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蒼きハイエナたちの時代 I

―― 蒼きハイエナたちの時代 12~16 ――

それからしばらくたったある日、いつものように4人が木山の家に集まっていた時、北村光枝の話題になった。
「こないださぁ、ムラッチが、国語の北村、いいって言ってたからさ、あれ以来、俺、北村でカきっぱなしだよ」
木山が何のてらいもなく言った。「ムラッチ」とは村島のあだ名だ。
村島は、よくぞ言ってくれたとばかりに嬉しくなった。
「俺もそう。いいよなぁ、北村」
さすがに、夜の校舎に忍び込んで、光枝のパンストにイタズラして、しかもパンストとワンピース1点、生理用ナプキンを拝借してきたことは、口が裂けても言えなかったが。
谷原も少しおずおずしながら言った。
「いいよね」
「熟女」の話題ではいつもカヤの外の下野も、「木山が言うから見てみたけどさ、乳デカいよな」といつになく話に乗ってきた。
「よく見ればいいかも」
「やりてぇよ」
トドのような腹をさすりながら木山が言った。
「俺もやりてぇ」
村島も同調した。
「やっちゃおうか?」
少しの間を置いて木山が言った。真顔である。
「えっ!?」
皆が顔を見合わせた。
「やっちゃうって、お前、それ、退学だぜ、バレるとさ」
下野が泡を食ったような顔で言った。
「うまくやりゃいいんだよ」
木山が言い返した。
「でもヤベーよ」
下野がオロオロしながら言った。
「いい方法があるんだよ」
木山が意味深な笑いを浮かべると、「実はな……」と切り出した。

次の日、4人とも朝から緊張していた。
他の友達から話しかけられても、心ここにあらず。
昼の弁当も食べた心地がしなかった。
なぜなら、「決行」の日と示し合わせていたからだ。
本当に成功するだろうか、もし失敗したら大変なことになるという不安と、うまくいったらどんなことをしてやろうかという期待が入り交じった複雑な気持ちを、それぞれ抱いていた。

放課後になった。躊躇している場合ではない。
決行責任者の木山を中心に、4人は、第2校舎1階の駐車場に面した視聴覚教室に身を潜めた。
「まじで大丈夫かな」
最近になって熟女の魅力に目覚めてきたばかりの下野が不安げに言った。
「ここにきてもう引き下がれるわけないじゃん」
太った木山は泰然自若としていた。
「失敗しても謝ればなんとかなるよ」
村島は、“共犯”がいることで気持ちが大きくなっていた。
見張り役の谷原は、教室から廊下のほうをしきりにうかがっていた。
車で通勤している北村光枝は、職員室から駐車場に行く場合、どうしてもこの教室の前を通ることになる。
更に、この教室の周りは、駐車場やゴミ焼却場、庭園に面していて、人通りが少なかったことも、彼らにとって有利だった。

彼らのやろうとしていたこととは……。

「高かったよ、これ。割り勘だかんな」
木山はドリンク剤のビンを振ってみせた。中には液体が3分の1ほど入っていた。
「でも、クロロホルムって、定番だよな」
下野がかすかに声を震わせながら言った。
「でもよく買えたな」
村島が感情を押し殺したように言った。
「ああ。ネットだと何でも買えるよ。青酸カリだって買えちゃうんだって」と木山。
「それ、まじでやばいって」と下野。
「これだって十分やばいって」
木山がビンを振って笑った。

どのくらいたっただろうか。
それまで入り込んでいた西日が消え、教室の中は薄暗くなっていた。
校庭のほうから聞こえていた、野球部のノックの音や、かけ声もなくなっていた。
「ほんとに来るのかな」
村島があくびをかみ殺しながら言った。
「だって、ここしか通らないだろ」という木山の確信も少しぐらつき始めていた。
「もう、やめねぇ?」
下野がビクビクした感じで言った。
「だったらおまえだけ帰れよ」
木山に言われて、下野は「やだ」と笑った。

「来たぞ!」
その時、見張り役の谷原が小さく叫んだ。
他の3人も緊張した。
そして、身をかがめながら教室の入り口に向かった。

息をひそめていると、カツカツカツ、という靴音が廊下に響いてきた。
おばさん教師・北村光枝がついに来たのだ。
皆、自分たちも昏睡しないよう、厚手のマスクをつけると、心臓を高鳴らせながら、耳をすませていた。
靴音が最も大きくなった瞬間、おもむろに、木山が立ち上がり、クロロホルムをしみ込ませたばかりのハンカチをポケットに入れると、廊下に出ていった。
教室から急に人が出てきて、目の前の光枝は驚いていた。
木山はただちにきびすを返し、廊下に人気がないことを確認すると、光枝を背後から捕まえ、クロロホルムハンカチを光枝の鼻と口の部分に押し当てた。「きゃっ」
光枝はたじろいだが、すぐに崩れ落ちた。
木山は、光枝のカラダを抱きとめ、そのまま教室の中に引きずり込んだ。
一瞬のできごとだった。

思ったより人間の体は重く、4人で何とか抱え込み、床の上に横たえた。皆、汗だくだった。
教室の前後の出入り口の内鍵を締めると、皆、その場に座り込んだ。
「意外にラクだったじゃん」
下野がうれしそうに言った。
「ラクじゃねぇよ、バカ」
木山が笑いながら返した。
「とうとうやっちゃったな」
村島が青ざめた顔で言った。
「死んでないだろうね」
おとなしい谷原は、あおむけになった北村光枝の顔の上で、軽く手拍子した。
「バカ、起きるよ」
下野があわてた。
「その程度で起きるなら、失敗だよ」
木山がマスクを取りながら言った。
「起きたら起きただよ。こうなったらこっちのもんじゃん」
「すげえ、俺、チンポ立ってきた」
下野が臆面もなく言った。
「俺もだよ」
村島もつられて言った。

木山は持ってきたデジカメを取り出すと、ぐったりした北村光枝を撮り始めた。
モスグリーンのスーツをまとった、むっちり熟れて豊満なおばさん教師・光枝のカラダがファインダーいっぱいに収まった。
「おぉぅ、たまんねー」
木山は、うめくように言いながら、撮り続けた。しっかり股間を膨らませながら。
他の3人も光枝の周りに集まり、しげしげと眺め始めた。

木山は生唾を飲んだ。
ファインダーの中のおばさん教師・北村光枝のカラダ。
仰向けになっているのに、胸はこんもりと盛り上がっている。
腰の部分は格好良くくびれてはいない。おばさんらしく肉がついている。
そして、大きな腰。
スカートの生地がぺったりと下半身に張り付いていて、太ももと股間の形を浮き彫りにさせている。
更に、黒いパンストに包まれた太めでむっちりしたふくらはぎ。肉感的だ。
太いといっても、足首はキュッと締まっている。もちろん痩せてはいない。しかし、デブではなく、上品に太っているという表現か。
木山は勃起した股間を隠そうともせず、光枝のカラダを撮影していった。
最初は、デジカメに撮られまいと、少し距離を置いて光枝のカラダを視姦していた他の3人も、次第に、間近に寄ってきていた。

教室の中はかなり薄暗くなっていた。皆で窓に暗幕を引き、蛍光灯をつけた。
光枝の顔は急にその光に照らされたが、全く反応はなかった。
「とりあえずこれはいいよ」。木山はデジカメを床に置くと、光枝の顔のところに中腰で座った。
そして床に手をついて、何を思ったか、顔を光枝の顔に近づけた。
「あぁ、なんか、化粧品のいい匂いがする」
村島も同じように光枝の首筋に鼻を近づけ、匂いを嗅いだ。
「懐かしい参観日の時の匂いだな」
当時16歳の少年達は、自分の母親かそれ以上の年齢の熟女教師の無防備な姿態を前に、極度に興奮していた。
カツカツカツ……。その時、廊下に足音が響いてきた。4人は息を潜めた。
しばらくして、教室のすぐそばの出入り口の戸の鍵が締められる音がした。
そして、その足音は去っていった。
もはや、憂うことはない。4人は顔を見合わせて、ニヤリとほくそ笑んだ。

 

―― 蒼きハイエナたちの時代 17~20 ――

あまりに事がうまく運びすぎて、皆、これは夢ではないかと思った。
しかし、あれほど妄想し、汚しまくってきたおばさん教師・北村光枝の熟れきった肉体が、目の前に転がされているというのは紛れもない事実だった。
最もやる気まんまんだった木山だが、さすがは「決行責任者」である。驚くほど、沈着、冷静だった。
皆、一様に童貞で、“熟女初心者”のくせに下野などは、「早くやっちゃおうよ」と気をはやらせていたが、木山は「じっくり、プロセスを楽しむんだ」と制した。
村島も木山の意見に賛成だった。北村光枝のカラダのありとあらゆる部分を堪能したいという、どろどろした欲求が体の毛穴から噴き出そうなくらいに興奮していた。
しかし、それ以上に、“現場責任者”木山の鬼気迫る表情には圧倒された。
同じ16歳とは思えない落ち着きと、好色そうな雰囲気をたたえていた。

おもむろに木山は、光枝の上体を起こした。
そして背後に座って抱きとめると、光枝の両方の胸に手をかぶせ、揉み始めた。
空気が緊張した。残りの3人の視線が、揉まれている、憧れの熟女教師の胸に熱く注がれた。
「すっげぇ……」
下野がうめいた。村島は先んじられた悔しさで言葉が出なかった。
谷原はズボンに手を入れて、勃起したチンポの位置を直している。
「でっけえよ……」
木山は紅潮した顔で、うわごとのようにつぶやいた。
服の上からでも、その肉感と重量感はありありと堪能できた。なんて重い乳なんだ。
更に、化粧品の濃厚な匂いが木山の欲望に油を注いだ。
初めは恐る恐る揉んでいたが、次第に大胆になっていった。
十指に力を込めて強めに揉んだり、タプタプ揺らしたり。そして、乳首の部分と思われるところを人差し指と親指でつまむと、揉み回した。
光枝の昏睡状態に変化はなかった。
しかし、確実に乳房が固くしこっていき、乳首が大きく固くなっていることが分かった。
木山は勃起した股間を光枝の腰骨のあたりに押しつけながら、なおも、胸を揉んだ。

「あぁぁ、たまんねー」
木山はうめくと、ぎこちない手つきでおばさん教師・北村光枝のスーツのボタンを外していった。更にブラウスのボタンも……。
更に、木綿の肌着を一気にたくし上げた。残りの3人は瞠目して、光枝の胸を見た。
ベージュのブラジャーに包まれた大きな乳。
やはり乳房も白く、木山に揉まれ続けたせいか、ほんのりピンク色に上気していた。少しくたびれている感があったが、それが熟女好きの高校生たちの琴線を刺激した。
「おっきいよ……」
「熟れきってんな」
「尻みたい……」
皆、思い思いにつぶやいた。
木山はすかさず光枝の背中に手を回し、ブラジャーのホックを悪戦苦闘しながら外した。
はらり……とブラジャーが外れ落ちた。
「おぉぉぉっ……」
皆がうめき声をあげた。
憧れの熟女教師の夢にまで見たデカパイが、今まさに、目の前に現れたからである。
想像はしたが、これほどまでに、熟れた美味しそうな乳房だったとは……。
熟れきった果実が収穫を心待ちにするかのように、たわわに実り下がっているようだった。
乳首は巨大な干しぶどうのように屹立しており、大きな乳輪にはつぶつぶが浮き出ている。
ともにうす茶色。若い女ではありえない、扇情的な、いやらしい乳だった。
顔や振る舞いは教師然としていても、乳房はこんなにいやらしい。どんなセックスをしてきたのだろうと、村島は妄想した。
木山は早速、憧れのおばさん教師の生乳房を楽しみ始めた。吸いつきそうなきめ細かな肌。
つきたての餅のような柔らかな弾力。その中央で、固く緊張した乳首が、存在感を示している。
AVなどで疑似体験を重ねてきた木山は、3人の目を意識して、光枝の乳房をもてあそんだ。
両方の乳房をくっつけたり離したり。タプタプ揺らしたり強く揉み締めたり。
更に、勃起した乳首をつまんで、引っ張ったり指先でクリクリしたり乳輪に押し込んでグリグリしたり。

3人は、自分の子供より若いであろう木山に自由にもてあそばれる北村光枝を呆然と眺めながらも、いよいよ興奮の度を増していった。

目を血走らせた木山は、おばさん先生・北村光枝の上体を横たえた。
たわわで重量感のある乳房は体を起こしたときのような形を保つことはできず、左右両側に垂れ落ちるような形になった。
そして、それぞれの乳房の真ん中で、大きな乳輪が引き締まり、大きな乳首が勃起している。全くいやらしい熟女の乳房だった。
木山は冷たい床に腹這いになると、光枝の右側の乳房を手いっぱいでつかみ、吸いついた。
木山の品の悪そうな口に、光枝の乳肉がチュウッと吸い込まれた。
3人とも、鼻息を荒くしながら、その刺激的過ぎる光景を見つめていた。
16歳の木山は、夢中で30歳以上も年上の熟女教諭・光枝の大きな乳房を味わった。
チュパッ、チョプッという淫らな音をたてながら、久々のご馳走にありついた飢えた者のように光枝の乳房を吸い、舐めた。
やがて、何かに取り憑かれたように下野が進み出て、あれよあれよという間に、左側の乳房に食らいついた。
「あぁぁ、たまんねぇ」
こちらも飢えた獣のごとく、ハァフゥと息を荒立てながら、哀れなおばさん先生の乳を舐めた。
木山は上目づかいで新参者の様子をうかがいながら、負けじと舌使いに念を入れた。
おばさん先生の勃起した、うす茶色の大きな乳首は、それぞれ、ベロベロと舐め転がされ、カミカミと甘噛みされ、レロッレロッと弾かれ、グニグニと乳輪に埋め込まれた。

下野に機先を制された村島は、トランクスに手を突っ込み、痛いぐらいに勃起したチンポの先を揉みながら、2人に乳を舐められる北村光枝を視姦していた。
とめどなくカウパー腺液があふれていて、指の滑りはこの上なく、いつでも射精しそうだった。
それにしても、まるで、2人の姿は死体に群がるハイエナ同然だった。
意識を失って完全に無抵抗の光枝は、まるでただの肉塊だったし、それをいいことにしたい放題の限りを尽くす木山と下野は、単なる畜生に過ぎなかった。
そして村島は、自分も畜生になろうと思った。

光枝は、両方の乳房を舐められ、乳首まで勃起させているというのに、意識を回復しそうな様子もない。
クロロホルムの威力は大したものだった。

村島は意を決して、光枝の投げ出された足下のところにひざまづいた。そして、サンダルを履いたままの黒いパンストに包まれた足に手を触れた。
あぁぁ、憧れの熟女教師・北村光枝に直に触れられた……。
そう意識した瞬間、鼓動が、他の3人に聞こえてしまうのではないかと思うぐらいに高鳴った。
あの夜、学校に侵入して、盗んだ光枝のパンスト。しかし、今や、そんなものは無価値とさえ思えた。
なぜなら、その光枝の肉体そのものを前にして、自由にできる権利を手にしていたからである。
村島は震える手をもう片方の手で支えながら、光枝のサンダルの留め金を外し、脱がせた。
そして、そっと、鼻先を光枝のつま先に近づけた。
あぁ……。村島は鼻孔に広がる香りに自分を失いそうになった。
化粧品の匂いでも柔らかな女の匂いでもない。紛れもない足の匂いだった。しかしそれは悪臭ではない。
北村光枝という聖職者も、ただの人間であるということを確認させてくれる、村島にとって甘美な香りだった。
もっと、先生についての知らない部分を知りたい! 村島の中で何かが弾けた。
パンストに包まれたむっちりと肉づきのよいふくらはぎをさする。
勃起したチンポがトランクスの中で、ピクピク動く。おそらくトランクスを相当汚していることだろう。
そして、スカートの中、温かい内ももに手を這わせる。たっぷりした太ももだ。
もうこうなったら……。突き進むのみだった。
村島は、おばさん教師・光枝の両足首をそれぞれつかむと、一気に脚をくの字に折り、大きく左右に開かせた。

 

 

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