蒼きハイエナたちの時代 Ⅳ
―― 蒼きハイエナたちの時代 284 ――
巷で言う「オヤジ狩り」とは、中年の男を若い男たちが襲い、殴る蹴るの暴行を加えた揚げ句、金品を奪うというもの。
一方、「オバサン狩り」とは、中年の女を同様に若い男たちが襲うのだが、目的は金ではなく、性的イタズラである。
そして、オヤジ狩りと比べて、オバサン狩りは公けになりにくいのである――
恐るべしは中学生の性である。
若干中学2年生の宇治ら不良グループ4人は、自宅謹慎中だというのに、不登校の同級生・佐甲の家で佐甲の知り合いの主婦・谷原久美子を、さんざん「性奴隷」にしていた。
しかし、それでも飽きたらず、「獲物」を求めて街へ繰り出した。もちろん、標的は、熟れた年代である。
平日の昼間から私服で街に出ればいやでも目立つ。しかも、徒党を組んでである。
スーパーから出てきた40過ぎの買い物かごを持った女が宇治らを見て、怪訝な顔をした。
宇治が鋭い眼光を光らせると、女は目を逸らし、そそくさと立ち去ろうとした。
宇治が目で合図し、4人は女を追う。女は気づかずに歩いている。
やがて、女が銀行の脇の路地にさしかかった時、宇治が女を路地に引きずり込んだ。
「ヒャッ!」
女は短い悲鳴をあげた。宇治は背後から女の胸をわしづかみにして揉んでいた。
「おばさん、さっき、俺にガンくれた」
そう言いながら、宇治はモミモミする。手の中の乳肉はかなり豊かだった。
「ごめんなさいっ……」
女は脅えきってそう口走った。
「やべーよ、人来るよ」
見張り役の手島が警告した。
「じゃあな、ばいばい」
宇治は自分の母親と同じぐらいの年ごろの女を解放した。女は真っ赤な顔をして小走りに立ち去った。
そうこうしていると、会社の事務員風の、やはり40代半ばといった感じの女が銀行から出てきた。
宇治らは目配せした。電光石火でその女を路地に引きずり込んだ。
「キャァー!」
さっきの女より大きな悲鳴だった。
「うるせー、ババァ!」
荘野が女の頭を小突いた。
女は大事そうに皮のカバンを抱きしめている。肩まである栗毛色の髪がしなやかにカールしていて、顔立ちも整っている。
「騒ぐなよ、金なんかいらねーからさ」
宇治が、ナイフに見立てた家の鍵の先端を女の腰に強く押し当てながら言った。
4人は、路地の脇にあったビルの地下への階段の踊り場に、女を連れ込んだ。
そしてガタガタ震える女のスカートをまくり上げる。
「痛くしないし、すぐ終わるよーん」
竹田がおどけて言う。
「ぜったい、金とらないし」
手島がさも恩着せがましく言う。
―― 蒼きハイエナたちの時代 285~287 ――
吉村玲が通う高校では、創立20周年の記念祭が2日間にわたって開催されていた。
クラスごとに展示、バザー、出店などを出すなか、父兄や近隣の住民も参加して、大いに賑わっていた。
玲の所属する1年5組は、「お化け屋敷」を開いていた。
それは、生徒会書記、クラス委員を務める玲の発案だった。
場所も小体育館のフロアを借り切り、大がかりなセットを作らせては、お化け役も自分から買って出る“自作自演”ぶりだった。
もちろん、誰もが想像もしない不埒な下心があってのことである。
数人のお化け役には、いつの間にか、他のクラスの浅井ら、いつも玲とつるんでいる仲間が加わっていた。
のっけからたくさんの来場者があった。
と言っても、ほとんどが女と相場は決まっているのがお化け屋敷である。
ゾンビやフランケンシュタインのお面をかぶった玲たちは、キャーキャー騒ぐ女生徒たちに抱きつくなどして怖がらせていた。
「なんか、つまんねーな、熟専の俺たちとしては」
「だよな」
お面をずらして浅井と玲は囁き合っていた。
しかし、待望の「獲物」はやって来た。
見るからに近所から来たといった、普段着姿の40代が2人。恐る恐るゲートをくぐり、中に入ってきた。
いきなり、眼球が飛び出したお面の綱島が出ていった。
「キャーッ!」
たじろぐ熟女2人。
すかさず、ゾンビの玲が背後から驚かす。そして、フランケンの浅井が1人を抱え、連れ去る。
「キャーッ! ちょっと!」
しかし、熟女2人は満更でもないふうである。
暗闇というのは人間を大胆にさせる効果を持っている。
玲はトレーナーの女の胸を背後から揉んだ。何ともデカい。揉み応え十分である。
女は訳もなく笑いながら玲の手を振りほどこうとしている。
玲は面白がって女の乳首の部分を両方ともつまんだ。女のカラダが大きくビクッと跳ねる。
さらに乳首をコリコリいじった。
「はぁぁ……」
女は吐息を漏らした。
フランケン浅井は、生首の台の陰に連れ込んだジーパンの女の股間を、つかんで揉んでいた。
「ちょっと、やり過ぎよ、それって……」
女は浅井の手をつかみながらそう言うが、完全に嫌がっているふうでもない。
浅井は割れ目にジーパンとショーツの生地を食い込ませるように、中指を押し込んだ。
「ちょっと、お化けさん……あっ……」
女が固く股を閉じた。
女子生徒の飽きは早かった。お化け屋敷の客は専ら、生徒の母親や近所の主婦ばかりになっていった。
玲はゲートから入ってきた熟女を見て息を飲んだ。
中学の時からの同級生・桃田の母親だったからだ。
桃田の母親・明美は40代半ば。長身で整った顔立ちは女優のようだった。
それでいて気さくな性格で、中学時代、家に遊びに行っては、桃田のいない時でも、楽しく語り合ったこともあった。
しかし、それ以上の進展はなかった。
ただ、脱衣場のカゴの中から、洗濯前のショーツを手に取ったことがあった。
股間部分がシミになって、コワコワになっていた。鼻を近づけると甘酸っぱく切なくなるような匂いがしたのだった。
明美とともに入ってきた小太りのおばさんは、浅井に委ねた。
「頼む! あとで何かおごる!」
「きたねーよ、玲よー」
それにしても、なにゆえに熟女たちは、他愛もないお化け屋敷に入ってくるのだろうか。玲はふと思った。
それまで、入ってきた熟女に対して、軒並み犯罪まがいの猥褻行為を繰り返した。
しかし、表面的には抵抗しながらも、皆一様に玲たちの行為を受け入れ、何ごともなかったかのように出ていくのだった。
ゾンビ玲は、ワンピース姿の可憐な明美に襲いかかった。
「キャーッ!」
驚く明美。しかし、顔は何だか嬉しそうである。
小太りのおばさんは、いかにもやる気のなさそうなフランケン浅井に抱きつかれてキャーキャー喜んでいる。
玲は、明美の腰に抱きつくと、生首の台の陰に連れていった。
玲は暗がりの中、友人の母親の胸を揉んだ。
綺麗な髪の毛に顔をうずめたかったが、お面が邪魔をした。明美は申し訳程度の抵抗をしている。
しかし、いたずらに尻を揺するものだから、玲の股間は擦られて、はちきれんばかりに膨張した。
まさか、このような形で桃田の母親にイタズラができるとは思ってもみなかった。
玲は興奮して、桃田明美のスカートの中に手を潜り込ませると、ショーツの中に手を入れ、閉じられた股間に手を伸ばした。
意外にゴワゴワした陰毛の感触。そして、その奥の柔らかい肉にたどり着いた。
そこをこじ開けると、ヌルッとした感触。しかも熱い。
なんだ、桃田のお母さん、スケベだな、玲はそう思いながら、ゴニョゴニョと指を動かした。
明美は身を固くして、右に左にカラダを動かした。
その時、ゲートの方からガヤガヤと男の声がした。玲は慌てて手を引き抜いた。
桃田明美は放心状態で発泡スチロールの壁に手を付いていた。
「おばさん……僕だよ、吉村……」
玲はゾンビのお面を額の所まで上げて見せた。明美は目を見開いて、こちらを見ていた。
「このことは、お互い内緒だよ」
どうやら他のクラスの男子が冷やかしにやってきたようだった。
玲や浅井は、彼らに強引にタックルをきめた。
ふと見ると、明美と小太りのおばさんはいなくなっていた。
「俺さー、あのおばさんのパンツ下ろして、先っぽまで入れたんだぜ、そしたら、あいつら入ってきた」
休憩スペースで浅井が汗を拭きながら言った。
「お前、すげーよ。早技だな」
玲は唖然とした。
「でも、さっき、玲が相手してた人、すげー良かったな、友達の母ちゃんかよ」
浅井が興味深そうに聞いてきた。
玲はニヤニヤして何も答えなかった。
―― 蒼きハイエナたちの時代 288 ――
開店間際のデパートの8階。
宇治ら4人の中学生は、女子トイレの中で“獲物”を仕留めていた。
その“獲物”は40代後半の制服を着た社員だった。名札には「伊達芳子」と書いてある。
両手を洗面台に付かされた伊達芳子は、スカートをまくり上げられ、剥き出しにされた尻を、少年たちにいじめられていた。
「うわー、すげー、尻の穴がヒクヒクしてるよ」
手島が覗き込むようにしてそう言うと、そこは余計にヒクヒクするのだった。
トイレの入口には、用具入れから持ち出した「トイレ清掃中」の立て札を立てているので、人が入ってくる心配はなかった。
「おばさん、このデパートのどこに勤めてんの」
宇治が聞くと、芳子はか細い声で「宝飾品売場です……」と答えた。
「うわぁ、かっこいいなー」
皆がはやし立てる。
「でも、触ってないのに、なんで、マンコが濡れてるの?」
逆Vの字に開いた芳子の股の間を覗き込みながら、手島が聞いた。
「ねー、おばさん、セックス、だんなさんと毎日するの?」
「きのう、したの?」
「バックとかでするの?」
卑わいな質問が浴びせられる。
芳子が目をつむって口を真一文字に閉じていると、誰かの指が膣の中に突っ込まれて、芳子は思わず、声を漏らした。
「むぅぅぁぁ……」
指は無遠慮に中をかき回す。
「うっ……ふぅぅぅ……」
芳子は必死に声が出そうになるのをこらえる。そこからはクチュクチュと卑わいな音が。
「掃除のおばちゃんが来るかもしれないから、このぐらいにしとこーか」
宇治が号令をかけるや、芳子はやっと解放された。
しばらくして、宝飾品売場の配置場所に戻った芳子は、愕然とした。
遠巻きに自分の方を見ているのは、まぎれもなくさっきの不良少年たちだったからだ。
彼らは、何をするでもなく、制服姿の芳子のカラダを舐め回すように見るのだった。
―― 蒼きハイエナたちの時代 289~291 ――
「お化け屋敷」の中でお化け役の吉村玲や浅井広らは、散々おいしい思いをした。
まさに「入れ食い」状態。入ってくる中年女たちに、ことごとくイタズラした。
ナマ乳を揉み、乳首を舐め、ショーツの中に手を入れて、いじりまくり、指マン、アヌスマッサージ等々、本能の赴くままに楽しんだ。
そして、相手の中年女たちも満更でもないふうで、軒並み陰部を濡らしていたのだった。
お互い欲情しながらも、最終的にセックスに至らないというもどかしさが、かえって、興奮を高めたのだった。
しかし、中には、「お化け」たちの乱行に驚いて逃げ出していく中年女もいた。
しかし、事が事だけに、また、自分たちが若くないということへの引け目からか、公になることはないように見えた。
しかしである。ある被害者が苦情を訴え出たのだった。
玲や浅井が、お化け屋敷の中で待機していると、ツカツカと担任教師の清水登志子が中に入ってきた。
そして、開口一番言った。
「度を超したお化けがいるみたいだけど」
いつもの居丈高な声の調子がセットの中に響いた。
玲、浅井、綱島、溝渕の4人の「お化け」がノロノロと姿を現した。
「と言いますと?」
玲がお面をかぶったまま言った。
「苦情が出てるのよ」
身長が170センチはある登志子が、腕組みしたままで言った。
薄暗いなか、42歳の独身英語教師の、深紅のワンピースが張り付いた豊満なボディラインが、ぼうっと浮かび上がった。
「どんな苦情ですか、先生」
浅井が、やはりお面をかぶったまま聞いた。
「どんな苦情って……とにかく、やりすぎってことよ」
登志子は4人のエネルギーみなぎる教え子たちに囲まれて、否が応でも教師としての威厳を保とうとしていた。
「ヤリスギ? へっ、確かに!」
浅井がそう言うと、他の3人がゲラゲラ笑い始めた。
「いい加減になさい! 吉村君、あなた、吉村君でしょう。クラス委員なんだから、しっかりしなきゃならないでしょうに」
登志子は苛立ちながら言った。
「ここは治外法権ですよ」
吉村玲が言った。
「そうそう、学生の自治」
どこで覚えてきたのか、溝渕も追従した。
「先生も『やりすぎ』な目に遭いたくて、ここにノコノコ入って来たんじゃないの?」
浅井がお面を外しながら言った。
「いい加減にしなさい!」
清水登志子はそう言い放つときびすを返して、ゲートの方へ歩き始めた。
その瞬間、4人のお化けが清水先生に群がっていったのだ。
清水登志子は寄り倒された。
お化け屋敷のゲートには「ただいま、お化けはお休み中」の札が掛けられた。
英語教師・登志子は、まるでジェットコースターに乗っているような目まぐるしい展開で、服をはぎ取られた。
「わぉぉー、むちむちー」
誰かが奇声をあげた。
ニットのワンピースと絹のスリップが脱がされると、ブラと、パンスト、ガードルに包まれた、白人女さながらの迫力ボディーが露わになった。
登志子は声を出すことができなかった。
なぜなら、既に口の中には綱島の“お化け”並みの勃起した肉棒を突っ込まれていたからだ。
レースのついた高級そうなブラジャーがむしり取られる。
ボヨヨン、ボヨヨンと、マスクメロンのような乳房がこぼれ出た。
皆、生唾を飲んだ。大きめの乳輪、乳首はほんのり桜色だ。
「はふっ!」
浅井がかぶりついた。溝渕も負けじと片方に食らいついた。
「うぅぅぐぅぅ……」
登志子は口いっぱいに忌々しい男根を頬張ったまま、喉を反らせた。
「熟れたチチ、うめーよー! はふっ、ペロペロッ、チュパッ……」
浅井がオールドミス教師のド迫力乳房を堪能する。
玲は、登志子の、黒いパンストに包まれたむっちり太めの太ももに顔を挟んで、感慨に耽っていた。
サラサラしたパンストの触感がたまらなく心地よい。しかも、いつかモノにしたいと思っていた担任熟女教師のうまそうな下半身である。
玲は、散々、顔を登志子の太ももに押し付けたり、舐めたり、歯を立てたりして遊んだ。
登志子は、感度抜群の乳房を両方とも舐められて、すっかり降参していた。
そして、口の中の生徒の肉棒を無意識からか、音をたてて舐めていた。
「さすが、元祖帰国子女! 切り替えがはやいよ、先生!」
浅井が嬉しそうに言う。
玲は登志子のパンストをズルズルと引き下ろす。さらに、光沢のある薄紫のガードルも同様に下ろす。
そして現れたのは、派手なレースにかたどられたハイカットのショーツだった。
「せんせいがこんなのはいていいのかよ……」
玲は思わずつぶやいた。
「おいおい、先生、シミになっちゃってるぞ、もう」
浅井が指さした登志子の股間部分の生地は、確かにうっすらと濡れていた。
誰からとなく、その邪魔なショーツをはぎ取った。
「おれ、これゲット!」
溝渕が清水登志子の脱ぎたてショーツを丸めると、自分のズボンのポケットに押し込んだ。
玲は熟女教師の“沸騰”した肉壺をしゃぶった。後から後から湧き出てくる。
その熟女教師・清水登志子は、口に突っ込まれた肉棒を貪りながら、大きな腰をくねらせて感じていた。
「なんか、海外のエッチビデオみたい。清水先生、すげー迫力ある」
「アメリカ仕込みだろ、そりゃ」
浅井らが白人女のような清水登志子の“ゴージャスボディ”をまさぐりながら言う。
夢中で登志子の股を舐めていた玲は、おもむろに起きあがると、ズボンを脱ぎ、トランクスを下ろすと、弾け出た肉棒をつかんで、担任教師の肉壺に推し当てた。
「先生、内緒ですよ」
そう言うなり玲は、腰を一気に沈めた。
「うぐぅぅ……」
気位の高い登志子は浅井の肉棒を頬張らされたまま、大きく胸を突き上げた。
「あったけー」
玲が登志子の太ももをつかんだままつぶやく。
溝渕や綱島が、ピクンと立った登志子の乳首をつまんで弄ぶ。玲はリズミカルに登志子を責めた。
「おいおい、お前たち、何やってんだぁ?」
ついさっき駆逐したはずの他のクラスの連中が5、6人、やってきた。
「まじかよー」「やべーよー」「いいなー」などと口々に言う。
「お前ら、チクるんじゃねーぞ」
浅井が熟女教師・登志子の口に肉棒を突っ込んだまま言った。
そして、一番後ろにいた少年に命じた。
「そこのお前、ゲートんとこで、見張っとけって」
指名された少年は躊躇している。
「大丈夫だよ、ぜったい、やらしてやるからさ」
浅井が言った。
玲の腰使いが激しくなっていく。
そして、肉棒が引き抜かれると、大量の精液が担任教師・清水登志子の腹の上にぶちまけられた。
「次、俺っ」
浅井が続く。
「たまんねーよー、いいモノもってるよ、清水先生ーっ」
浅井はとても高校生とは思えぬ腰つきで20以上も年上の登志子を責めた。
登志子はくわえていた溝渕の肉棒を吐き出すと、あえぎ声を漏らし始めた。
「あぁぁっ、はぁぁぁっ、あぁぁぁっ……」
「やべーよ、先生。外に聞こえちゃうよ」
ギャラリーの少年が心配して声をかける。
浅井もすぐに果てた。
精液は登志子の気品のある顔の鼻から頬にかけてぶっかけられた。
綱島が続く。
お化け屋敷の中は異様な熱気と青臭い匂いが充満していた。
男子生徒たちは、次から次へと、熟女教師に挑んでいく。
そして、浅井が“顔面シャワー”を敢行してからというもの、皆もそれにならった。
結局、清水登志子の顔面は相が分からなくなるほど、教え子たちの精液を浴びせまくられた。
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