私は40歳の公務員です。妻は36歳で、私が言うのもなんですが、美しい妻だと思っています。いや美しいというより、色気のある女です。結婚10年目の今でも、服装から言葉遣い、床の中まで気を使ってくれて、男の私を満足させてくれるいい女です。
「いってらっしゃい、あなた」
その日も、いつものように、出勤する私を送り出してくれていました。
「ああ、言ってくるよ・・・そう言えば、今日は、健太の学校の先生が、来るんだったな」
「ええ、家庭訪問なの」
「よく話を聞いてな」
「はい」
「じゃあ、入ってくるよ」
「いってらっしゃい。早く帰ってきてね、あなた」
健太は小学三年生の一人息子です。その息子の学校では家庭訪問が始まっていると言っていました。うちにも今日、担任がやってくると、昨日の晩、妻が言っていたのです。健太はいい子だから、何も問題はないだろう。そう思っていました。
お昼を過ぎ、私は営業周りの途中で、はっと思いました。ちょうどここは、車で家まで10分位だ。家によってみようか。もし、息子の担任教師が来ていたら、挨拶してみるのもいいだろう。男親も、そういう所も必要かもしれない。
私は車を家の近くのパーキングに止めました。車は自分のものではないし、家の前は狭いので路駐はできないのです。
家の窓にはなぜか、カーテンが締め切られていました。不思議に思いました。真昼間から・・・。
ドアは、鍵がかかっておりました。これはそうだろう。用心しろといってるから。でもカーテンは・・・ひょっとして外出してるのか・・・。しかし、昼から担任教師が来るというのに、どこに行ってるんだ・・・。
少し不愉快になりながら、鍵を開け、玄関の中に入りました。そして、土間に腰掛靴を脱いでいると、
「ああんっ!」
と、女の大声が、玄関まで響いてきたのです。
何だ?何の声だ?妻か?そして、ガタッと、何かが落ちるような音と、
「ああっ!あんっあんっああんっ!」
また女の大声が響いてきたのです。
妻だ。間違いない。しかしその声は、苦痛の大声というより・・・歓喜の声に聞こえるのです。
「ああん・・うふん・・・くふう」
大声がむせび泣きに変わり、私はその声の方角へ、廊下を歩きました。そこは、居間でした。ふすまが少し開いていて、そこから見えた光景に、私は金縛りにあいました。
妻が、男に組み敷かれていたのです。
「くはんっ!先生ぃっ!」
担任か!?家庭訪問に来ている担任教師なのか!?
二人とも全裸でした。妻の肉付きのいい下肢が、男の腰の両側で揺れていました。挿入している!
「ああ・・くう・・先生ぃ・・・ああん・・・」
男は、妻を座布団の上に組み敷いて、正上位で妻を貫いていたのです。妻の豊満な白い乳房を片方は揉みしだき、片方はむしゃぶりつき、乳首を舐めていました。
「あくう・・・先生ぃ・・・気持ちいい・・・あんっ」
はっきりそう言った妻は、男の背中に細い腕をしがみつかせていました。
男はがっしりした体格で、私たち夫婦より年上でした。50代に見えました。白髪混じりの頭を、妻のの胸にうずめていて、今度は、妻の唇にむさぼりついていったのです。妻が、それに応えました。男の背をがっしりとつかみ、顔をぶつけるように、舌を伸ばしているのです。
「ああっ!先生っ!ああんっ・あはんっ・うはん・・・」
男が猛然と、腰を振り出しました。妻は眉間にしわを寄せて頭を振り乱し、男の太い腕に爪を立てていました。
「あんっ!こんなの駄目っ!先生っ」
男が妻を抱えあげ、自分は仰向けになりました。妻を上にしたのです。
「恥ずかしいっ!いやあっ!」
妻はそう言いながら、男に下から、乳房を揉まれ、腰を振り出しました。妻の腰が、男の上で前後左右にグネグネと滑っていました。
「たまらない、健太君のお母さん・・・」
初めて男の声を聞きました。男はそう言った後、起き上がり、妻の下肢を抱えるようにして、妻の体を一回転させ、妻を前に押し出しました。妻は、手練の老年男に操り人形のように、肉体を自由にされていました。男は妻を四つんばいにさせて、バックスタイルで貫いていました。
「健太君のお母さんのおまんこ・・・たまらない締りだ。行きますよ、お母さんっ!」
「ああ、駄目え、先生・・・ああっ・・あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!・・・」
ぱんっ・ぱんっ・ぱんっ・ぱんっ・・・
男が妻の細腰をつかんで、腰を打ち出す度、妻の真っ白なお尻がパン、パンと弾ける音を立て、
「あんっ・あんっ・あんっ・あんっ・・・」
と、妻が喜びの声を、男のピストンに合わせて、頭をのけぞらせながら出していました。
ぱんっ・ぱんっ・ぱんっ・・・
「あんっ・あんっ・あんっ・・・」
妻の豊満な乳房が激しく揺れていました。男は後ろからそれをぎゅうぎゅうと揉み、乳首を摘みました。そして、
ズバンッズバンッズバンッ・・・
「あうんっあはんっくはあっ・・・」
男がスパートを開始しました。歯を食いしばりながら猛然と腰を振り出したのです。片膝を立て、力強く速く、ズバンズバンと妻のお尻を打ち付けていました。
妻の肉体がぎしぎしと揺れていました。
「もう駄目えっ!いっちゃうっ!いっちゃうっ先生っ!」
「お母さんっ!私ももう限界だっ!中はどうですかっ!健太君のお母さんっ!」
「駄目えっ!中駄目えっ!健太の先生は駄目えっ!ああっああっ!でもいっちゃう!もう壊れちゃうっ!」
「うおおっ!」
ズバンッズバンッズバンッ・・・
「いくうっ!きゃおおっ!」
妻が、狼の遠吠えのように仰け反って、叫び、ばったりと突っ伏しました。そして男がすぐ、
「ぐおおっ」
と吼え、妻のお尻から離れると、突っ伏した妻の背に向かって、勃起して黒光りしている物をしごいたのです。
ドバッドバッと、男の物から、白い精液が飛び出し、妻の白背中とむっちりとしたお尻に飛び散りました。男は、
「ううう・・・健太君のお母さん・・・たまらない・・最高だ・・・」
と呻いていました。
私は、道の角に隠れて、男が出てくるのを待っていました。玄関から、男が出てきて、妻も顔を出しました。妻は、ニコニコとして、男に頭を下げていました。誰が見ても、家庭訪問が終わった担任教師を見送る母親に見えるでしょう。
私は男の後をつけて、人気の少ない小道に入ったとき、男の背後からスーパーの袋をかぶせ、羽交い絞めにしました。
「うあわあっ!」
男は声を出し後ろに倒れました。私は持っていた石で、五六回、男の顔面を殴りつけ、走りさりました。パッと後ろを向いたとき、男は、這いつくばってもがいていました。
その次の日、新聞に、家庭訪問中の教師、襲われるという記事が載ったのです。そして、不審者に注意の回覧板も出回りました。
私は変わりました。私は、目撃したことを妻に一切言いませんでした。その代わり、私は変わりました。私は妻に遠慮していたのか。淡白だったのです。妻も私との交わりで、大声を出すようなことはありませんでした。
私は妻を激しく攻めました。執拗に。道具さえ使いました。ローター。張り型。私の変化に戸惑っていた妻も、道具に怯えていた妻も、今では歓喜の声を上げています。
でもまだまだです。もっと、もっと妻を・・・あの時以上に。
「どうだあっ!」
「ああんっ!あなたもう駄目えっ!いっちゃうっ!!」
私は変わったといいましても、妻を激しく、道具を使って責めるようになったといいましても、私の鬱々とした気持ちは消えませんでした。
張り型やローターで妻を軽くいかせる事ができても、肝心の私自身が妻の中に入ったら、あっけなく終わってしまうのですから。そして、あの妻の肢体が浮かぶのです。
息子の担任の教師である男に、組み敷かれて、上に乗せられ、四つんばいにされて、力強く攻められる妻の肢体が。乳房を揺さぶられ、尻を突きまくられ、キスに応じて、絶頂していく妻が。
あの男は、どのようにして妻を寝盗ったんだ。一体何がきっかけなんだ。
それを確かめなければ、気が収まらなくなりました。小細工で妻を責めるだけではもう、私はどうにも納まらなかったのです。
私は、妻のこの数ヶ月の変化や言動を思い返しました。変わったことといえば、息子の健太に、剣道を習わしたいといって、しつこかったくらいだ。健太は体が丈夫ではなかったので、というのが理由で。私も承知しました。
剣道を習い始めて活発になってくる健太の様子を、妻を嬉々として話したものです。そして、指導者が素晴らしい人で・・・学校の先生なんだ、と・・・。
まさか、その指導者が。そう思い出すと、私の妻への情欲は燃え上がりました。そういう繋がりなのか?そうだとしても何がどうなって?
私は、路上で襲ったその男の顔をはっきり見ていませんから。特定はできません。なんとかはっきりさせる手立てはないか?私は考え続けました。
ある夜のことです。私は妻に晩酌をしてもらっていました。妻は細い腕を伸ばしてビールを注いでくれます。開いた胸元から、豊満な谷間が揺れています。この自慢の私の妻の肉体が、夫の私だけのものじゃないという現実に、ビールを口に運ぶピッチが早くなっていきます。
妻と息子の担任教師との関係は、あの時私が目撃した時だけなのか?それ以前からか?いやそもそもまだ続いているのか?
「あなた、飲み過ぎよ」
「いいじゃないか」
「駄目よ」
妻がビール瓶を引き上げました。私は強く言えないのです。私は妻に惚れきっていました。しかもその気持ちは、あの目撃、妻が担任教師と家庭訪問中に交わり合っている、あの目撃以来ますます強まっているのです。私は妻を愛しています。流しに立って洗い物をしている妻の後ろ姿を見て、はっきりそう誓える。あのぷりぷりしたお尻。私のものだ。しかしあの男は、あの肉付きのいいお尻を突きまくっていた。
私は、さりげなく切り出しました。
「健太はどうだ?け、剣道のほう」
「ええ、頑張っているわ。あ、そうそう、今度ね、昇給審査というのがあるの」
「昇給審査?」
「ええ。張り切ってるは、あの子」
ビールで潤しているはずの喉が、乾いていくのを覚えています。これはチャンスなのだと、その時思いました。
「そ、それは、い、いつ?いつやるんだい?」
「今度の土曜日よ。学校の体育館でね。親御さんも見に行っていいのよ。あなた、その日休みなのよね」
振り返った妻に、
「いや、今度の土曜日は、仕事なんだよ。A市の現場に行かなくてはならないんだ」
と、嘘をつきました。
「そう、頑張ってくださいね、あなた。公務員といっても、あなたの所は土日出勤が時々あるから・・・」
妻は心配そうにそう言います。そう、私が勤める課は、休みの日も出なければいけない時がある。一般の会社の営業まがいの事もやらなければならない時がある。私は外に出ることが多いのだ。
妻は私の言ったことを信用しているだろう。
土曜日。私は、健太が通う学校の校門から少し離れたところに、車を止めていました。この車はわざわざレンタカーで借りたのだ。服装も、普段着慣れない作業着を着て帽子をかぶっている。慣れない変装をしている自分が腹ただしかったのを覚えています。
校門には、女性たちが入っていっている。きっと、妻が言った、親御さんたちだろう。男親も何人かいて、ほっとしました。そして、妻が歩いてきました。
妻は、黒のノースリーブから、白い細い腕を出していました。茶色の膝上のスカートをはいて、すらりと細い下肢にハイヒールを履いている。妻は、他の母親と比べて、美しかった。その妻の露出された肌を見て、ムラムラとしてきました。一人の男親が妻の姿を追っていました。妻は美しい。
私は、車から降りました。
体育館には、子供の親たちが、数十人入り込んでいて、熱気がこもっていました。いやその熱気は子供たちから出されるものだったのでしょう。面と竹刀を脇において、正座をした子供たち。その正面に、長机があって、指導者らしい男性が数人座っている。女性の指導者もいる。私は、その中の一人の男に目を凝らしました
間違いない!あの男だ!
私は思わず声になりそうなのを、こらえました。その男は、頭ひとつ分は他の指導者よりも高く、座っていても、大柄なのがわかりました。色が黒く、白髪が多い頭髪は、覚えがある。ただ、顔自体をはっきり認識していませんでしたが、私には確信できました。その男の顔には、数箇所、傷の後があったのです。絆創膏を、額に一枚貼っている。
私があの男を、襲ったときのものに違いない。間違いない、あの男だ。
男は、厳しい目つきで子供たちを見ています。五十代の前半ぐらいだろうか。ひょっとしたら六十近くて、若く見えるのかもしれない。色黒の顔は血色が良く。いかにも性欲が強そうに見えてしまうのが、異様にムカムカしたのを覚えています。剣道着の胸に、名前が書いてあり。目を凝らしました。『峰垣』とあります。あの男は峰垣というのか。
私はその時、あの男の襲撃に成功した事が、いくら背後から襲ったといっても、運が良かったのかもしれないと思っていました。男は一目で秀でた身体能力が明らかでした。剣道の有段者であることが明白でした。正面から向かって勝てる相手ではないと、本能的に察知できました。
運が良かった・・・その運の理由が、私をメラメラと燃えさしました。
あの男は、妻との性交で、体力を消耗させていたのだ。私の家で、家庭訪問に来ていながら、自分の教え子の母親である私の妻を、激しく抱いていた。私はをれを目撃した。それ程のセックスだった。私の妻を攻めたてたことによって、素人の私にやすやすと襲われるほど体力を消耗していたのだ。
私は妻を捜しました。すぐに見つかりました。まろやかな妻の体のラインは、母親たちの集団の中で目立って浮き立っていたから。ぴっちりした黒のノースリーブで、豊満な胸が突き出ている。ウエストは細く、その為、余計にプリプリのお尻が際立っている。パンティ-ラインが見えそうだ。それに、髪をかき上げるたびに、ノースリーブの腋から下着が見えてしまうじゃないか。くそう、たまらない。
妻は前方を見ていて、それは、息子の健太を見ているのか。それとも、あの男をじっと見ているようにも見えました。たまらなくムカムカとしていました。その時の私は。
メーン!ドーッ!
甲高い声が響く中、妻と息子の健太が向き合っていました。二人とも笑顔でした。健太は、昇級審査を終えた後で、うまくいったのでしょう、満面の笑顔を母親に向けていました。そこに、あの男がやってきたのです。
男は健太の頭を撫でて、健太もうれしそうな顔を男に向けていました。妻は、男に礼を言うようにお辞儀をしています。背の高いその男は、小柄な妻を見下ろしています。私はメラメラと燃えました。妻がお辞儀することによって、豊満な胸の谷間が晒されているに間違いないのです。
男は、妻と健太の元を離れ、他の親子にも話をしながら歩いています。私は燃える目で男を追いました。そして、ハッとしました。男が、白い紙切れを床に落としたのです。それとも、たまたま袴のポケットから出て落ちたのか分かりませんが、誰も気づくことではありません。私のように男を目で追いつづけていなければ。ただ、一人いたのです。それに気づいていたのが。私の妻だ。
嘘だろうと、妻の行動に鼓動が速まりました。妻は、何気なく男のたどった跡を行き、そして、ごくさりげなく屈むと、紙切れを拾ったのです。誰も、そんな妻の行動を気にするものなどいません。私以外。いや、あの男と私以外。妻は、チラッと、その二つ折りの紙切れを開いて見ると、バッグの中にしまいました。
私は男を捜しました。男の姿が見当たりません。その時、健太は剣道仲間の中に入っていました。そして妻が、その場を離れだしたのです。
体育館を出て行く妻。息子の勇姿を見て、帰る親御さん。誰が見てもそう見えるでしょう。いや本当にそうなのかもしれない。私は、そう願いながら、体育館を出て妻の姿を追いました。そして血の気が引いていったのを覚えています。
妻は、帰り道の校門への方角とは逆の、体育館の裏手へと歩いていくのです。体育館の裏は、まったく人気がなく、体育館の中から響く歓声が聞こえるだけでした。そこを歩く妻。
そしてなんと、妻は、体育館の正面の大きな入り口とは正反対の端にある、古びた鉄のドアを開けると、そこからまた、体育館に入りなおしたのです。私は走って行き、ドアノブを回してみました。カギが、かけられていました。
私は、正面の入り口から体育館に入りなおしました。妻が入ったドアの位置を考えると、あの、ステージのどん帳の裏じゃないか!?いったい、何が目的で妻は?
私は、昇給審査で弾ける子供や歓声を上げる親たちの横を、静かに進み、トイレでも探す風な風体でステージの階段を上り、どん帳の裏へ入りました。真っ暗で、手探りしながら進み、奥へ奥へそっと進み、聞こえてきたのです。妻の声が。それは、最も端の奥の、テーブルやパイプ椅子やらが積み重なっている奥から、漏れてきました。
真っ暗な空間、積み重なる物の隙間。私はのぞくことができました。天井の小窓から入ってくるかすかな光が、照らしていました。妻と、あの男をっ!
私にとっていくらか、ショックが小さかったのは、聞こえてくる妻の声が普通の話し声だったからです。あの家庭訪問の時のように、歓喜のむせびではなかった。そして妻の姿が、全裸で男に貫かれているシーンではなかったからです。
しかし、ほっとするのもその時だけでした。その時の妻は、壁を背にするように、剣道着の男と向き合っていました。男を見上げ見つめ、口を動かす妻。研ぎ澄まされた私の耳には聞こえました。
「先生、こんな手の込んだやり方でこんな所に・・・困ります」
「わかっていますよ、お母さん。しかしお母さんの姿を見ると、どうしても二人きりで会いたくなって、我慢ならんのですよ」
「そ、それなら、後で・・・昇給審査が終わってから。いつもの様にホテルで。あんな・・・家庭訪問の時のように、あんな、家でなんて・・・あの時も困りましたわ。だから、ホテルで・・・」
私の頭から、サーッ・・・と血の気が引き、次の瞬間全身が沸騰しました。いつものようにホテルで、だと。私が目撃した家庭訪問だけが、妻と男の不倫の密会ではなかったのだ!二人はその前から、ホテルで密会していたのだ!いったいいつからっ!もう何回、あの男は妻の肉体を抱いているのだっ!
「ここに呼んだのは、お母さんを抱こうというのではありませんよ。ただ、我慢できなくなって。お母さんのその美しい姿を見たら」
「あっ、先生、だからいけません。こんなとこで」
「お願いです。少し触るだけ。お母さん」
男が、妻のノースリーブから伸びる白く細い腕を、サワサワと撫でだしました。しかし妻は、抵抗する風でもなく、じっと、壁に背をもたせているのです。
血走っている男の目。先ほどの、審査中の、子供や親たちに接している目とはまるで違う。女を欲望するオスの目だ。
少しだけだと?人の妻を。何が少しだけだ。男は、ノースリーブを持ち上げる、むっちりとした妻の乳房を、大きな手で揉みしだきだしたのです。じっくりと感触を味わうような手つきで。
「あはあ・・・やめて下さい。先生。先生、駄目え・・・」
私が踏み込まなかったのは、愛する妻との関係が破綻してしまうのが怖かったのです。たとえ不倫している妻であろうと、私は妻を失いたくない。
そして、妻の妖艶な姿が、私をその場に吸い付かせました。視線を、のぞきの視線だけを、注がせて、私の体を動かせませんでした。美しい。妻は、男に服の上から乳房をたっぷりと揉みこまれても、抵抗せず壁にもたれて、くねくねとし、のどを反らしている。
「はあん・・・いけません、峰垣先生・・・子供たちが、親御さんたちが、向こうにいるのに・・あふう・・・」
「健太君のお母さん。たまらない体だ。特に私は、お母さんのここが大好きなのですよ、それっ」
「ああんっ」
男が、妻の両手首をむんずとつかみ、上に持ち上げ、壁に押し付けました。万歳の格好にさせられた妻。まったく無抵抗だ。いや、抵抗しようにも、あの男の腕力にかなうわけはないが・・・。そして男は、ノースリーブから露わになった、妻の良く手入れされた腋を、ギラギラ見ているのです。
「な、何をなさるんですか、先生・・・」
「ふふふ、健太君のお母さん。まさかいくらなんでも、こんなところでお母さんを抱けないでしょうからね。さっき言ったように。お母さんを抱くなら、もっとじっくりたっぷりと、安全で時間を取れる場所でないと。ムチムチのお母さんを抱くなら、そうしないと。いつまでも姿を見せないと、他の指導者が不審に思いますからね。車に資料を取りに行くと、今は言ってあるんですよ。ただ、ただね・・・」
男が、顔を妻の腋に近づけ、匂いをかぎだしたのです。まるで犬のように、くんくんと。妻は初めて、抵抗の表情を見せました。顔をしかめ頭を振る妻。ただ、男の腕力に、妻の腕はぴくりとも動かない。
「ああっ、何するんですかっ。そんな汚らしいこと、やめて下さい、先生。峰垣先生、やめて」
「私はお母さんのここがもう好きで好きで・・・このノースリーブを見せつけられてから、たまらんのですよ。ちらちらちらちら、私にもったいぶって見せびらかしていたんですか、健太君のお母さん」
「そ、そんなことありませんっ。やめて、先生・・・ああっ」
男は、舌を思い切り伸ばした。そして、妻の腋を、白い腋を舐めるのです。舌先を尖らして、ツツーッと、焦らす様に。舌全体で、ベロベロと唾液だらけにするように。
妻は、いつの間にか、ハアハアと荒い息を吐き、抵抗のそぶりが消えていました。
「はああ、やめてぇ、汚いから、先生ぃ」
「何が汚いんですか。いつもお母さんを抱くとき、舐めてるでしょう」
「あれわぁ、シャワーを浴びてるから・・・あん・・・今は汗かいてるからぁ・・・」
「それがいいんですよ、お母さん。うむ、健太君のお母さんのこの、腋の匂い、汗の味、たまらん。今日お母さんを見てから、せめてこの腋を味わいたくてたまらんかったのです。だから呼んだのですよ、ここにお母さんを。それ、それ」
「ああ・・・だめ・・・ああ・・・先生・・・峰垣・・・先生・・・」
ワーッ・・・と、どん帳の向こうから、歓声が上がりました。目立った活躍をした子供でもいたに違いない。そして、どん帳の向こう側の、親たち、指導員たちは、この体育館の暗い片隅で、こんな事が行われているなんて思いもよらないでしょう。
今日の審査の指導員で、教師である男が、教え子の母親を呼びつけ、壁に押し付け腋をねぶりたおしているなど、微塵にも。子供たちに関しては、その行為自体、言っても分からないだろう。
でも妻は、いたぶられてると言っていいのか?あの赤く高潮した頬。くねる腰つき。なまめかしい口から出る喘ぎ。夫の私が、その肢体に見せつけられて、股間をまさぐってしまっているのだ。私の股間は、妻の姿に痛いほど勃起していました。
「ううむ、もったいない。もうこれ以上は、本当にいけない。戻らないと。口惜しい」
そう言って、男が妻の手を離しました。しかし、妻の肩を抱きよせ、また胸を揉みながら、
「ところでお母さん、今度会う時は、また、お母さんのお宅にしませんか?あの家庭訪問の時のように」
「そ、そんなっ」
「あの時は私も、あんな事をするつもりはなかったんです。私だって教師だ。健太君の担任だ。しかしお母さんと、二人きりだと思うと、我慢できなくなってね。それにお母さんも、ホテルでするよりも、激しかったじゃありませんか。びっくりしましたよ。最初は嫌がってたくせに、この細い腰を振りまくって」
「そんなこと、ありませんっ」
「イクイクと、大声で・・・最高でしたよ」
「し、知りませんっ」
私の全身は、よく分からない感情で、震えていました。怒りなのか何なのか。私の家を、ホテル代わりにするような男の発言。拒んでほしい、妻には。
拒む・・・?何を?場所をか?ホテルなら、妻を抱かれてもいいというのか?いやそもそも、私は怒っているのか?この震えは何だ?
「いいですか、お母さん。こういう風にも考えられます。ホテルで会うよりも、他人の目につきにくいのです。そうでしょう?ホテルなんて誰が出入りしているか分からない。それにお母さんのお宅は、閑静で人通りが少ない。毎回時間をずらしたり、服装に気をつけたりしながら訪問すれば、誰にも分からない。ホテルより安心です。私は、木曜日の昼から授業がないのです。剣道教室が始まる六時まで、自由に時間が使えるのですよ。その時に、伺いますよ。家庭訪問にね」
「そんな・・・勝手に。そんな・・・先生」
男が、妻が入ってきたであろう、鉄の扉をそっと開け、外の様子を伺いました。
「さあ、もう帰ってください。私も戻ります」
「だから家には・・・」
「いいですか、お母さん。次の木曜日から」
「だから・・・ああっ」
男は、無理矢理に、妻を外に押し出し、表情をなおすように顔をなでつけながら、暗闇の中、ステージの反対まで歩いていきました。
それから、どうやって戻ったか分かりませんが、私が、体育館の親たちの中に戻ったときは、男は審査机に堂々と座って、審査が終わった子供たちを整列させていたのです。妻をねぶっていた時の表情ではなく、慇懃な顔で。
妻も、戻っていました。男にねぶられていた時の表情は消え、健太に母親のやさしい顔を見せていました。そして、親子そろって、あの男にまた礼をしにいったのです。男は健太の頭をなで、頭を下げる妻を見下ろしていました。
私の勃起は鎮まっていませんでした。そして、男も妻を見下ろしながら、あの袴の中は猛っているに違いない、そう思っていました。
私は、私の家を密会の場に使われることに怒っていたのでしょうか。むしろ、絶対にのぞき見する事ができないホテルでなど、妻の肉体がどう扱われるのか、考えただけで気が狂ってしまう。
この家を淫行の場に使われることに、喜んだのではないか?あの震えは、喜びの震えだったのではないか?そんなまさか・・・馬鹿な!
「あなた。今日の健太、頑張っていたわ。昇級したのよ。合格したの」
「そ、そうか・・・」
妻が捧げるビール瓶に、グラスを持っていきました。白く柔らかそうな胸の谷間が見え。張りのある腋が見えました。私はそこをじっと見ました。
「あなたにも見せたかったわ」
「俺も行けば、良かったか?」
「ええ。本当に」
妻が微笑みました。私は、考えをしぼりながら、こう言いました。
「これから、しばらく、土曜日か日曜日は、出勤になるかもしれないんだ」
「ええ?そうなの・・・大変ねえ・・・ほんとに、気をつけてね、お体。私も食事とか、気を配りますから」
私は、木曜日の仕事の穴を、土日でどう埋めようか考えながら、妻を見つめていました。
男について、判った事が何点かあります。名前は峰垣。息子の健太の担任教師で、息子が習う剣道教室の指導者でもある。
そして、保護者たちから、非常に評判がいいという事です。昨日の土曜日、私は保護者たちの中にいて、あの男の話を嫌というほど耳にした。何十年と息子の小学校に勤務し、剣道教室の指導者としても優秀で、子供たちからも慕われている。息子の健太も実によく、あの男になついていた。
悪い話が、一つもなかったのだ。
そんな男が、何故私の妻の肉体をむさぼっているのだ!教師の評判高い男が!どうして!?
人間には、がらりと変わってしまうきっかけがあると、私は思っています。あの男も、そんなきっかけがあったのか?だとしたら何だ!?どうして私の妻を!?
今日は日曜日です。妻は買い物に出かけている。私は準備をしなけらばならない。木曜日の為に。
車の音が聞こえる、妻が帰宅したようだ。妻は毎朝必ず、十時に開くスーパーへと車で買い物に行くのです。カーポートに駐車する音。玄関が開く音。妻が廊下を歩く気配。私には良くわかりました。しかし妻は、私がここに潜んでいるなど、微塵も思っていないでしょう。
私は、二階の廊下の奥の押入れの天井裏に潜んでいたのです。そして、耳にはイヤホンをしていました。私は・・・我が家の居間に盗聴器を仕掛けたのです。私が日曜日にした主な準備をそれでした。潜む場所を検討する。電気屋が工事に来て屋根裏に上って行くところを覚えていたのです。そして、盗聴器は、この天井裏から出て行くタイミングを知るためには、どうしても必要でした。どうしても・・・そう、どうしても必要だったのです。どうしても。
妻の私物や携帯を調べてみようかとも考えましたが、それだけは思いとどまりました。それをしてしまったら、本当に妻が、私から去っていくような気がしたのです。だいたい、妻の相手はわかっているのです。携帯の履歴を調べても今更・・・。
私は木曜日に休暇をとるたてまえ、猛烈な仕事残業をし、上司に有無を言わせませんでした。そして木曜日、私は妻に見送られて家を出て・・・妻は必ず毎朝、私を笑顔で見送ってくれます。毎朝欠かさず・・・十時まで時間をつぶし、車が家のガレージにないのを確認すると、家に入り、この場所に潜んだのです。
こんな事をしたら、さぞ惨めな気持ちになるのでは、と考えていました。何しろ私の家なのですから。しかし私は、異様なほどの興奮にくるまれていたのです。
そんな事を考えている時でした。十一時半ぐらいでしたでしょうか。トントンと、階段を上がって来る音がしたのです。妻だ。こちらに向かってくる。まさか、気づいているというのか!?
押入れの扉が開かれ、私は息を潜められていたでしょうか?震えていたかもしれません。ごそごそと音がし、また扉が閉まり。トントン・・・階段を下りていきます。妻は私に気づいていたのではない。ただ、ここに来た目的を知って、興奮が燃え上がりました。
妻は、布団を持ち出して行ったのだ!何を考えているのだ!天井の板をずらして下を見ると、来客用の布団がなくなっているではないか。何に使うというのだ!しかもその時、なんとも言えぬいい香りがそこに残っていたのです。妻が残していったものでした。
妻は、シャワーを浴びたのだ!妻の愛用の石鹸の香り!妻は、準備をしているというのか!?あの男をを迎える準備を!
私はもうすでに勃起していました。妻の石鹸の香りに触発されたのか?それとも、その香りの持ち主が、これからどうなるかと想像してか?私のこの興奮はいったい何なんだ。なぜ私は、怒りが湧きでてこないのだ。いや怒りはあるが、それ以上の興奮で、消されてしまってるのか?だとしたら何の興奮だ!?
ピンポーン・・・
チャイムが鳴りました。鼓動が速鳴りました。
ガチャン・・・
玄関を開ける音。来たのか?あの男が。あの男が来たのか?時刻は、十二時半でした。イヤホンを、耳に押し付けました。
聞こえてきた声は・・・あの男の声でした。
「お母さん。いったいあれは、何のつもりですか?ひょっとして、今まで寝てらしたのかな?」
「ち、違います」
「長い教師生活で私は初めてですよ。家庭訪問に来たお宅の、通された部屋に、布団がしいてあるなんて。何を考えているんです?え?健太くんのお母さん」
「そ、そんな・・・ひどいです、先生。先生は、どんなに私が抵抗しても、お望みのとおりにされるんでしょう。それならいっっそのことと、そう思って。前の家庭訪問の時は、私は、床で擦りむいた後や、痣ができたのですよ。あんなの、もし主人に気づかれたら・・・」
「ふははははっ!」
盗聴が必要ない程の、男の豪快な笑い声が響いてきました。
「お母さん。今日はまた地味な格好ですねえ。ジーンズにそんな、長袖のシャツを着て。あの家庭訪問の時は、キャミソールにミニの短パンをはいて。むちむちの肌を露出して。飛びかかるなというほうが無理でしょう。いくら教師といえども。今日は何ですか?もう分かってるからですか?この後、何をするか。だからあんな風に、私を、教師を誘惑するような服を着ていないのですね」
「ち、違います!あの時は、先生は約束の時間よりも一時間も早く来て、着替える間がなかった・・・ああんっ!」
服が擦れ合う音。荒い鼻息。抵抗の声。階下のドスンという響く音。私は、天井裏から降りました。
「離してっ、くださいっ、先生っ」
「いい香りだあ、お母さん。シャワーを浴びてくれているのですね。さあ、今日はあまり時間がないのです。ホームルームを副担任の女教師に頼んでおいたのだが。急に用事があると言って。くそ・・・あのバカ女め。せっかくの家庭訪問の日に。だから、さあ、お母さん。さあ、せっかくひいてくれたあの布団で、始めましょうか。家庭訪問をっ。健太くんのお母さんっ」
階段をしのび足で降りる私の耳に、いや、廊下に響き始めました。妻の、むせぶ声が。
「あ・・・あは・・・あはあ・・・く・・・くふう・・・」
私は、詳細に述べないといけない。今そう思います。それが私への侮蔑であり。妻の姿をしっかり見ていたという、妻への反省である。そう思うのです。
妻が男の巨体に組み敷かれている布団には、大きなバスタオルが何枚も敷かれていました。何のためか?窓は雨戸が閉められていました。外から見えないためだろう。その時はそう思っていました。
男は、顔を右に左に妻の顔に押し付けながら、妻の唇をむしゃぶっていました。妻の柔らかい頬、広い額、私のお気に入りの小ぶりの鼻頭までべろべろと舐めている。
妻は男の分厚い肩や胸を押していましたが、それは抵抗ではない抵抗に見えました。なぜなら妻の頬は紅潮しだし、妻の赤い舌がチロチロと伸びて、男の舌と絡みだしたのですから。男は、妻の歯茎の裏まで舐めるような勢いで、妻の口に舌を突っ込んでいたのです。
「嫌です・・・先生・・・」
その声だけの抵抗に、男は妻の長袖のシャツとブラジャーを荒々しく剥ぎ取りました。
「駄目ぇ・・・駄目駄目ぇ・・・先生・・・」
妻の弱弱しい抗いに興奮をあらぎ立てられたかのように、男は、妻のジーンズのベルトをガチャガチャと外しました。そして、ジーンズの両すそをむんずとつかむと、妻を引きずるかのごとく、グイイと引っ張ったのです。妻の軽い体が、一瞬浮き上がりました。
「きゃああっ!」
ジーンズを放り投げた男は、這って逃げようとしている妻のパンティーを引っ掛けると、ずるずると妻を転がしながら、その最後の一枚を剥ぎ取ってしまいました。
真っ白な透けるような妻の裸身。その白さから、イチゴ色の乳首と、黒い茂みが浮き立っているようでした。観念した様に、横座りで手をつく妻の前に、男が仁王立ちになりました。
男は、無造作にシャツを脱ぎ捨て、ズボンを堂々と脱ぎ、ブリーフを何のためらいもなく脱ぎ去りました。
男の焼けた体は、隆々と盛り上がり、太ももは丸太のようだ。
硬い肉体の男は、ギラギラと見下ろしていました。対照的な肉体の、横座りでうつむく妻を。柔らかな白い肉体の妻を。
妻がふっと顔を上げ、また下を向きました。顔を真っ赤にしています。見たのだ。私も思わず目を見張ってしまった、男のアレを。そり上がる、血管浮き出た男のもの。太いっ。私はうなりました。長さは私とさして変わらないかもしれない。しかし太いのです。亀頭はでかく、傘が大きい。
その男根を見せ付けるように、男は仁王立ちになっている。
「さあっ、お母さん・・・」
黙っていた男が、太い声を出しました。
「健太君のお母さん。さあっ」
妻がゆっくりと顔を上げ、膝立ちになりました。
膝立ちの妻に、男がにじり寄りました。一歩、また一歩。妻のうつむく顔の目前に、男の男根が反り返っていました。私は男が妻に、何をやらせたいか判ったとき、怒りが沸き、そしてそれ以上に興奮がわき出ました。
「さあ、お母さん、してください。健太君のお母さん」
チラッと男を見上げた妻が、こくりと頷きました。妻はあきらめたような表情で、男の男根を見つめていました。しかし私には、妻の大きな目が潤んでいたように見えたのです。妻は男の盛り上がる太ももに左手を置き、右手は・・・妻の右手の細い指は・・・男の男根に絡み付いていったのです。
妻が、プックリした唇を、開きました。
「あむう・・・」
「おお・・・あいかわらず温かい、お母さんの口の中は・・・いい」
「うふん・・あふう・・・あふん・・・」
「いい・・・おおっ・・・いい」
「うぷっ・うぷっ・うぷっ・うぷっ・・・」
「健太君のお母さんのフェラチオ。最高ですよ。いいっ」
「あはあ・・・うぱあ・・・はむう・・くぷう・・・ああむう・・・」
「おおっ。その舌使いっ。今日は一段と・・・たまらんっ」
最初目を閉じてその行為をしていた妻は。はっきりと目を開いて、男を見上げるようになっていきました。見下ろす男と、目を合わせて、その行為をしていました。
フェラチオを。仁王立ちフェラチオ。家庭訪問に来た息子の担任教師の前に跪いて、フェラチオをしているのです。
「うんっ・うんっ・うんっ・・・あはあ・・まはあ・・・はぷう・・・うんっ・うんっ・うぷっ・・・」
「お母さん。たまらない。健太君のお母さん・・・」
妻は、夢中になっていました。口を一杯に開き、男の男根をほう張り。顔を前後させていました。リズミカルな妻の顔の動き。時折、顔を斜めにして、ほっぺを内側から男の男根でプクリと膨らませたりして、男を悦ばせ呻かせていました。そう、それはもう、完全な奉仕でした。
「どうしたんです、お母さん。今日はすごく積極的だ。その舌使い。いやらしい顔だ。お母さんのフェラ顔は」
男は、妻の前髪をかき上げて、妻の奉仕の顔を見ていました。妻はそれを見返し、頬をすぼめ、顔を振っていました。いったん男の男根を口から離すと。妻の赤い舌が、男の男根に縦横無尽に絡み付いていくのです。横から裏から、尿道さえチロチロと、生き物のように這っていくのです。妻の赤い舌はよく伸び、よく曲がり、よく尖っていました。唾液をたっぷり舌先に乗せ、男の亀頭の裏側をくすぐった時など、
「おおうっ!」
と、男がのけぞりました。
「おおっ。玉袋までっ。お母さん、いいですよっ。もっと吸ってっ」
「はぱあ・・・あはあ・・・くぱあ・・・」
妻は男の股間に潜る様にして、男のこう丸に吸い付きました。吸引し、じょりじょりと舐める。そして妻の手は休まず、男の幹をしごいているのです。
美しい・・・私は呻いていました。仁王立ちの男の前に跪いている、妻の白い裸身の躍動感。激しく顔を動かすので、豊満な乳房はたぷたぷ揺れ、細い腰はくねり、丸く大きなお尻は、むっちりと踵の上に乗っている。
妻は、私にもした事がないような技で、男に奉仕している。それをのぞき見て私は、自分のものをズボンから出して、しごいていました。興奮しまくっていたのです。
「くうう・・・もう立ってられん。お母さん、寝させてもらいますよ。ああっ、そのまま顔は離さないで」
「うむう・・・」
男は、男根を奥まで咥えている妻の頭を両手で抱え込み、布団の上へと座り、寝転びました。大の字になったのです。男が投げ出した両下肢の間に猫の様にうずくまった妻は、再び顔を動かし始めました。
「はぷっ・うぷっ・・・くぱあ・・・はむう・・・うんっ・うんっ・・・」
高々ともち上げられた、妻のむちむちとしたお尻がくねっているのを、頭をもたげて男が見ています。満足そうな顔だ。
私は、妻を奪われたと実感しました。フェラチオそのものではない。この前の家庭訪問で目撃した、妻と男のセックスシーンでも感じなかった。
妻の、大きくて白い乳房が、妻が顔を上下さす度に、ムニュリムニュリと、男の太ももに潰れるのを見たとき、奪われたと感じたのです。
私の大好きなプニプ二の乳房が、無造作に投げ出された男のももに潰れ、私がよく弄んだイチゴ色の乳首が、男の褐色の肌に擦れるのを見たとき、奪われたと実感したのです。
「そのお母さんのフェラ顔。健太くんに見せてやりたいですよ」
「ぷはっ・・・嫌ですっ・・・あの子のことは、言わないで下さい、先生・・・あむう・くふう」
「どうしてです?お母さんのその頑張る姿を、健太君に見せてあげたら、もっと上達しますよ、剣道が。いやなかなかどうして、健太君は筋がいいし努力家ですよ。健太君はお母さんに似たんですなあ。その一生懸命なところがそっくりですよ。見せてあげませんか・・・おおうっ、また玉袋をっ」
「はばばあ・・・うぷう・・・いひゃでしゅ・・・いはないでえ・・・あのほのことはあ・・うふう・はぷ・・うふう・・うふん・・・」
「お母さんっ!もう辛抱たまらんっ」
「きゃああっ!」
男が跳ね起き、妻を組み敷きました。
ううっ・・・私はその時、射精してしまっていたのです。
息子の担任教師で、息子の剣道の指導者でもある男への、妻のフェラチオ奉仕姿で射精した私が、壁へ飛び散った私の精をハンカチで拭き取っている時です。
「はああ・・・先生ぃ・・・峰垣先生ぃ・・・くうう・・・あふう・・・」
妻の感極まったむせび声に、隙間へ目を戻しました。何をやっているんだ!?と私は、自分をののしりました。ちょっとでも目を離した私に対してです。私はもうおかしくなっていたのかもしれません。見た事もない妻の妖艶な濡れ場から目を離すなんて。と私は思っていたのですから。私はおかしくなっていた。
「あふんっ!先生ぃぃっ!」
男は、組み敷いた妻の、真っ白な大きな乳房を攻めていました。男のごつい手でも余るほどの妻の乳房。男はその乳房を、ゆっくりと揉みしだき、ちゃぷちゃぷちゃぷと振動させ、妻を悦ばせていました。そう、妻は歓んでいた。妻は喘ぎながら、男の広い背にしがみついていくのです。
「うくうっ!そこっ・・・峰垣先生ぃっ・・・ああんっ・・・」
男が妻のイチゴ色の乳首を挟むと、妻をのけぞりました。そう、妻は乳首が感じるのだ。男はクリクリと乳首を摘まみ、ピンピンピンと爪ですばやく弾いていました。そして、うんぐうんぐと、吸引し、テロテロテロと舌先で転がし、カミカミと甘噛みしている。甘噛みが、妻はいいようだ。
「はううんっ・・・」
と喉をそらしているのですから。
男の、執拗な乳首攻め。私は男の気持ちが判りました。妻の乳首、それはもう、たまらなく可愛らしいのです。イチゴ色。小さな乳輪。軽く触れただけでクリッと勃起する乳頭。私はもう、攻めに攻めたものです。しかし、男の攻撃を見ると、いかに自分が下手糞か身にしみました。
男の手は私以上にゆっくりと力強く、指は私以上に速く、口と舌は私以上にねちっこく執拗なのです。
「ああっ・・・ああんっ・・・せんせ・・・くうんっ」
そして妻の反応も、私の時以上だったのです。
男は、乳房から腋をねぶり、肩腕・・・手、指の一本一本まで、妻をねぶっていくのです。腹、臍の穴にまで舌を突っ込み、ぎっしりとした太もも、すらりとした脛、そしてなんと、足の指一本一本まで、丁寧に舐めねぶる。
「そんな、先生ぃ、駄目汚い・・・」
「汚いもんですか、お母さんの体は。いい匂いだ。私の為に、隅々まで洗っておいてくれたのですね、健太君のお母さん」
「そんな・・・汚いの嫌・・・恥ずかしいからです・・・」
「確かに、昇給審査や前の家庭訪問の時は、たっぷり汗をかいていましたね、お母さん。アレはアレでたまりませんでしたよ。すえた匂いがムンムンとして」
「嫌っ・・・変なこと言わないで下さいっ」
「それにお母さん。これから、汗だくになるんですよ。私と健太君のお母さん、二人でねえ・・・それっ、こうしてっ!」
「いや見ないでっ!」
男が、妻のぎっしりとした腿を、大きく開いたのです。私の位置からも見えました。妻の黒々とした茂みと、ピンク色の妻の女性部が。
「いつ見ても、何度見ても、健太君のお母さんのお○んこは・・・綺麗ですよ、お母さん」
「いや・・・見ないでそんなに・・・ああっ」
男が、妻の女性部のある部分に、舌を伸ばしました。
「あっ駄目っ!そこ駄目ですっ、先生っ・・・駄目なんですっ、そこお・・・」
「そこってどこです?ひょっとしてここですかな?それっ」
「あひいっ!」
男が妻の女性部のある部分を舐めると、びくんっと妻が跳ね上がりました。
「そこやめて・・・そこされると私・・・お願いです先生・・・」
「そことはここですかな?この、プックリと膨らんで皮から顔を出してる小さなお豆ですかな?されるとは・・・ふふふ・・・こうですかな?お母さん・・・うぶぶっ」
「くひいっ!」
男が、妻の女性部へと吸い付きました。男は、妻のクリトリスに吸引しているのです。
「くはあっ・・ぁあっ・・ああっ・・あはんっ・・・」
ブリッジして喘ぐ妻の女性部を、うぐうぐと吸い付く男の頬。あの頬の中で、男の舌が妻のクリトリスを弾き、歯が軽く噛んでいるのだ。激しくのたうつ妻を見て私はそう思い、復活した自身の勃起を、再びしごきだしました。
男が右の手を、妻の女性に突っ込みました。いきなりでした。私はあっけにとられ、妻が叫びました。そして、苦しそうに喘ぐのです。
「くはあっ!・・・はあはあはあはあ・・・」
「お母さんのお○んこ・・・なんて熱いんだ。私の二本指をキュッキュッと締めていますよ。外はクリ、中は、ここでしょう、お母さん。ここっ!」
「ひいいっ!」
男が手首を返した時、妻が男の太い腕に爪を立てました。ぐしゅぐしゅ音を立てて動く男の手。かき乱される妻の膣。男が、また妻のクリトリスに吸い付いた。
「はあはあはあはあ・・・」
男の髪をかきむしりながら、妻は呼吸困難のように喘いでいました。苦しいのではない。感じすぎているのだ。かき乱される膣。凄いクリトリス吸引。
「ハアハア・・・二箇所・・・同時に・・されたら・・・はあはあ・・・駄目なんですう・・・やめて先生・・・はあはあはあ・・・もう・・もう・・・漏れちゃうっ!先生ぃっ!」
妻が叫んだ時、男が妻の膣から指を抜きました。そしてまるで、ホースが抜けて水が勢いよく飛び出した蛇口のように、妻の膣から液体が噴き出したのです。
ぶしゅっ!ぶしゅっ!と、噴出し、バスタオルを濡らしました。
妻の潮噴き・・・始めてみるその光景に、私は感動すらおぼえていたのです。
ぐったりと大の字になっている妻の下肢の間に、男が割り込みました。右手に、太く威きり勃つ男根を握り締め、グイと下に向けていました。妻の女性部に、照準を合わせている。私は、ごくりと生唾を飲み込みました。
「健太君のお母さん。そろそろ今日あたり、いいでしょう、中に出させてもらっても。安全日なのでしょう、今日は」
「そんな・・・それだけは、やめて下さい、峰垣先生・・・」
「どっちなのです。言わないと、判ってるでしょうね、お母さん」
「そんな・・・」
「お母さん、どっちです」
「今日は・・・安全な・・・日です・・・」
「それならば、たっぷりと出せますな。健太君のお母さんの中に」
「それだけはっ、駄目ですっ、先生っ」
男が、妻の唇をなぞりながら、言いました。
「健太君のお母さん。私には切り札があるのを、忘れたのですか?ふふふ・・・」
男が、切り札といった瞬間、妻の顔に諦めの色が走ったのを、私は見ました。自身の勃起をしごいていた私の手も、止まりました。切り札・・・非常に重要な事を男が言ったのだ。それが何か判れば、妻を助け出せるかもしれない。
助ける?だと?妻の奉仕と歓喜の顔。それと今の諦めの表情。私は混乱しました。
男が動き出しました。そして私は、再び、妻と息子の担任教師との最後の躍動に魅せられていくのです。勃起を握り締めました。
「あん・・・」
男は、大きな亀頭を、妻の膣の入り口に当て、
「健太君のお母さん。これでも私は教師で健太君の担任だ。教え子の母親に強制的な事はしたくないのです。こうしませんか?私がお母さんより早く果てそうなら、お母さんの中には出さない。潔く抜いて外に出します。逆に、お母さんが私より、先に気をやったら、私はお母さんの中に思い切り出す事ができる。これでいいでしょう。公平だ」
「そ、そんな・・・」
「どうしてです?大変な事なんですよ。健太君のお母さんの中で持続することは。この名器・・・それえっ!」
「くはんっ!」
男が、がっしりした腰を一気に沈めました。妻の中に入ったのだ。あの太い男のもので、男根で、妻を奥まで貫いた。のけぞり、男の太い腕にしがみつく妻。私は悔しさと、それ以上の興奮で息が上がりまた。
そう、正直に言います。私は、息子の担任教師で、息子の剣道の指導者である男と、妻との結合の姿に興奮したのです。切り札という言葉は何処かに行っていました。必死になって妻と男をのぞき見ました。
「くうう・・・入ったとたんこれだ。私のち○ぽに、絡み付いてきますよ。健太君のお母さんのお○んこが。全体がうねうね蠢いて、時々キュッキュッと収縮して、たまらない名器だ」
「くはあ・・・駄目え・・・先生ぃ・・・やめてぇ・・・あん・・・」
「それにその、美しい顔を悩ましく歪めて、可愛らしい声で喘いで、この綺麗な大きな乳房を目の前でタプタプ揺らされるのです。並の男なら、あっという間に果ててしまいますよ」
私の事だ!男が言った事はすべて納得いきました。その通りだ。男が言うとおりの妻に、私はあっけなく果ててしまっているのです。
男が、腰を引きました。そして、私の興奮は頂点に向かっていくのです。
「あふう・・・」
「それっ!」
「あはんっ!」
「それえっ!」
「ふあんっ!」
男の大きな上下動。妻の身悶え。がっしりした筋肉の褐色の男の肉体と、まろやかでくねくねした真っ白な妻の肉体。絡み合う二つの肉体、男と女の肉体を私は見ていました。私は今まで妻を抱いていたと言えるのか?そう思いました。
「私はね、お母さん。前の家庭訪問の帰りに襲われたでしょう・・・」
男が、妻の乳房を揉みながら、妻を見下ろし語りかける。
「あれは私にとって屈辱でしたよ。お母さんの肉体にとろけさせられてたんですなあ。油断とはいえ、剣道家の私が通り魔にやられるとは。しかし、あれは私の責任だ。あれから私は考え方が変わった。健太君のお母さん。あなたのような最高の女を抱くには、一から鍛えなおさなくてはいけない。私は道場での稽古時間を増やして毎日鍛えていますよ。おかげで教え子や親御たちの信頼を回復できた。あなたのおかげですよ。お母さん。しかし最近私は思うんですよ。私が毎日鍛えているのは、健太君のお母さん、あなたのこのたまらない肉体を抱くためだとね。この温かいお○んこを攻めるためだとね・・・それええっ!」
「ふああんっ!」
「ぐう、締まるっ!なんてお○んこだ・・・いかん、しゃべっていては。集中しないと、先に果てて、お母さんの中に出せなくなる。ふう・・・健太君のお母さん・・・」
私は、男が言った事は本当だと思いました。男と妻は、汗だくになって抱きしめ合っているのです。汗が飛び散っている。
「ああっ・・あはっ・・ああんっ・・・あはんっ・・・」
激しく振動する妻の白い肉体。揺れる乳房。
雄弁だった男は黙り込み、歯を食いしばって妻を攻める事に集中している。その腰使いときたら・・・その止まることのない男の腰に、私はうなりました。凄いと。とても真似できない。
「ああんっ!凄いぃっ!峰垣先生ぃっ!はうんっ!」
妻が、私と同じ事を、思って、叫んだ。
「いいっ!気持ちいいのっ!あんっあんっああんっ!」
妻が男にしがみつく。
何度も浅く突いておいて、ズドンと奥まで貫く。
「あっ・・あっ・・ああんっ!あっ・・あっ・・あはんっ!あっ・・あっ・・・」
大きなローリングで、妻の膣をかき乱す。
「はううん・・・くはああ・・・うふうう・・・あはあん・・・」
まるでバイブレーションの様な振動を与える腰の動き。
「あわわわわっ・・・はわわわわあっ・・・あわわ・・・」
男の攻めと、それに応えている妻。これが・・・セックス。男と女の、性交。
しごき続ける私自身の勃起が、限界に近づいた時、妻が叫びました。
「もう駄目えぇっ!!」
スパートする男。一秒に二回は妻の膣を貫く激しく速いピストン。妻を破壊するごとく猛烈。男の肩は妻の爪が喰いこみ血がにじんでいる。
私は、射精した。射精しながら、のぞき続けました。もう目が離せない。
「いっちゃうぅっ!!」
咆哮し白目を剥いた妻が、ぐたりとなって、腕をパタンと布団に落としました。それでも男は妻を抱きしめ、腰を振り続ける。そして、男も咆えた。
「うぐうぅっ!!」
男が、妻の中から外に抜くことは、なかったのだ。
男の激しい腰のピストン運動が止まった。
「ぐうぅ・・・うぐうぅ・・・」
だが男の腰は、ビクンッビクンッと痙攣している。
「うむうぅ・・・ぐぐうぅ・・・」
男は、獣のようなうめきを出し、妻を抱きしめ、歯を食いしばっている。
妻の中に、射精している。
気を失ったようにぐったりしていた妻が、痙攣している男にしがみつきだした。
「はあぅ・・くふうぅ・・・あはぁ・・・」
男の背に腕を回し、ビクビク痙攣している男の腰に、長い下肢を巻きつけている。そして、喉をむせび鳴らしている。
「あはあ・・・うふん・・・はうぅ・・・」
射精している男の精を、積極的に受け止めているみたいだ。
「うぐうぅ・・・ううむぅ・・・」
「はううん・・・くはあん・・・」
男の獣のようなうめきと、妻の猫の様なむせびが、止まった時、男と妻は、どちらからともなく唇を貪り合いだしたのです。まだ結合したままで、舌を口の中に入れあい、舌を絡めあい、抱きしめあっている。それは長く続き、射精後もセックスをしていると、私に思わせました。
男が妻から顔を離し、寡黙に妻を攻めていた男が、再び満足そうにしゃべりだしました。
「ふうぅ・・・出ましたよ、たっぷりと、健太君のお母さんの中に。やはり中出しはたまらん。お母さんはどうでした?」
「・・・・・・」
「中に出されるほうが、いいでしょう?え?どうでした?健太君のお母さん、良かったでしょう」
私ははっきりと見ました。妻が、こくりと頷くのを、見ました。
「ふふふ・・・次回もお母さんの期待にこたえられるよう、頑張って腰を振りますよ、健太君のお母さん。ふう・・・名残惜しいがもう時間がない。抜きますよ」
「ああんっ!」
男が腰を引くと、妻が仰け反りました。男の男根がずるりと抜かれ、その垂れかかったぬめ光る男根は、妻の女性部と糸を引いていました。
妻から離れた男は、妻の両膝を押さえ、のぞき込んでいる。
「恥ずかしい・・・見ないで下さい、先生ぃ・・・恥ずかしいですわ・・・峰垣先生・・」
妻の膣口から、ドロリと垂れ出ている、男の精を、男はじっと見ていたのです。
「さあ、お母さん。綺麗にしてもらえませんか?」
「え・・・?」
妻の頭に回った男が、妻の頭を持ち上げ、自身の股間に近づけました。妻は、大きな目で男の柔らかくなった男根を見た後、
「はむうぅ・・・」
男の男根を、ぱっくりと口の奥まで含みました。
「おおうっ!お母さんっ!」
天井を仰ぎ見るようにのけぞる男。妻はその男の根元から亀頭まで、赤い舌で丁寧にぺろぺろ舐めるのです。
「くうぅ・・・たまらんっ・・・わかりますか?健太君のお母さん。男の射精後のなんとも言えない快感が。射精した後にそうして舐められ吸われるとたまらんのですよ、男わ。くうぅ・・・最高の女だ、健太君のお母さんは。おおうぅ・・・60近くになって、こんなたまらないセックスができるとは。くう・・・この体に、若いころ以上の力がみなぎってきますよ、お母さんを抱くたびに。おおう・・・」
妻が、男の男根から口を離し、もう精も根も尽き果てたといった風に、突っ伏しました。男は立ち上がり、妻を見下ろしながら、服を着だした。
「今日はあまり時間がありませんでしたが、お母さん、来週の家庭訪問の時には、たっぷり時間をとっておきますよ。あっ、そうそう、安全日かどうか、チェックしていて下さいよ、健太君のお母さん」
私はそっと二階に上がり、男が出て行く気配をうかがっていました。玄関が開き閉じる音。男が出て行ったのだ。しばらくして、廊下を歩く気配がしました。妻だ。そして、聞こえてくるシャワーの音。私は、家を出ました。
私は、職場へと向かっていたのです。驚く同僚たちを尻目に、私は目を血走らせて仕事に没頭しました。仕事人間の私には、こうするしか方法がなかったのです。あの、見るものを興奮のるつぼにはめる様な、雄と雌の性交を忘れるには、こうするしか。
しかし、どうしても消えない。私は、男への逆襲を誓いました。雌と雄の性交の合間に、妻の笑顔が不意に浮かんだ時、私は逆襲を自分自身に誓いました。私はまだ、妻の笑顔を忘れていない。
ただ、絶対に確かめたいのです。男が言った、妻を脅すような発言の意味。絶対に確かめないといけない。妻の為に。不思議とそう思ったのです。
まだ、男の家庭訪問をのぞき見なければならない。
「お帰りなさい、遅かったのね」
夜遅く帰った私を出迎えた妻は、微笑み、その頬は異様に血行が良かったのです。
「お風呂、沸いてるわよ。その間にご飯の用意、しときますから」
妻は、私がどんなに遅く帰ってきても、先に寝ていたことがない。風呂とめし。必ず準備していてくれる。
「ゆっくり、つかってね、あなた」
私は、微笑む妻のプックリした唇と、Tシャツを持ち上げる妻の胸の大きな膨らみを見ました。
男の亀頭でめくりあがる唇。男の腰使いで激しく揺れる乳房。私は急いで風呂場に駆け込み、勃起を握り締めました。
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