悩める父親
(1)
皆さん、私の悩みを聞いて下さい。
それは2歳になる、我が家の長女のことですが、どうも私の子ではないようなのです。
「ようなのです」というよりも、まず間違いなく私以外の男の子供だと思います。
妻は他の男の子種を宿し、私は生まれた子供を、我が子として育てていることになります。
産みの親より育ての親と言いますが、頭では理解できても、本音ではそう簡単にはいきません。
特に気になるのは、妻が私ではない他の男の精子をたっぷり含んだ精液を、その子宮奥深くに、喜々(?)として受け入れた揚げ句、その男の子供を受胎し、10ヶ月の長きに渡って、お腹の中でその男の子供を育て上げ、その男の子供を産むために、出産の苦しみに耐え抜いた、ということです。
でもこれは、妻が悪いのではありません。
妻が不倫をして、相手の男に孕まされた訳でもないのです、たぶん・・・・。
どちらかというと、私の方から他の男の子供を産むことを奨めた、と言うか頼み込んだのです。
実は検査を受けて分かったのですが、私には精子が無いのです。
全くゼロというのではありませんが、妊娠が成立するには、ほど遠いくらいの数しかありません。
極僅かの可能性に賭けて、ホルモン注射や漢方薬などを試しましたが、全く効果なし。
最後には、だめ元のつもりで、私の精液を注射器で、直接妻の子宮に注入することまで、頼み込んでやってもらったほどです。
その当時団地に住んでいましたが、周りの同年代の夫婦が、妊娠や子供の誕生で盛り上がる中、私達は寂しい思いでした。
さらに妻は奥さん連中から、「お宅はまだ?」と責められ、一時はノイローゼ気味になってしまい、引っ越したほどでした。
そして妻は、「2人だけで仲良く暮らそう」と、諦めの境地で私を諭してくれました。
しかしその顔は、どこか寂しそうでした。
そして公園などの散歩に行ったとき、どうしても子供連れの夫婦や母親に、目が向いてしまいます。
そこで私は、新聞などで呼びかけている里親になって、気に入ったら養子にもらおうかと提案してみましたが、妻が言うには、養子をもらった後で、もし実子が生まれたら、子供を差別してしまいそうだから、いやだと言いました。
妻の気持ちも分かるので、それ以上はすすめませんでした。
そんなとき、なにかの拍子にAID、すなわち非配偶者間人工受精というものを知りました。
要は他の男から精子をもらって、それを妻の体内に注入する、というものです。
これなら、養子のように全くの赤の他人ではなく、少なくとも妻の子供ではあるわけで、私さえ我慢すれば、夫婦の子供が持てるのです。
このことを妻に話した時、カンカンになって怒りだし、「貴男以外の子を産むのは、絶対いやだ」と言い、しばらくは口も聞いてくれないほどでした。
私は正直言って、この時の妻の言葉が、とても嬉しかったのですが、妻が拒否すればするほど、私も意固地になって、どんどん話が変な方向にいってしまいました。
よせばいいのに、どうしても子供がほしいということで、他の男の子供でもいいから産んでくれ、と頼み込んだというか、半ば強引に押し通しました。
妻は泣きながら、イヤイヤを何度も繰り返しました。
しかし到頭妻は根負けし、子供を産む決心をしてくれました。
この時妻が言った言葉は、今でもはっきり覚えています。
「わかったわ、私子供を産みます。でも相手の男性が誰であろうと、生まれてくる子は、貴男の子供よ。このことだけは、絶対忘れないで」
あの時、妻の気持ちを素直に聞き入れ、2人だけで暮らしていたら、こんな悩みを知らなくてもよかったのです。
やがて私達は、紹介された産婦人科を訪れました。
すでに2人で話し合って決めたことですから、先生から念を押されるまでもなく、承諾書にサインしました。
直ぐにでもAIDが始まると思っていたのですが、実施するまでにはかなり時間がかかると言うことでした。
先ず受精を成功させるためには、妻の体の状態を詳細に調べる必要があると言うのです。
月経周期は言うに及ばず、実際に排卵が行われているのか、卵巣、輸卵管、子宮の様子などを徹底的に調べ上げ、その上で受精に最適な日時を決定し、妻の体自身も受胎に最適なようにもっていくということでした。
その日は先ず問診だけで、次の週から検査が始まり、毎週のようにこの医院に通う日々が続きました。
問診は二人に対してではなく、妻だけに行われました。
「いろいろ奥さんにお聞きしますので、御主人は待合室でお待ち下さい」そう言って診察室から、追い出されてしまいました。
それから約1時間後、やっと妻が出てきましたが、なにやら顔を赤らめていました。
私が問診の内容を尋ねると、一般的な婦人科としての内容のようですが、それから先はなかなか口を開こうとしません。
どうしたかと、さらに詰問すると、「恥ずかしいことまで・・・・」と言うのです。
どんな恥ずかしいことを、と尋ねると、「貴男とのSEXのことまで・・・・」顔を真っ赤にしながら、やっと答えました。
つまり人工授精を成功させるには、それまでの夫婦生活のことも知る必要があると、先生は妻に言ったのです。
そして尋ねられたことは、単にSEXの回数だけでなく、1回の性行為にかける時間。
前擬から挿入までの時間と、挿入から射精までの時間。
果ては私の勃起時のサイズまでも・・・・。
さらにオルガスムスを感じているか、それは毎回の性交で感じるのか、一回の性行為で何回ほど感じるか、クリトリスでも感じるか、失神するほど感じたことは・・・・等々。
普通の主婦なら、とても答えられそうにないことを、治療のために必要だという、医者の特権を利用して、妻に答えるよう迫ったに違いありません。
妻もこんなことまで、何故答えなければならないのか、かなり不審に思ったようですが、オルガスムスを感じる躰かどうかということが、受胎の成功率に大きく関係すると説明されたので、しかたなく答えたようでした。
しかし最後の質問は、貞淑な人妻を装う妻にとって、かなりのものだったようです。
「奥さん、これで最後ですが、正直に答えて下さいね。これからの治療にとって最も大事なことは、どんな恥ずかしいことでも、私の前では素直になって、全てに従うことです。いいですね」
「・・・・はい・・・・」
「さあ、それじゃ奥さん。今までに何本のペニスを知っていますか?」
「・・・・えっ?・・・・」
「これまでに、御主人以外で何人の男から、チンポを突っ込まれましたか?」
こんな質問をされたら、人妻でなくても躊躇してしまうでしょう。
しかし、何でも従うことに同意した以上、嘘でも答えなければならないでしょう。
「主人だけです」と、妻は答えたはずです。
なぜなら、私との初めての時、確かに処女の証である赤いものを見た、ような気がしたからです。
結婚後も、私しか知らないはず、だと思うのですが・・・・。
私は検査があった日、妻にその検査内容を尋ねました。
最初恥ずかしいのか、なかなか答えてくれませんでしたが、あまりにもしつこく聞くので、しかたなく教えてくれるようになりました。
私はその検査を受ける時、妻がどんな格好をしているのか、それを詳しく知りたかったのですが、こんなことを聞くのは妻を侮辱することにもなりかねないと思い、あまり聞かないようにはしていたのですが、一言だけ聞きました。
「検査の時は、下着は脱ぐの?」
「当然でしょう」
「パンティも?」
「もちろん!」
産婦人科の検査ですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、妻が下半身裸になって、診察台の上で大股開きで、男の先生の目の前で、陰毛やおまXこ、さらにはお尻の穴まで晒しているかと思うと、嫉妬にも似た気持ちになってしまいました。
妻だって何も好き好んでやっている訳ではなく、私の望みを叶えるため、しかたなくやっているのだと、理屈ではわかっていても、私の偏屈な心は収まりがつかないのです。
ある日などは、乳腺の検査をされたと妻は言いました。
これもホルモンバランスを調べる上で、重要な項目らしいのですが、乳腺を調べるということは、乳房を丸出しに
したということです。
妻はブラウスもブラジャーも脱ぎ捨て、白い柔肌を晒し、先生の手で乳腺の検査と称して、柔らかくてしゃぶり付きたくなる乳房を、下から持ち上げるように揉まれたのかも知れません。
「うーむ、痼りのようなものは無いから、乳ガンの心配はないでしょう。こっちはどうかな・・・・」そう言いながら先生は、必要以上に妻の乳房を捏ねくり回したのではないでしょうか。
声までは出さずとも、妻は十分に感じたに違いありません。
しかし妻は乳房を揉まれるのも感じますが、それ以上に乳首が感じるようです。
普段は乳首の中央が少しへこんでいますが、乳首を指で揉み込んでやると、へこみはなくなり、乳首全体が大きく固く勃起してきます。
この状態の時、舌の先でレロレロしてやったら、「ああぁぁ・・・・、あーん・・・・、ああーん・・・・」と、可愛く泣き出します。
きっと先生も、母乳が正常に出るかどうかを調べる、とでもいうような理屈をつけて、妻の乳首の先端までも、先生の指先でじっくり捏ね回されたことでしょう。
その時、乳房以上に感じる妻の乳首が、固く痼ってきたとしても、妻を責めることはできません。
妻だけでなく、正常な女性の神経を持っているならば、いろんな女性の体を触りまくり、卓越したテクニックを磨き上げた産婦人科医の手に掛かっては、いたしかたのないことです。
もしこの時妻が、私との時のように思わず声を出してしまったら、一体どうなることでしょう。
「おやぁ・・・・、奥さんはなかなか感度がいいですね。ここはどうですか・・・・?こんなことされたら・・・・?」
そんなことまでされたら、いくら我慢していても、かってに声が出てしまうのが自然の摂理でしょう。
「奥さんの声、なかなか可愛いですね。それじゃ、こうしたらどうなるかな?」
まさか、検査なのですから、妻の乳首を舐め舐め、なんてことまではしないでしょう。
たぶん・・・・。
「いやーん、先生、だめっ!だめっ!」
妻もこれにはたまらず、抵抗せざるを得ないはずです。
でも最後には、「あはーん・・・・、だ・・・・めぇぇ・・・・」
一際大きな声が出てしまったのかも・・・・。
ここで一つ気になったのは、この日の検査は胸の検査だけだったのかと言うことです。
もし「今日は天気もいいので、膣の状態も調べます」と先生に言われたら、下も脱がなくてはなりません。
すでに裸になっている上半身に、服を着るまで待っていてくれるのならいいのですが、「今日は時間がありませんので、そのままで検査します」とでも言われたら、上は裸のままで、下までも脱いで全裸になったのでしょうか。
いくら先生とは言え、夫以外の男性の前で、全裸になるにはかなりの抵抗があったはずです。
ましてや、先程の胸への愛撫で、妻の愛液をたっぷり吸い込んだパンティを、先生の目の前で脱がなければならないとしたら、自分がどれほど感じて濡らせてしまったか、その証拠を先生に見られてしまうのですから。
さらには、「丁度いい機会だから、奥さんの体液も調べておきましょう。脱いだパンティを裏返しにして、股間部分に付着している染みが、よーく見えるようにして私に渡して下さい」
こんなことまで言われたら、あまりの恥ずかしさに、妻は卒倒してしまうかも知れません。
しかし私が子供を産んでほしいと願ったばっかりに、妻は私の願いを聞き入れるため、唇を噛みしめながら恥ずかしさに耐え、一糸纏わぬ姿で、自分が吐き出した淫液で、じっとり湿っているパンティを、先生に差し出したことでしょう。
「ほおー、奥さん、こんなに濡らしていたのですか?」
そんなことを言いながら、先生は恥ずかしい印が付いた妻のパンティを、穴が開くほど見つめたのではないでしょうか。
「恥ずかしい・・・・、先生、そんなに見ないで下さい」
しかしこんなチャンスを逃すバカはいないでしょう。
先生のことです、きっと妻のパンティに染みに鼻を近づけ、匂いまでも嗅いだはずです。
「うーん・・・・、いい匂いだ。奥さんのはGOODですよ。どれどれ、お味の方はどうかな?」
こうして、妻のパンティを舐める、なんてことまでもしたに違いありません。
「先生、そんなこと、だめっ!!」あまりの恥ずかしさに、妻はパンティを取り返そうとしたことでしょう。
しかしそんなことくらいでは、先生の決意は緩みません。
「奥さん、だめですよ。これからじっくり検査するのですから、このパンティは当分預かっておきます」
こんなことを言われたら、妻の狼狽えようが目に浮かぶようです。
何と言っても、ノーパンで家まで帰らなければならないのですから。
妻は検査の日には、捲り上げるのに都合がいい、フレヤースカートを履いているはずです。
そしてこの日履いていたスカートが、たまたま独身時代に買っていた短めの丈のものだとしたら、とてもノーパンで外を歩ける訳がありません。
たぶん先生は、その時妻がミニスカートを履いていたことを知っている上で、こんなことをしたのでしょう。
しかもその日は都合の良いことに、医院の近辺では時折突風が吹いている日だとしたら、必死でスカートの裾を押さえながら、しかしもし誰かにチラリとでもスカートの中味が見られてしまったら、という羞恥心から、股間から愛液を滴らせながら歩く妻の痴態ぶりを想像したに違いないでしょう。
はたして妻は、どうやって家まで辿り着いたのでしょうか。
(まだ悩みは続きます)
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