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悩める父親

(4)

 そう言えば最初の説明で、
「妻の体自身も受胎に最適なようにもっていく」
 ということでした。
 これはどういう意味なのでしょうか。
 受胎に最適ということは、精子提供者と相性が合うようにするということでしょうか。
 肉体的な相性を合わすということは、妻の体を精子提供者に馴染ませるということでしょうか。
 でも一体どうやって?
「あの・・・・先生、私に精子を提供して下さる人は、もう決まったのでしょうか?」
「ええ、奥さんのデータもかなり集まりましたので、一応候補は決めています。もしその男性に何かあれば、また次を探しますが、貴女のためなら、その男性も万難を排して期待に沿ってもらえるはずです」
 そうか、やっと父親が決まったのか。
「先生・・・・、その人のことは、教えて頂けないのですか?」
「奥さん・・・・、最初に申し上げた通り、そういうことは一切教えられません。そうしないと、AIDという治療は、成り立たないのですよ。もう一度言いますが、相手の男性が誰であろうと、向こうには一切の義務も責任もありません。また奥さんも、相手の男性に、何も求める権利はありません。全ての責任は、貴女方夫婦にあるのです。いいですね」
「・・・・はい・・・・わかりました・・・・」
 このように、精子提供者に会うことはもちろんのこと、その存在すら明らかにされていないのですから、馴染ませようにも不可能なのでは・・・・。

 絶対こういうことは有り得ないと思いますが、もし万が一、妻の主治医である先生が、精子提供者だったとしたらどうなるのでしょうか。
 そんなことは夢にも考えられないことですが、例え話しとして考えたとしたら・・・・。
 その場合は、受胎の成功率を高めるため、妻の体を先生の体に馴染ませる、ということになります。
 一般的に、Aという物質を、Bという物質に馴染ませるには、Bの一部をAの中に注入し、AがBの一部を自分のものとして取り込むことです。
 そうすることによって、最後に合体する時、拒否反応を起こすことなく、AはBを快く受け入れるようになる訳です。
 ということは、先生の一部を妻の体内に注入するということになります。
 そうすることで、先生のものであったはずの何かを、妻の体が消化吸収し、妻の血となり肉となって、妻の体は先生に馴染んでいくというのです。
 こうなれば、提供者となった先生の精子は、道を迷うことなく妻の子宮内を、妻の卵子目指して泳ぎ続けるのです。
 そして迎える側の妻の卵子も、先生の精子であれば、喜んで門戸を開け放つのです。
 妻が先生の子供を宿すことは、100%確実です。
 もし、先生が精子提供者であるならば・・・・。

 それでは、先生の一部を妻の体内に注入するということは、一体どういうことでしょうか。
 体の一部であれば、皮膚を移植?、指を移植?・・・・まさか、それとも先生の血を妻に輸血?・・・・いや、血液型が違っていたら、これは不可能。
 では、何を・・・・??
 えっ・・・・?、いや・・・・まさか・・・・そんなことは・・・・、まさか・・・・先生の精液・・・・??
 でもこれは、本番の楽しみに取っておくはず・・・・。
 それとも、口から飲ませる・・・・?
 ふぅ・・・・む、あの先生なら考えられないこともないけど・・・・。
 いいや、大事な大事な先生の精子です。
 きっと本番に向けて、溜めに溜め込むはずです。
 それじゃ・・・・、先生の体質が染みついている物で・・・・、先生のエキスがたっぷり入っていて・・・・、先生にとっては、妻に提供しても、痛くも痒くも無いものと言えば・・・・。
 えええっ!!・・・・、そんな・・・・まさか・・・・・・・・!!??あの先生ならやりかねません!!
「それでは今日から、受精に向けての準備に入ります。これから行うことこそ、受胎にとって最も大切なことですから、私の指示には全て従って頂きます。私の命令は絶対です!!いいですね!奥さん!」
 先生の命令は絶対などと、これでは奴隷扱いです。
 こうまで言われては、さすがに妻も躊躇したでしょう。
 しかし、私が子供をほしがっていることを考えると、夫の夢を実現させてあげるため、ここは涙を呑んで我慢するしかありません。
 なんという心の優しい妻でしょうか。
「はい・・・・、わかりました・・・・」
 こう返事してくれたことでしょう。
 これで私達夫婦に、子供が授かることは確実になった訳です、父親が誰かを問わなければ・・・・。

「それでは奥さんが、私の命令に本当に従うか、今から確認します」
 なにも確認など、しなくてもいいのに。
「奥さんのことを、今からは呼び捨てにします。佳子、いいですね!」
「・・・・はい、それで・・・・結構です」
 ちょっと酷い気もするけど、これで子供が授かるなら、妻は我慢してくれるでしょう。
「先ず、最初の命令です。私にキスしなさい」
「ええっ??そんな・・・・」
「もう、お互いの唇の味を知っているでしょうに」
「あ・・・・あれは、先生が・・・・無理矢理・・・・」
「どうでもいいことです。事実は事実です。それとも私の命令を拒否しますか?」
 いくら何でも、人妻が夫以外の男性に、自分からキスをするなんて、出来るはずがありません。
「子供は、もういらないのですね?」
 こんな酷いことも、あの先生なら口にしたかも知れません。
「そ・・・・それは・・・・」
 仕方がない・・・・、子供のためです、死んだ気になって・・・・。
 妻は先生の前まで来ると、先生の両肩に手を添え、つま先立ちになって固く目を閉じて、先生の唇に自分の唇を押し当てたことでしょう。
 これは本心からのキスではないと、心の中で夫の私に詫びながら・・・・。
 先生からしてみれば、命令されたとは言え、人妻のほうから唇を求めてきたのです。
 言うなれば、これは据え膳だと、勝手な解釈をして、有り難く頂こうと思ったに違いありません。
 さらに舌を、人妻の口の中に押し込んだら、どんな反応を示すことでしょう。
 先生の舌は、妻の唇をじわじわこじ開け、遂に妻の舌の先端に触れます。
 その時人妻は、思わず舌を引っ込めたはずです。
 なんと言っても、舌を絡め合うのは、夫だけに許された行為だからです。
 しかし先生の舌は、さらに奥深く侵入してきます。
 妻の舌はもう逃げ場がありません。到頭、先生の舌と妻の舌が重なってしまいます。
 先生の舌は、妻の舌を宥めるように、優しく触れてきます。
 それは極上の愛撫にも似て、図らずも誘惑に負けそうになります。
 妻にしてみれば、ここは何としても踏み止まりたいところです。
 しかし、先生の舌のテクニックも指と同様で、抜群の持ち味なのです。
 このままで変になってしまう。
 ここまで耐えてきたのに。
 妻の固い決意も、先生のテクニックによって、蕩けてしまいそうです。
 ”もう、だめぇ・・・・、あなた・・・・ごめんなさい・・・・”妻は先生を完全に受け入れてしまったかも知れません。
 後は、愛し合う恋人同士のように、お互いの舌を貪り合う、激しいキスが延々と展開されたことでしょう。

 永いディープキスの末、やっと先生の方から唇が離されます。
 もう妻は立っていられないほどになったことでしょう。
 先生は妻の躰を支えて、次の命令を出します。
「佳子、今度は服を脱ぎなさい、全て脱いでパンティは裏返しにして、私に渡しなさい。これは私の命令です」
 先生とのキスだけで、妻は洗脳されてしまったのか、ほとんど迷うことなく、服を脱ぎ捨てていきます。
 最後の一枚を足から抜いて、命令通り裏返しにしようとしますが、また濡らした恥ずかしい部分を見られるのかと思うと、さすがに躊躇せざるを得ません。
 しかし妻も悟ったのか、諦めにも似た境地で、自分の愛液がべっとり染み付いたパンティの底を表にして、先生の目の前に差し出すのです。
「佳子、何だこの染みは!そんな淫乱な女だったのか!そんなことでは、子供は授けられない。今からお仕置きをします」
 先生の方が、妻を濡らせるような原因を作っておいて、こんなことも言ったかも知れません。
 でも、お仕置きって・・・・??
「いやぁ・・・・、ごめんなさい・・・・許して下さい・・・・」
 なにも謝る必要などないのに。
 しかしあの先生が許してくれるはずがありません。
 妻を堕とすことが目的なはずですから。
 先生は有無を言わせず、泣いて謝る妻の躰を、診察台に縛り付けたのかも知れません。
「いやぁ・・・・、酷いことしないで・・・・、お願いですから・・・・」妻にとっては
 酷いことが、先生にとっては極上の楽しみに違いないことでしょう。
 あの先生のことですから、妻を徹底的に堕とすため、最も卑劣なお仕置きを考えてあるはずです。
「佳子の淫乱な性格を正すには、懺悔が必要です。男なら頭を坊主にするところだが、髪の毛は可哀相だから、下の毛を丸坊主にします」
 などと、とんでもないことを言い出すかも知れません。
「下の毛・・・・?・・・・いやあぁぁ!!、やめてぇぇ!!・・・・」
 自分がどんな酷いお仕置きをされるのか聞かされて、妻は半狂乱になってしまうのではないでしょうか。
「心から悔いるためには、初心に還ることです。つまり生まれたままの状態、赤ちゃんの時と同じ姿になるのです」
 実に勝手な理屈です。
 その自分勝手な理屈に従って、先生は剃毛の準備をしたことでしょう。
「動くと怪我するよ。佳子の大事なところが、血だらけになっても知らないからね」
 妻の陰毛に、シェービングクリームを塗り付けながら、先生は妻に剃毛時の心構えを教えます。
 陰毛を剃られることは、身の毛もよだつほど恐ろしいことですが、大事な部分を剃刀で傷つけられることは、もっと重傷です。
 妻は涙を浮かべながら唇を噛みしめ、じっと我慢するしかなかったことでしょう。
 やがて、恥丘の部分だけでなく、お尻の方まで、股間部にあった全ての体毛が剃られてしまったようです。そしてそこに誕生したのは、大人の女性の性器を持った、汚れなき少女のようでした。

「佳子、よく我慢したね。今日から、佳子は生まれ変わるんだ。私の女として・・・・」
 先生の最後の言葉は、泣き濡れる妻には届いていなかったかも知れません。
 先生はご褒美として、先生の唾液を妻に呑ませて上げたことでしょう。
 妻はそれを喉を鳴らして飲み込んだとしても、妻が悪いのではないことは、頭では理解しているつもりです。
「一度剃ってしまうと、伸び始めの時チクチクするし、パンティからも突き出してしまうので、常に綺麗にツルツルにしておく必要があります。これからずーっとです」
 なんということでしょう、妻はこれから一生、パイパン状態で生きていかなければらないのでしょうか。
 大人の女性にしてみれば、これは耐え難いはずです。
「先生・・・、酷い・・・・」
 本当に酷い先生です。
 これでは、これからずーっと、先生の奴隷になれ、と宣言されたことと同じです。
「さあ佳子、立って無垢の少女になったところを見せてごらん。手で隠すのじゃないよ」
 先生の命令です。
 従わなければなりません。
 今まで大人の象徴であった、黒い翳りが消え失せ、少女のそれと同じ1本のスリットが、縦方向に走っているのが、先生の目を捕らえて放さなかったことでしょう。
 唯一少女ではないことの印は、発達して膨らんだ小陰唇と、スリットの開始点から顔を覗かせるクリトリスではないでしょうか。
 妻はそんな恥ずかしい姿を、先生の卑猥な視線で、たっぷり犯され、もう股間から滴を垂らせてしまったかも知れません。
 恥ずかしさで震える妻の姿を見て、先生は”もっと辱めて、完全に私の物にしてしまおう”とまで考えたことでしょう。
「私の佳子、可愛いよ。それじゃ今度は、床の上で四つん這いになってごらん。お尻を上げて、足を開いて、・・・・・・・・・・・・、と言ってごらん」
「先生、そんなのいやっ!!」
 余程恥ずかしい命令なのか、妻は必死に抵抗したことでしょう。
「佳子っ!これは命令です!」
 そう、これは先生の命令なのです。
 先生の奴隷ならば、絶対服従しなければなりません。
 妻は涙を流しながら、おずおずと床に膝を付き、先生の命令を一つずつ実行していったのでしょうか。
 そして先生の性奴隷になった証しに、
「佳子の・・・・、はしたない・・・・おま・・・・Xこ・・・・を、じっくり・・・・見て・・・・下さい・・・・、・・・・いやぁぁぁ・・・・・・・・」
 こんなことまで言わされてしまったのでしょうか。
 そんな中でも、あの優しい妻は私を思い計って、
「でも先生・・・・、もう・・・・主人と・・・・」
 と、小さく先生に抗議してくれたかも知れません。
「御主人と、何ですか?まさか、SEXするつもりじゃないでしょうね。これからが一番大切な時期なのですから、御主人とのSEXは、無事出産が終わるまで、一切禁止します。肌を触れ合うことも禁止です。キスぐらいは、まあ仕方がないでしょう」
 私の妻に対して、先生はこんなことまで命令したのでしょうか。
 でもそう言えば、長女が生まれるまで、SEXはおろか抱き合うことも許してくれませんでした。
 唯一出来たのは、かるーく唇が触れ合う程度のキスだけだったように思います。
 そして、生まれた後も・・・・。

(もう少し悩み中)

 

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