじゃん。あれ見てたら、俺、も~ボッキ。押し倒してぇぇ~~!」

「で、胸グワァッシッ、って掴んで、チンポパイズリして~~!」

「わ~、やっぱ変態~~、兄ちゃん」

「うるせ。ガキ」

昨日のことについては子供達は何も話さなかった。

”この子達じゃないのね・・・”

美津子が少し救われた気になったのも束の間だった。

「でも、なおき兄ちゃん、いいよな~~昨日、ヤっちゃったんでしょ?」

美津子は脳裏を走った冷たいものに身体を強張らせた。視界は狭まり、しかし、聴覚だけはやけに敏感だった。

「へっ。やっぱ、思ったとおりだったわ。すげえよ、あの女」

「えっ、えっ、どう?」

周囲の子供らが色めき立ち、全員会話を止めて、中学生の次の声を期待しているのが手に取るように判った。

なおきの、やや落とした声が、明瞭に美津子の鼓膜を刺激した。

「乳は、こんくらい、かな。90以上あった」

美津子は腕組みにギュッ、と力を入れた。腕の中で、異様な敏感さを伴って乳房が押し潰される。

「で、乳首はこんくらい。乳輪は盛り上がってて、ちょい大きめ。・・・・すげぇやらしいぞ」

子供らが固唾を飲む。

「乳首に舌先当てんだろ、そしたらそれだけで、ケイレンしやがんの。すっげぇ声出して。のけぞるから、こう、グッ、て抱き絞めんじゃん、そうすっと声がまたでかくなって」

美津子はまるで中学生に乳首を舐められているかのような感覚に襲われた。腕に押し潰された乳房の中で、2つのやや大きめの突起が自己主張し始めるのを女は意識した。

「・・・その頃にはもう、洪水」

「ち、ちょっと待って。おれ、立ってきた」

「おれも」・・・「おれも」

なおきの笑い声。

「な、話だけですげぇだろ?これが、あの身体ホントに目の前にしたら・・・もう、バクハツもん」

十分だった。美津子は作業もそこそこに自宅に戻った。昨日、自分を犯したのは子供だった。まだ中学生の。

彼の話からすると、子供の目の前で、この上も無く乱れてしまったことは確実だった。彼は、私の身体の隅々まで見て、触って、犯した。

そして、私はそれに答えて誰にも見せられないような姿を20歳も年下の子供に曝け出した。当のなおきは大人の女のみっともない姿を見て笑ったに違いない。

そして、そのことを、さらに幼い子供に話して・・・・

想像するだけで、美津子は消え入りそうだった。ベッドの中で毛布を頭から被り、身体を縮こまらせた。

聞くんじゃなかった。もういい。忘れてしまいたい。

しかし、考えまいとすればするほど、人妻は、子供らに陵辱される、記憶に無い自分の姿を何度も何度も思い描いていた。

・・・・・・さらに、彼女は、十分すぎるほど熱く、溢れ返させていた。

そろそろ、浴室には、誰もいなくなる頃だった。

美津子は、人気の無い浴室への廊下を、音を立てずに、だがやや急ぎ足で歩いていた。浴室には電球の暖かい光が、其処にだけ満ちていた。

美津子が女子風呂の電気を早々に消し、男子風呂に入っていくと、まもなく一部の電気が消えた。浴室内の数本の蛍光灯だけが薄暗く、白い光を放った。

数分後、美津子の完全な裸身が浴室の床にあった。女は片腕で乳房を引き寄せ、押し潰した。そして、もう片方の手は臍から下腹を這い、2本の指が薄い陰毛に分け入った。

「はあっ」

ぴちゃ、くちゃ、という音とともに、押し殺した喘ぎがひんやり静まったタイルに響いた。

 

 

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コメント

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  • コメント (1)

    • 通りすがり
    • 2019年 8月 25日

    これ懐かしいですね。
    もっと続きがあって旦那視点でSEX中の奥さんと対面するシーンまで作者が書いていましたが、その後すぐにサイトごと消滅してしまいました。
    あとこの作品とほぼ同じ文章表現の作品に「体験告白、嬲り犯される心」があります。
    この作品の方が古いオリジナルで「体験告白、嬲り犯される心」の方がパクリの盗作です。

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