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主婦売春が日常の町

家族の夕餉にスマホの着信音が響く。
発信者を見るなり煮魚を掴んだ箸を置いて、洋子はいそいそと支度を始めたのであった。

「あなた、私の分だけ取ってあとは片付けお願いね」
「お客さん?」
「ええ、ちょっと遅くなるから子供たち寝かしつけておいてくれるかしら」

ほとんど普段着のような恰好へ着替えるが、胸元の大きく開いたワンピースは商売用のそれだ。
出産を経験してから洋子の乳房はDからFカップにまで成長している。その巨乳を強調するとお客さんはやっぱり喜んでくれるのだ。
せわしなく口紅を引くと旦那に軽くキスをする。まだ食事中の旦那に紅が移らない程度に、だ。

「じゃあ、行ってきます」

十数分後、その唇が客のペニスに吸い付いてしごいていることを、旦那も知っている。
昔から、海辺のこの街では主婦売春が当たり前のように行われているのだ。

「この街は初めて?市内観光とか、もうしたかしら?」

結婚指輪を嵌めたままの指で客のペニスを擦り上げながら、洋子は平気でしゃべる。
透明な先走り汁と、先程垂らした洋子の唾液で、指輪はラブホテルの薄闇の中でテカテカと光っている。

「あの通りに大きな水族館があるの。日本でも有数の規模って言われてて、興味が無くても意外と満足できるのよ」

亀頭の先端にちゅっ、と口付けをした。
口紅をつけないよう旦那にしたような、軽いキスだ。

「もしお客さんが私のこと気に入ってくれたら、明日、一緒に観光デートしない?
 地元の人しか知らないような色々な場所をガイドしてあげる。もちろん私の身体は貸切。何発でも出して構わないわ」

客の腰へ跨ると、じらすようにペニスを膣の入り口へ擦り付ける。
粘膜と粘膜が触れ合って糸を引き、挿入寸前まで腰を沈めて洋子は言った。

「まずはお試し。私の具合、確かめてみてね」

洋子は大きな胸をたぷんぷたんと揺らし、腰を振ってペニスをしごき、精液を中で受け止めた。
だが、そこまでしても結局のところデートはナシという話になったのだから、これには洋子もガッカリである。

 

「…ただいま」
「ああ、おかえり」
「ねぇ、あなた。私のアソコってそんなに緩くなってる?」
「どうしたのさ」
「一発出すまでに今までの2倍の時間がかかった上に、追加のデートも無し。やっぱ3人産むとダメなのかしら?それとも年齢のせい?」
「…それは、その、今日の客が遅漏だっただけかもしれないし」
「この前あなたの叔父にも言われたわ。ガバガバになってるって」
「叔父さんは、えっと、僕に似て小さいからそう感じるだけだよ。それにだね、口も、悪い」
「以前はみんな名器だって褒めてくれたのに」
「まだ26だろう?そんな嘆くような年じゃないさ」

はぁ、と洋子はため息をついた。
やはり、この先も売り続けるには口と手をもっと上達させるしかないのか、と。
子供用布団がいくつも並べられている横で寝ころぶ旦那の横で着替えていると、先程中に出された精子が漏れてきた。

「あなた、ティッシュ」
「僕が拭いてあげるよ。…こりゃまた濃いなぁ」

ティッシュの上のぷるぷるとした精液を旦那はまじまじと見た。
そしておやすみのキスを交わして夫婦は眠りに就く。これが日常であった。

 

夏海のスマホにも着信音が響く。
せっかく今日は旦那と二人きりの休日だというのに、タイミングが良くない。
しかも、真昼間から裸体を重ね合ってセックスをしていたというのに。夏海は旦那のペニスをちゅぽんと抜き取った。

「おいおい断れよ」
「うーん、地元の人ならそうするけど、観光客だから行ってくる」

この地域に根付く売春コミュニティは、子供を持った家庭の相互扶助という形で行われているため、金が必要な若い夫婦から優先的に客が割り振られる。
当然、地元の人間も買うが、そちらは割安。ほとんど地域におけるコミュニケーションのようなものであるから孫へのお小遣い程度の金額で股を開くこともある。
ところが、観光客となると話は別で、紹介所を通じてやってきた外部の人間は、当然外部の相場で売るのだ。

「ひょっとしたらデートも貰えるかもしれないから、さ」
「この時間で一発してからじゃ、展望台も閉まっちゃうぞ」
「そのときはそのときで、海岸線を歩くわ。浜辺の青姦ってウケがいいのよ」
「まったくなぁ」
「そうだ、一応、部屋片付けておいてね」

そう言い残すと人妻は、生活費を稼ぐために身体を売りに出かけるのであった。

 

そしてどっぷりと日が暮れた頃、夏海は客を連れて帰宅したのであった。

「いいわよ、そのまま靴脱いで。旦那は帰ってこないから大丈夫」

玄関を閉めると当時に濃密なキスを交わした。
男の手は乱暴に夏海の乳房や尻をこねくり回し、夏海も手で肉棒を撫でまわした。

「あれだけ出したのに、まだまだ元気なのね、あなた。今日はあなたが私の旦那様だからいっぱいご奉仕するわ。
 うふふ、燃えるでしょこのシチュエーション。追加料金払って良かったでしょ。この家、自由に使っていっぱいセックスしましょ。
 あなたの大きなペニス、本当の旦那よりよっぽど逞しいわ。ふふっ、私のこと本当に妊娠させちゃうかもしれないわね」

さて、本当の旦那様はというと、妻のお仕事が終わるまで庭先でタバコなど吸って過ごしているのであった。
奥の部屋から妻の嬌声と、肉をぶつけ合う濡れた音が響いてきて、思わず股間がそそり立った。
ひときわ大きな熱い声が聞こえると、ひと段落ついたのか、しばしの静寂が訪れ、やがて甘ったるいラブラブな会話が繰り広げられ、そしてまた交わりの音。
これには旦那も近所の誰かを買おうかなとも考えたが、如何せん金が無い。なにせ娘は金のかかる年頃になったのだ。我慢我慢と唱えてこらえた。

「あら、あなたいたの。パチンコでも打ってるのかと思った」
「そんな金があるくらいなら娘のために貯金するさ」
「あなたも大人になったのねぇ」

全裸のままの夏海の股間からは男の匂いがした。
口回りから乳房あたりにかけては唾液がかぴかぴと乾いており、髪の毛はまだ精液で濡れている。
つまり、情事のままシャワーも浴びていないということだ。

「やっぱり実家が近いっていいわね。これから七海のこと迎えに行ってくるわ」
「いや、まだいいんじゃないか?」
「どうして?もう夜も遅いし七海も寝ちゃうわよ」
「その前にだな、一発しよう」

昼間のセックスが中断されたままの旦那は、妻の交わりの音を聞いてすでにムラムラも限界だったのだ。
しぶしぶ股を開くと夏海の股間からは男の精液が逆流してきたが、それを潤滑油のようにして挿入を試みた。

「あっ、ちくしょう、」
「どうしたの?」
「俺より大きいっての、本当だったんだな、形が変わってガバガバになってる」
「そうよ。しかも今日だけで5回もしたんだから当分はもとに戻らないわ。諦めて七海のこと迎えに行きましょう」

 

臨月の腹を抱えてペニスをしゃぶっている最中に、スマホの着信音が響いた。
より一層きつく絞り上げると口内に生暖かい精液が流れ込んできて、汐里は履歴を確認した。
今日はまだまだ客が付きそうだ。出産費用を稼がなくてはならない汐里にとって、これはありがたいものだ。
なにせ腹が出てくると観光客は一部を除いて買うのをためらうため、地元の人間とはいえ買ってくれるのは助かる。

「じゃあね、玄さん。パチンコ頑張ってきて」

自分の父親ほどの初老の男を見送ると、汐里は口周りの精液を舌で拭った。
このタンパク質が赤ちゃんの栄養になるのかと思うと不思議な気分がする。
パチンコ屋。男子トイレの個室の床でこうして何時間もひっきりなしにフェラをしているため、立ち上がって一度背伸びをした。
財布の中に千円札がたまってゆく。寄付にも近いこの売春も繰り返せば十分に足しになるというものだ。

「芳香剤の匂い、取れるかなぁ」

そう呟いている間にも次の客が入って来たのであった。

「あ、夏海さんの旦那さん」
「へへっ、来ちゃった」

結局パチンコかい、と内心汐里は思ったのであったが、それは言いっこなしである。
男が便座に跨りペニスを露出させると、慣れたように汐里は銜え込む。まるで便器の一部のようだった。
大きく膨らんだ腹がつっかかるのが邪魔ではあるが、お金をもらってる以上は誠心誠意をこめてフェラに勤しむ。

むしろ、旦那とのセックスは料金が発生しないだけに手抜きになってきた感がある。
きっと夏海さんの家もそうなのだろうか、汐里の想像通り、口内に放たれた精液はやたらと量が多くて濃かった。

「ふう、それじゃ」

ひょっとしたら、この千円札は両家を行き来してるだけなんじゃないだろうか?
旦那もおそらく夏海さんを買っている。なんだか不毛な金の循環があるような気がすると汐里は思った。
ペニスを咥えても咥えても暮らしは楽にならず、先走り汁で濡れた手のひらをじっと見つめるのであった。

帰りがけ、ペコリと従業員の男性に頭を下げた。
彼もここで生まれ育った者だから、地域の事情というものを良く知っている。
マタニティドレスに飲み残しの精液が垂れてシミを作っていても、別に指摘しないくらいに。

「あら、お義父さんからだ」

軽ワゴンに乗り込むなり鳴ったスマホを確認すると、行き先を変更してハンドルを切った。
漁師というのは意外と稼ぎが良い。それを代々続けてきたのだから旦那の実家はそれはもう立派なものである。
三男坊の旦那は家を継ぐことはなかったが、疎遠になることなくこうして息子の嫁を義父は買っている。

「こんにちはー」
「汐里さん。身重の体でわざわざ、ご苦労だねぇ」

出迎えてくれたのは義母、姑との関係が良好であるのはきっと離れて暮らしているからだろう。
きっと同居している長男夫妻は色々と大変なんだろうなぁ、と想像してみたりもする。
生木の良い臭いがする玄関を抜ける間にも、羽織ったカーディガンを脱ぎはじめ、義父の部屋に入る頃にはブラを外し乳房を露出させていた。

「お義父さん、お久しぶりです」
「おお汐里さん。お腹の具合はどうだい」
「順調です」

妊婦帯だけの姿になりながら恭しく挨拶すると、敷かれている布団の上へ横たわった。

「汐里さんのオマンコも忙しいかもしれないが、女は稼げるうちに稼がなきゃな」
「はい」
「けど、合間でもいいから清彦の相手もしてやるんだぞ」

そう言うと義父はまだ張りのあるペニスを一番奥までねじ込んだ。
汐里は、旦那である清彦よりも先に、この義父とセックスをしている。嫁ぐ前の品定めということらしい。
「嫁にする気があるならまずはオマンコの具合を確かめた方がいい」ということで、まずは家長たる自分が、という流れだ。
清彦が立ち会う中でセックスは行われた。このあたりの古い家では初夜権にも似た風習が残っている。
幸い、義父の許しが出て結婚へ至ったわけだが、それ以降も金銭を支払って汐里を買い、その家計を助けているのだ。

「この子の種は私のだと思うのだがなぁ」
「ええ、きっとそうです」

幾度となく子宮で精液を飲み込む中で、あるとき、不思議と受精を確信したことがあった。
案の定、その後に妊娠が発覚。この義父も、そして旦那も、そのことをどことなく気付いているのだ。

「まぁ誰の種でも関係は無い。この家の者の種なら、この家の子だ。支え合って育てていこう」

大きく孕んだ肚の奥に精液が注ぎ込まれる。旦那よりも相性がいいと知っている汐里は何度も何度も交わった。
騎乗位になると大きく孕んだ腹に乗った乳房がぶるんぶるんと揺れて母乳が飛び散った。

 

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