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蒼きハイエナたちの時代 Ⅱ

―― 蒼きハイエナたちの時代 88~93 ――

光枝を連れて夫婦の寝室に入ったまま、いつまでたっても降りてこない村島が気になった木山は、二階に上がった。
そして、階段を上りきった所で木山は思わず「アッ!」と声をあげた。
そこには、さっきまで寝ていたはずの光枝の息子が立っていたからだ。
息子のほうも、目を見開いて慌てふためいていた。
一瞬にして木山は優位を嗅ぎ取った。
「何してんすか」
本来、それは相手のセリフだったろうが、木山はおろおろしている息子に詰問するように言った。
息子は脅えている様子で、壁のほうに後ずさりした。
「だいじょうぶっすよ」
木山はわざとらしく笑んで言った。
ふと見ると、夫婦の寝室のドアがかすかに開いている。そして中から光枝のあえぎ声も漏れてきた。
木山はピンときた。
「先輩、見ちゃいました?」
同じ学校に通っているわけでもなかったが、木山は、あえて、1学年上の光枝の息子を「先輩」と呼んだ。
息子は呆然と立ちすくんだまま、その視線は宙をさまよっていた。
「すごいことになっちゃってるっしょ」
木山が真顔で言った。そして、とりあえず、息子のソデをつかんで彼の部屋に引き入れた。

息子はベッドの端に座って、頭を抱えた。
「ショックですか?」
木山が無遠慮に聞く。息子は何も反応しない。
「どこまで見ちゃいました?」
木山は性懲りもなく続ける。
「やめさせましょうか?」
息子はゆっくりと顔を上げると、やっと口を開いた。
「な、なんで……こんなことに……なったの」

木山は光枝の息子の問いは無視して、「北村さん、熟女、好きっしょ」と言った。
北村少年は一瞬、虚を突かれたように肩をピクリと動かし、木山のほうを見た。
「知ってんですよ、全部」
「な、なにを……」
「そこのさ、ベッドの下にさ、たっくさん、熟女モノのエロ本が隠されてるってこと」
北村少年は顔色を失い、視線をそらせた。
「ばればれじゃん、ハハハ」
木山が笑った。
「なんでそんなことを……」
光枝の息子は素直そうだった。顔立ちは父親似なのだろう、細面で、眼鏡をかけ、神経質そうな感じだった。
「さっき、先輩が寝てるときに、見ちゃったんですよー」
「な、なんで、君たちは、そんなことまで……学校の行事かなんかの、打ち合わせで来たんじゃ……」
「そうそう。でも、流れでこんなことになっちゃった」
北村少年は詰まった鼻にティッシュを押し当てると、かんだ。木山が夕方、階下でバッタリ遭遇したときより、快方に向かっている様子だった。
「どうしようというの……母を……」
「母を」と言う北村少年の声が震えた。
「どうしようって、うーん、危害は加えたりしないですよ、僕ら不良じゃないし、だいじょうぶっすよ。ただ、セックスしたいだけ」
「なんで母を……」
北村少年は弱々しく言った。
「いや、俺らも、熟女、好きなんすよ。せんせいって、すっごい魅力的っしょ。息子として、そう思わないっすか」
北村少年のこわばっていた顔は、木山が「熟女が好き」と言った瞬間、かすかに緩んだ。
親近感を抱いたようだった。しかし、木山の質問には答えなかった。
木山はカマをかけた。
「いや、俺も、オフクロとやりたくてしょうがないんすよ、マジで」
その時、北村少年の目が輝いた。

木山は調子に乗って続けた。
「よく、オフクロが風呂とか入った後とか、脱衣場からパンティー持ち出してオナったりするし。しません?」
北村少年はあ然としたままだ。
「みんなしてますよ、そういうこと。だって、身近な熟女って、やっぱ母親だもん。隠さなくったって、先輩」
木山は実際は母親をそういう目で見たことはなかったが、デマカセを並べた。
「ほら、北村さん、お母さんでオナったこと、あるんしょ」。木山が少しの凄みを聞かせて言った。
北村少年は気圧されたように、かすかに頷いた。
「全部、吐き出しちゃいな、楽になりますよ」
木山が挑発する。
「実は……僕も、下着でしたこと、ある……」
北村少年はうつむいたままボソボソと言った。
木山はわざと平静を装って、「だって、当然じゃん、そんなの、熟女好きなら、けっこうしてるもん」とデタラメを言った。
「で、どんな風にするの?」
畳みかけるように聞いた。
「におい、かいだり……いろいろ……」
「チンポに巻き付けてそこに出したりとかは?」
「う、うん……したことある……」
北村少年は、既に母親の教え子に対して心を開いていた。
そして、むしろ積極的にいろいろなことを告白していった。
異性とつき合ったことがなく、童貞であること。
母親・光枝に欲情し始めたのは、中学生の時分、脱衣場で母親と鉢合わせになり、その全裸を見てしまってからということ。
それ以降、何回か、両親のセックスの声を聞いたことがあり、ますます母親への欲望が募っていったということ。
これまで、実際に犯してしまおうと思い詰めたことは数え切れないということ、などである。

木山は喜色満面で言った。
「チャンスっすよ、今が」
息子は小さく頷いた。
「さっき、ドアの隙間から、見たんでしょう」
木山が聞くと、息子は再び頷いた。
「どんなことしてました?」
木山はその場にしゃがんで、ベッドに腰掛けた北村少年の顔を覗き込むように言った。
「きみの……友達が、オフクロの……尻を……抱えて……ついてた……」
弱々しくも、悔しさをにじませた声色で息子は答えた。

彼らは、コンビニの前の地べたに座ったまま、微にいり細をうがち、熟女教師との秘密を打ち明けてくれた。
私は、時に興奮しながら、時に誇張ではないかと思ったりもしながら、彼らの話に耳を傾けた。
それにしても、恐るべし、今時の高校生――これが私の素直な実感だった。
「実はさ、今、北村さんが、こっちに向かってんの」
当たり前のように、ポケットから取り出したタバコをくわえ、火をつけながら木山が言った。
「北村さん……っていうと、息子さん?」
私が聞き返すと、村島が頷いた。
果たして、その少年がやってきたのだ。
自転車に乗ってきたその彼は、やせ形、細面で、ボストンタイプの眼鏡をかけた、いかにも今時の高校生といったタイプだった。
「この人さ、俺達の話、聞きたいって来たんだ。北村さんも、話してやってよ。ウソだと思われるとシャクだからさ」
木山がタバコをふかしながら言った。
その北村少年――名は雅和といった――は恥ずかしそうな表情を浮かべたが、妙に目が冷めきっていた。
私は思わず、「ほんとに……そうなの? いわゆる……近親……」と言いかけると、雅和は、コクンと頷いた。
私が追い打ちをかけるように、「ほんとに……お母さんと……してるの?」と聞くと、再び頷いた。
「北村さん、どうぞ」
木山が、雅和に手を差し出して、話してくれと促した。
雅和は軽く頷くと、とつとつと話し始めた。
私は、彼ら同様、地べたに尻をつけて、いよいよ興奮しながら、話に聞き入るのだった。

雅和は、木山に手をつかまれて、両親の寝室のそばまで連れていかれた。
そして、静かに開けられたドアの隙間から部屋の中を覗くように差し向けられた。
母親の上に自分と同じ年頃の少年が重なって、夢中で腰を動かしている。
位置的に、その挿入部分が丸見えとなった。少年の尻が小気味よく弛緩しては引き締まり、陰嚢がリズミカルに揺れる。
そして、肉棒が勢いよく、母親の中に出たり入ったりしているのである。
雅和は、気が狂いそうになるくらいに腹立たしさを覚えた。
しかし、それ以上に、“母親とセックスしたい”という、日ごろから抱いていた願望が、今、噴き出していたのである。
ドアの隙間から目を離すと、木山が、「北村さんも、やりたいっしょ」と聞いてきた。
雅和はためらうことなく、頷いた。
「いい考えがありますよ」
木山が意味ありげな笑いを浮かべた。

事を終えて、ようやく部屋から出てきた村島は、そこで見知らぬ少年と鉢合わせになりたじろいだ。
木山が、口に指を当て、「しっ! この人は、北村先生の息子さん。起きちゃったんだよ、お前が激しいから」と楽しそうに言った。
「詳しいことは後からだ」
入り変わり、木山が寝室に入った。
全裸の光枝はぐったりとベッドの上に横たわっていた。
「せんせぇ、だいじょうぶ?」
木山は光枝の腰の辺りを揺すった。
「もう、日付が変わっちゃったし、そろそろ寝かしたげる。でも、その前に、もうちょっとだけつき合って」
光枝は枕に顔を押しつけたまま、身動きもしない。
木山は光枝の背後に回り、おもむろに光枝の股間に手を伸ばした。
「こんなに出されちゃって……あいつ、量多いなぁ」
木山は光枝の膣に出しっぱなしにされていた村島の精液を指でぬぐうと、ティッシュペーパーで自分の指と、光枝の膣を拭いた。
それから、部屋の中を見回していた木山は、一枚のスカーフを見つけると手に取った。
そして、それを使って光枝に目隠しを施したのだ。一瞬、何ごとかと反応した光枝だったが、もはや、抵抗することはなかった。
「オレ、こういうことしてみたかったんだ」
木山は光枝の頭の後ろでスカーフをきつめに縛りながら言った。

雅和がドアの隙間から覗いていると、階下から人が上がってきた。
村島、そして、下野、谷原の3人だった。
下野と谷原は村島と目線を交わしながら、目を丸くしていた。しかし、彼ら以上に驚いていたのは雅和のほうである。
学校行事の打ち合わせに来ていたと思っていた彼らが、自分の母親と淫らな秘め事に耽っていたというのだから。
しかし、病み上がりの雅和の思考は鈍っていた。ただ目の前にある刺激的な状況に、体が本能的に反応するばかりだった。
指揮官・木山が手招きするままに、3人は寝室に入っていった。
卒倒しそうなほどの興奮を覚えていた雅和は、ドアのノブにしがみついたまま、成り行きを見つめた。
目の前の目隠しをされた裸の女は、母であって母ではなかった。今は、彼らと自分の慰みものに過ぎなかった。

シーツがクシャクシャになったベッドの上で、木山に背後から乳房を揉まれる母。
垂れかかっているが、何と大きな乳房なんだ。大きめの乳輪、乳首とも申し分ない。自分があの乳首を吸って成長したのだと思うと、妙な虚無感に襲われた。
「ハァ……」
母は喉を反らせて吐息を漏らし始めた。ただちに飛んでいって4人を追い払いたい衝動を押しとどめていたのは、母への欲望に過ぎなかった。
母は、万歳の格好で腕を持ち上げられ、綺麗に剃られた脇の下を両側から舐められ始める。
「アァァァッ……」。喉の奥から絞り出すようにあえぐ母。
木山はこちらを見てニヤリと笑いながら、母の勃起した大きな乳首をつまんでコリコリともてあそぶ。
息子に見られていることを知らぬ母は、体をピクピク動かしながら感じた。
木山が、「こういうの見ながらシコシコすると気持ちいいんだよなー」と言うや、雅和に目配せした。
雅和は何かに憑かれたかのように寝室の中に入り、勃起したイチモツをつかみだした。
「でっけえー……」
木山は思わず驚嘆の声をあげた。
雅和の肉棒は、谷原のモノに勝るとも劣らぬ巨根だったのだ。

 

 

―― 蒼きハイエナたちの時代 94~98 ――

雅和は、今すぐ母に挑みかかりたい衝動に駆られた。
しかし、この、自分と同じ年頃の少年達になぶられる少年たち、というシチュエーションも、数限りなく妄想してきたものだった。
雅和は、言い様のない高揚感を覚えながら、いきり立ったチンポを握り、しごき続けた。
少年達への怒りは自然と収まっていた。単なるギャラリーとしての余裕さえ生まれていた。

興奮していたのは木山らも同じだった。彼らは、これ見よがしに光枝のカラダをもてあそんだ。
両側からわざと音をたてて、乳房を舐めた。乳首を舌でヘロヘロといじめた。
脚をM字に開かせ、濡れてワカメ状に張り付いた陰毛をかき分けると、肉ビラを指で開いて見せた。
息子は、まるでストリップのかぶりつきのようにベッドの縁に顔を乗せ、母の剥き出しのオマンコに熱い視線を注いだ。
初めて直に見るオマンコだった。それが、よりによって、実の母親のオマンコだったとは……。
教え子たちのチンポを何本も、何回も、何十回も、何百回もぶち込まれてきたのだろう、すっかり、疲弊して、泣いているようだった。
それをなおも、こじ開けられ、くじり回され、ほじり回され、敏感な蕾の部分をいじり回されているのだ。
「アァァッ……アァァッ……」
そして母は、信じられないことに、自分からむっちりした腰をくねらせてよがっているのだ。
下野が根元まで入れていた2本の指を抜いて見せた。たっぷりと濡れて光っているではないか。
そして、下野は、それを雅和の鼻先まで近づけた。
その、形容しがたい、淫らな匂いを嗅いだ雅和は、めまいを覚えた。

光枝はすっかり剥き出しの女に成り果てていた。
疲れを知らない誰かのカチンカチンのチンポを頬張らされて、敏感過ぎる乳首を舌で転がされて、ついに、命じられたわけでもないのに、自ら陰部をくじっていたのだ。
「せんせぇ、もっと、あそこ、よく見えるようにいじって、もっと」
そんな声がするままに、光枝は大胆に、肉壺をいじり回した。
息がかかるくらいのところまで顔を近づけて凝視しているのが、自分の息子だとも知らず……。

雅和は狂喜した。
母のしなやかな指先が、いやらしく濡れそぼった肉の花びらをグチャグチャにかき回している。
しかも、むっちりした腰を、円を描くように悩ましく動かしながら。
何ということだ。夢のようだ。
母のものと思われる淫らな匂いに混じって、青臭い精液の匂いもした。
しかし気にならなかった。
雅和は、母・光枝のオマンコにかぶりついた。
「アァァッ……」
光枝は愉悦の声をあげた。相手が息子であるなどとはつゆとも知らずに。
雅和は夢中で舐めた。貪るように舌を暴れさせた。夢にまで見た母のオマンコの味。何と美味なのか。
光枝はクンニされながら、なおも貪欲に自らクリトリスをいじった。そして、腰を息子の顔に打ち付けた。何度も何度も。
光枝にチンポをくわえさせていた木山も、壮絶なその光景に目を奪われていた。
他の3人も、呆気にとられて、近親相姦の事実を凝視していた。

雅和は更に、光枝をうつぶせにさせると、むっちりした母の尻肉を押し広げ、肛門を舐め始めた。
「アァァァァァッ……」
光枝は、息子に腰を固定されていながらも、その腰を淫らにベッドに押しつけた。

木山、村島、下野、谷原は目の前の光景に圧倒され、呆然としていた。
母親の豊かな尻肉に顔をうずめ、アナルを夢中で舐める雅和。
相手が息子だとは知らずに、更に快感を貪ろうと、尻をくねっている熟女高校教師。

もう限界だとばかりに雅和は立ち上がり、勃起しきった巨根をつかんで、木山のほうをすがるような目で見た。
木山は頷いた。
そして、うつぶせになっている光枝の大きな尻を引き上げると、雅和に寄り添って、その腰を光枝の尻にくっつけようとした。
雅和はとっさに腰を離し、一歳下の木山の耳元でヒソヒソと囁いた。
「このままでいいの?生で」
木山は「安全日みたいだから、いいっすよ」と同様に小声で返した。
童貞の雅和はデカチンをつかむと、積極的に先を母親の肉壺にあてがった。
いよいよだ。他の4人は息を飲んだ。
そして、当の雅和も自分のチンポにますます血液が送り込まれていくのを実感した。
ドロドロに湯だった肉壺に亀頭を押しつけているうちに、ヌルッと飲み込まれた。
雅和の大きく張り出した亀頭は、母・光枝の中にカッポリと入ってしまった。
ついに、夢にまで見た近親相姦が成就したのだ。
怒濤のような欲望のままに、雅和は腰を突き込んだ。
「ハァァァァン……」
母・光枝の豊かな尻肉がこわばり、膣が息子の鉄のような肉棒を締め上げた。
お母さん……。
その言葉が雅和の喉まで出かかって、すんでのところで飲み込まれた。
何と温かく、柔らかく、いやらしい、肉の穴なんだ……。雅和は、母の柔らかい尻をつかんで、ユッサユッサと突いた。
「アァァァァッ!」
光枝は息子のチンポをハメられてよがった。

ただちに波が雅和を襲った。
直接的な快感もさることながら、目の前の、突き出された母の尻をつかんで後ろから犯している
という事実が、ふだんは何かにつけて我慢強いほうの雅和を、骨抜きにした。
母・光枝のがっしりした腰骨をつかむと、雅和は、一心不乱に突きまくった。
「アン、アン、アン、アン、アン……」
母は艶っぽい声でよがった。
それきた! 
雅和は上体を激しく反らせた。その瞬間、ドクッドクドクッ……と、禁断の精液は、母の子宮めがけて噴き出したのだった。
名残惜しく腰を母の尻に押しつけている息子。母は母で、その動きに応じて、むっちりした尻をうごめかせている。
何と、背徳的な、異様な光景であろうか。
他の4人は、ベッドを囲んで、まじまじとその淫乱劇に見入っていた。

事が済んだ雅和は、自分の部屋に帰された。
興奮した4人は、その後、光枝の目隠しを取ると、次々と犯した。
肉壺から息子の精液と、教え子4人の精液をあふれ出させる光枝が完全に解放された時、既に午前2時をまわっていた。

文字通り、精も根も尽き果たした木山らは、北村家を後にした。

彼らが帰った後、布団をかぶって眠ろうと努めた雅和だったが、心が高ぶって、それはなかなか叶わなかった。
明け方、数十分ほど眠っただろうか。しかし、夢を見た。母・光枝が、学校で教え子達によってたかってなぶりものにされている光景だった。
起き抜けに、両親の寝室のドアを開けてみた。いつもとは違う、残り香がした。彼らの匂いだった。
そして、一枚のスカーフが床に落ちているのを見たときに、雅和は、言い様のない脱力感を覚えた。それは、わずか数時間前、母の目隠しに使われたものだった。
母は教え子達に犯されたのだ。そして、母は自分と結ばれてしまったのだ。
母は、本当に自分とそうなってしまったことを知らないのだろうか。
雅和はおぼつかない足取りで階下へ降りた。

いつもと変わらぬ光景がそこにあった。
台所で朝食の用意をしている母。
息子の存在に気づくと、ちらと一瞥し、何ごともなかったかのように、「おはよう」と声をかけてきた。
雅和は母の顔を直視するのがつらく、思わず目をそらした。
「きょうは、学校、いける?」
母は、流しに向かったまま言った。
「ああ、だいじょうぶだよ」
雅和は、平静を装いながら、やはり何ごともなかったかのように、爽やかに言った。
台所にはまぶしい陽光が射し込んでいた。
雅和は、数時間前の悪夢を忘れてしまいたいと思った。

 

 

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  • コメント (1)

    • 匿名
    • 2015年 10月 01日

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