【アイドルマスターシンデレラガールズ:渋谷凛】りんこうりゃく

「いやぁ、君が凛ちゃんだね? 初めまして」
「……どうも」
「ま、ま。座って座って」

 どこか甘ったるい香りに咽そうになりながら、私――渋谷凛は、じろりと目の前の男を睨んだ。
 30代から40代程度だろうか。
 男の身なりは中肉中背で、身に纏うスーツはそれなりに着こまれているのか、少しだけくたびれていた。
 それでも、所々から覗く時計なんかの小物は小奇麗に纏められていて。
 男が、それなりの地位にいることを何となく感じた。

 促されるままにソファに座る。
 柔らかめのそれはぎしり、と音を立てて、その音にドキリと胸が鼓動した。
 にやにや、と笑みを浮かべた男の視線から逃れるように顔を背けた。

 ――大きな歌番組に出たいなら、女の子としてどういうことが必要かは、分かってるよね。

 プロデューサーとの営業回りの日々。
 アイドルになってデビューCDも出して、少しずつ売れてはいるもののぱっとしない日々。
 歌番組への売り込みに一緒に出掛けて、それでも取り扱ってはもらえなくて。
 その帰りにプロデューサーを待たせてお手洗いに向かって――その出口で、男はそう呟いた。
 ――枕営業、そう呼ばれている。

「喉、乾いたでしょ。おじさん、ジュース頼んでおいたからさ」
「……結構です」
「まあまあ、そう邪険にしないで欲しいな。楽しくおしゃべりするだけでおじさんも満足するかもしれないし」
「む……じゃあ、頂きます」

 ことりっ、と男が両手に持ったオレンジジュースが注がれたコップの片方を机の上に置いた。
 ちびりちびりと男がもう1つのオレンジジュースで喉を潤して、それを私に促してくる。
 その一挙手一動に身構えていることなんか御見通しのようで。
 それにむっとした私は男の促すままにオレンジジュースを口に含んで――飲み込んだ。

「……?」

 少しだけ、変な味。
 甘いオレンジの香りと味の中に混ざる不思議な味に違和感を感じるが、確かめるように舐めてみてもそれを感じ取ることは出来なかった。
 変なの。
 そう思いながら、ずずっ、とストローからオレンジジュースを啜る。
 変な味はもう記憶と意識の中から消えていた――男が、口元に運んだコップに隠れるように笑っていたことに気付くことも無く。

「そうそう、プロデューサーくんにこのことは言っているのかい?」
「言える訳ないでしょ……そっちも、その方が都合がいいでしょうし」
「ははっ、まあその通りだが。プロデューサーくんはそういうのは駄目なのかい?」
「言ってるのも、考えているのも見たことない。……やっぱり、多いの?」
「以前ほどでは無いがね。身体を売ってでも、と思う娘はいるものさ」
「そう……」
「まあ、大抵はプロデューサーに頼まれて泣く泣くだがね。凛ちゃんみたいなのは珍しいよ」
「ふぅん……」

 こくり、とオレンジジュースをまた口に含んで、はぁ、と息を吐く。
 プロデューサーの名前が出て悲しくなったのか、潤んでしまった瞳をこしこしと袖で拭う。
 男の言葉が今の自分が何をしでかしているのかを教えているかのようで、かっ、と身体が熱くなった。

「おや、ジュースが無くなったようだね。新しいのを注いでこよう」
「……お願い、します」

 私がここにいることを、プロデューサーは何て言うだろう。
 どんな顔をするのかな。
 怒るだろうか、悲しむだろうか――よくやった、なんてことは絶対に言わないことだけは熱を持ち始めた頭でも確信出来た。
 
「……?」
「おやおや――大分効きはじめたかな?」

 ぎしり、とソファが軋んだ。
 男が、隣に座っていた。
 あれ、さっきは反対側に座っていたのに。
 そう思っていると、男がオレンジジュースを差し出したのを受け取ろうとして――ふらふら、と手が揺れて受け取れない。

「あ、あれ…?」
「おや、大丈夫かい、凛ちゃん?」
「ん……平気、です……」
 
 男の顔が私の顔を覗き込む。
 その吐息が肌を少しだけくすぐって、つい身を捩った。
 
「そうはいっても……むむ、身体が熱いようだよ。熱でもあるんじゃないかい?」
「ん……だい、じょうぶです」
「そうは言ってもねぇ……汗ばみ始めているし、体温も高い。本当に熱があるんじゃないのな?」
「ん……っ」

 男が私の額に手を当てて、ふむ、と考えるかのように目を瞑る。
 そのゴツゴツとした手の平に視線が定まらないまま、額から離れた男の手は私の首筋を撫でる。
 ぺとり、と熱と汗から男の手が張り付くように私の首筋を伝うが、何故か嫌悪感を抱くことなく、それでもぶるりと身体を震わせた。
 はぁ、はぁ、と。
 体調を崩したかのように荒く息を吐き――少しだけ甘ったるい男の香りに、くらくらしてくる。
 
 男の手が、制服から伸びる太腿を撫でた――だというのに、それを払いのけられないほど、熱が身体を溶かしていく。

「帰り、ます……」
「いやいや、そんな体調で帰らせられるわけがないよ。今日はここで休んでいきなさい」
「はぁ……はぁ……」
「そうだ、オレンジジュースでも飲んで落ち着きなさい。今は緊張しているだけだよ――楽になれば、すぐ気持ちよくなる」
「はぁ……? はっ、――んっ」

 起き上がろうとしてふらついた私の身体を、男がその腕に受け止める。
 力強い腕が私を支えて、その動きに合わせて肌が圧迫されるその感触に、ぞくり、と何かが震えた。
 
 片手は太腿で熱を測ったまま、男が片手で器用に私のネクタイとシャツに上を緩めていく。
 大丈夫だよすぐ楽になる、と呟く男の顔が目の前にあって、そう呟く唇から香る煙草の香りがことさら濃く感じた。
 つつっ、と。
 露わになりかけたブラの傍を、男の指先が這った。
 ひくっ、と反射的に反応した身体を抑えるかのように力が籠った太腿の手は、それも同じく指先を立たせてその先端が肌を這っていく。
 身体の熱が上がっていくのを感じる。
 そんな熱を吐く私の身体を支えて、言葉とは裏腹に男がオレンジジュースを口に含んだ。
 何を、しているのだろう。
 そんな思考しか出来ることなく。
 男は、身体を支えたまま私の顎を持ち上げて――唇と唇を押し付けた。

「ん、んんっ……ん、ぐぅ……じゅ、ん」

 一瞬驚いた私の表情を見て、男はその口を少しだけ開いてその口内の液体を流し込もうとする。
 オレンジジュースだ。
 口づけ――キスという行為に驚いたというのに、口移しという行為にまで及ぼうとした男を拒もうとしても、先ほどからの熱で身体に力が入らない。
 ちゅる、と力を入れて少しだけ空いた唇の隙間から、オレンジジュースが注ぎこまれてしまう。
 それを拒もうとして、舌で蓋をすれば、と思って。
 舌を動かそうと口の緊張が緩む、そのタイミングを待っていたかのように男は押し付けるだけだった口づけを、深く深く、繋げてきた。

「んっ、ふぅっ、ん、んちゅっ、ふっ、んんっ」

 オレンジジュースが、私の口の中を満たす。
 男の口内とその熱で少しだけ温くなったそれが息を詰まらせて、咄嗟のことに反応出来なかった私は、それを少しだけ飲み込んだ。
 そんな喉の動きに合わせて、男の舌がぬるり、と私の舌を撫でた。
 ぞわぞわっ、と背筋と首筋が震えて、太腿がふるりと震えた。
 ちゅる、ちゅく、ぬちゅ、にゅる、ぬりゅり。
 オレンジジュースが喉を通って身体を熱くすると、男の舌が私の口内に残ったオレンジジュースを混ぜるかのように蠢いていく。
 それが凄く違和感で、蠢く男の舌と熱を追い出すかのように舌を絡ませていく。
 こくり、こくりっ。
 オレンジジュースを我慢できずにまた少しだけ飲み込んで、男と私の舌の動きにこらえきれずに、私の口端をそれが伝う。
 つつっ、と口端から喉元を通るその感覚にぞわっ、と喉元を震わせて。
 ――私は、ようやくオレンジジュースを飲み干した。
 
「……ああ、零れて濡れてしまったね」
「はぁ……は、ぁ……ん」

 息が荒く、身体が熱い。
 男の舌と絡まっていた舌は、まるで自分のものではないかのように熱い。
 唇の端についたオレンジジュースをちろりと舐め取ると、ようやくそれが私の舌ということが理解出来た。
 そんな私の唇に、男は自分のそれをまた押し付ける。
 ちゅぷっ、と粘質な音に紛れて男の舌が口内に侵入すると、また私の舌をまさぐるかのようににちゅにちゅと絡んでいく。
 その動きのたびに、背筋がぞわぞわと震えて身体の奥の何かが震えていく。

 くちゅ、と唇が離されると、男は私の唇を軽く啄み、舌でなぞった。
 そして、口端から零れたオレンジジュースを、その軌跡をなぞるように舌を滑らせていく。
 顎――ぬとり、と舌が下りていく。
 首筋――熱くて少しだけざらざらした舌に、ぞくぞくとしたものが身体の中を這い蠢く。
 そして、胸元――その膨らみにかかる部分で男の舌は止まった。

「……汚れてるし、脱いでみようか?」
「……え?」
「……」
「……ふ、んぅ」

 ちゅ、ちゅ、と胸元に男の唇が軽く吸い付く。
 ぞわり、ぞくり、と身体が震えて、ソファのカバーを強く握りしめて、吸い付いたまま舌で肌を突く感覚に、びくり、と身体が跳ねそうになった。
 ぼぅ、と頭の中の熱が視界を有耶無耶にしていく。
 ピンク色というか、白色というか。
 現実感の無い、何処か浮ついた、浮いているかのような感覚。
 そんな視界の中で上目使いの男の言葉に、私は促されるかのように頷いていた。

「おお……やっぱり、若い子の肌は綺麗だねぇ」
「ん、ぅぁ……」

 ――はらり、と。
 カーディガンとワイシャツのボタンを全て外した私の肌に、男はその感触を確かめるように指を這わせる。
 つつっ――脇からくびれにかけてが、撫でられる。
 くくっ――下腹部からおへそを通って胸の下まで。
 その動きに合わせるかのように、男はまたオレンジジュースを舐め取るように首筋に舌を這わせた。
 
 それが、胸の奥にじくじくとした疼きを生み出していく。

「っ、ぅんっ……ぁ、く……んっ」
「可愛い声、我慢しなくてもいいんだよ?」
「ふわ、ぁっ……ん、ちゅ、ぁぅ……」

 ――だというのに。
 男はその疼きの中心――私の胸を触ろうとはしなかった。
 下腹部を触り、唇を舐め、舌を絡め。
 それでも、山なりの肌に触れた途端にそこを離れて。
 唇と舌を重ねるたびに口移しされるオレンジジュースによってブラやそこはもうべとべとで。
 ブラに染み込んだオレンジジュースを吸い出すかのように男が唇をそれに当てると、熱い吐息が胸の表面を撫で上げた。

「……そろそろ、か」
「ぁ、ぅ……?」
「触って欲しければ、ね……自分で外しなさい」

 ――何を、とは言われなかった。
 ――何を、とは聞かなかった。
 でも私は、男の言葉に腕を背中へと回した。
 どくん、どくん、と胸の奥が大きくはねる。
 ぷち、と何かが外れる音がして、するり、と紐が肩を抜ける。
 それが落ちてしまわないように腕で抑えて――最後の心がそれを抑えたままだった。

「……いいかい、凛ちゃんは仕方なく、お仕事を貰うために仕方なくおじさんと寝るんだ。君の意思じゃない――だから、それを置くのも君の意思じゃないんだよ」

 私の腕がブラを――最後の壁を抑えている。
 そんな抵抗のしようない私の顎を持ち上げて、男はまた唇と舌とオレンジジュースを落としてくる。
 ゆっくりと。
 ねっとりと。
 最後の壁を優しく崩していくかのように、頭の中が白くぼやけていく口づけが身体の力を奪っていく。
 唇を舐められるたびに、舌を絡ませるたびに、首筋を舐め上げられるたびに、腕の力が抜けて行って、最後の壁を支えようと言う気力を奪っていく。
 そして。
 ちゅっ、と耳に落とされた口づけと男の言葉に、私はぱさり、とブラを落として――胸を露わにした。

「ほぉ……」
「ぁ……」
「つんと上向きで形も綺麗だね、凛ちゃんのおっぱい」
「っ、ぁ……んぅ、ふ、ぁっ」
「味は……オレンジジュースで少し甘い」
「ひゃ、ぁ……ぅぁ、っ……んんっ」

 男は、初めそっと触れるように私の胸へ手を伸ばした。
 口づけをして、肌を撫でられて。
 枕営業――性行為を行うという現実が目の前にあるにも関わらず、視界に映る男の行動に胸の奥底が大きく鼓動する。
 気付かぬうちに震えていたのか、ふるり、と胸が揺れて――男の手の平が、それを抑え込んだ。
 ぞくんっ、と身体が大きく震えて、胸の奥から吐息が漏れた。
 さわ、さわ、と形を確かめるように男の手が動く。
 少しだけ湿ったごつごつとした手は、私とは違う確かな男の人の手だ。
 少しだけ力が込められて、下から持ち上げられたり、押さえつけられたりと胸の形が変わっていく。
 その度に、私の胸の奥底が疼いた。
 ぬとり、と熱い感触が胸を舐め上げていく――その途上で。
 男は手と舌をもって両方の胸の先端――乳首を刺激した。
 ――自分のものではないような声が、不意に漏れてしまった。

「可愛くて綺麗な声だ……我慢しなくてもいいんだよ」
「っぁ……んんっ、ふぁ」
「ここも……いい具合だな」

 男の爪先が胸の先端を弾くと、その奥底からじくじくとした甘い疼きが湧き上がる。
 男の舌が胸の先端を舐めて吸い上げると、じくじくとした甘い疼きが身体全体へと回って知らずのうちに声を上げさせた。
 また男からの口移しによって流し込まれるオレンジジュースが、男と私の舌に巻き込まれてまた顎を通って零れ落ちる。
 いつのまにか抱き寄せられるように身体を預けながら、乳首に与えられる刺激――快感と舌を絡ませる熱に頭がぼうっとする。
 ねちゃっ、くちゅ、ちゅ。
 男がわざとらしく粘質な水音を立てながら舌を絡ませてくるが、それにぞくぞくと背筋を震わせて。
 男が突いた下着――パンツから、くちゅり、と粘質な音がまた響いた。

27112700「ゃぁ……んぁ……っぅ」
「感じてくれてるんだね、凛ちゃん。枕営業に嫌悪感を抱いていても、気持ちいいことには興味があるんだ?」
「ぁ、ん……そん、なこと、ぃ、ぁ……く、ぁ……ない……ぁぁ、んんぅ」

 舌と舌が絡み合う水音に混ざって、酷く粘着質な音が漏れる。
 つんつん、と男が突けばくちゅりと響き。
 すりすり、と指でこすれば染みた何かがぬるりと濡れた。
 そのたびに、先ほどまでより鋭い快感が背筋と脳裏を駆け抜ける。
 びくびくっ、ぞくぞくっ、と震える身体は男によって弄ばれ、口と胸と下半身――秘所から与えられる刺激に思考と理性が耐えられなくなりそうになる。
 にちゅ、くちゅ、くぬりっ、くぷっ。
 下着越しなのに、男の指が秘所を弄るたびにそこからとろり、とした感覚が流れ出て、それがまた粘着質な水音となっていく。

「どろどろになっちゃったね……脱いじゃおうか――凛ちゃん、腰、上げて」
「ぁ、ぅぁ……」
「はは、良い子だね」
「ちが、っ……さわる、から、勝手にぃ、っぁ……」
「身体が欲しがってきているんだよ」
「ひゃぁんッ、あッ、んんぁっ」

 ぴくんっ、と快感で身体が震えてしまう――その動きに合わせて、男が下着の紐を少しずつずらしていく。
 口の中で舌が、男の指で胸が、秘所が。
 刺激されるたびにぴくんっひくんっと身体が震えて腰が持ち上がっているのか、男は器用に下着をずらしていく。
 そうして。
 にちゃりっ、と一際粘着質な音を立てながら下着と秘所の間に一筋の橋――愛液を垂らして。
 男は、にゅぷりっ、と私の秘所に指を押し入れた。

「っ……あっ、ゆび、はいっちゃ、ッ、はっ、ぁぁッ」
「凛ちゃん、気持ちいいの? 奥からどんどん溢れてくるよ」
「やぁっ、あっ、ん、っあッ」

 くぷぷっ、にゅぷぷ、にちゅんっ、くちゅんっ。
 男の指が秘所を出たり入ったりするたびに、それまでより一段高い快感が身体を震わせる。
 びくんっ、と腰が跳ねあがって、それが男の指の動きを不規則にしてはさらに快感を与えていた。
 快感は身体と思考の理性を取り除いていき、その快感に行く手を求めた私の手は男の腕を掴んだ。
 与えられる快感に視界はぼやけて、熱を逃すために開いた口からは男のものが混ざった唾液が流れては新しく注ぎ込まれるために舌を絡められた。
 胸の先端は既にこりこりと固く尖っていて、ぐちゅぐちゅと粘質な音を立てる秘所とは違う快感が身体中に流し込まれていた。
 
 そして。

「や、ぁぁ、ッ、いっ―――ぁぁぁああっっッッ」

 その流し込まれる快感が上限一杯を超えた時。
 ちかちかちかちか、と。
 アイドルになるって決めた時に夢見た、ライブステージの時のような点滅が視界を覆い、身体の中からぞわぞわと何かが蠢き湧き上がる。
 それは快感という甘い甘い毒で、相手が誰であるとか、自分がしていることが何であるとか、そういったことをお構いなしに押し流していく。
 ただただ、その甘い快感を全部受け入れてしまえ、と本能が囁いてきて。
 くりっ、と一際強い刺激と快感を秘所から与えられて、私は視界と理性を白く塗りつぶしながら絶頂を迎えていた。
 
「はー……凛ちゃん、イっちゃったんだね。愛液、どんどん溢れてくるよ」
「はぁ……はぁ……んぁ、っ」
「さて……本番といこうかね」
「んっ、っぁ……ちゅ、ぁ」
 
 びくんっ、びくんっ、と快感の波が私の意識から流れ去っていく。
 身体にこびりついた快感はまだ醒めることなく、快感の波に合わせて、身体中ががくがくと震えてひくひくと蠢いた。
 ぴゅっ、ちゅっ、ぷしゅっ。
 快感の波は私の奥にまで浸透し、その波が身体の奥から何かを――潮を秘所から吐き出していく。
 漏らしたみたい、なんて羞恥心は既になく。
 どこか呆然と、どこか恍惚と、秘所に指を突きいれたままの男の手が潮に濡れて愛液に塗れるのを見ていた。
 そして。
 ぬぷっ、と秘所から男の指が引き抜かれるのに軽い虚無感を感じながら、男が下卑た笑みのままに口に突き入れてきた指に塗りつけられた愛液を舐め取っていた――。

◇◇◇
 
「さて、と……」
「んっ、ぁ……」

 ぎしり、と男がベッドに膝をついた。
 その身は既に衣服を脱いでいて、その下半身――肉棒は隆々といきり立っている。
 あれがこれから私の中に入るんだ。
 その事実は私がしでかしていることを再度理解させるに十分なものであったが、それでも、止めるという考えは浮かばない。
 むしろ――ずくんっ、と身体の奥が甘く重い疼きを求めていた。

 秘所を守っていた下着は持ち上げられた片足に引っかけられたままで、もはや、これから行われる情事のアクセサリーでしかない。
 にゅぷりっ、と仰向けのままに開かれた脚の中心で露わになった秘所に男の指が2本押し入れられ、その中を堪能するかのように蠢くそれは私から愛液と声を漏らさせる。
 にちゅ、にゅぷ、と愛液が溢れ出た秘所から男は指を離し――その肉棒を、擦り合わせた。

「きゃっ、んぁ、んっ……っ、ぅぁ、はぁ、んんッ」
「凛ちゃんのここ、ひくひくしてる……早く欲しいのかい?」
「そ、んなっ……んんぁっ、おしつけ、ちゃ、ぁぁっ、ぅあっ」

 秘所の入り口を、男の肉棒がずりゅんっ、と滑る。
 それだけでさっき感じたばかりの絶頂が目の前に現れて、身体と奥底がまた震えて――甘い疼きを欲した。
 それが愛液の量を増やして、男の肉棒をぬらぬらと濡らしていく。
 ずりゅ、にゅる、ちゅぷんっ、ぐちゅんっ。
 男の肉棒が根本から先端まで秘所を擦るたびに、腰が浮きそうになるのを、私はベッドの枕とシーツを掴んで堪えようとする。
 お腹の奥底は既に我慢できないとばかりにずくんずくんと疼いていて、男の肉棒が秘所を擦り上げるたびに早く寄越せと理性を快感で押し流そうとしていた。
 男が肉棒の根本を秘所へと押し付けて、腰をぐりぐりと動かすと、押し広げられた秘所がひくひくとそれに吸い付こうとしているのが、女としての本能で理解してしまった。
 肉棒が押し付けられて、その傍にある敏感な部分は愛液で濡れて滑り、それを擦り上げるかのように男の腰は刺激するかのように上下する。
 そのたびに、ぷちゅ、びぴゅっ、と軽く絶頂を迎えて愛液に混じった潮で男の肉棒を濡らした。

「それじゃあ、そろそろ頂くとしようかな」
「はぁ……は、ぁ……? あ、んっ……ぁ」
「女子高生アイドル、いただきます――っと」
「んッ……んうッぅぁ、く、はぁッ」

 それも、男が肉棒の先端を秘所の入り口に宛がったことで終わりを告げる。
 幾たびも軽い絶頂を迎えた私の理性は既に快感によって流されており、くちゅ、と先端が宛がわれると女としての本能が悦びによってまた絶頂を迎える。
 ひくひくと男が動かしてもいないのに秘所は肉棒を受け入れる気で、男が入り口を肉棒で広げただけで愛液がこぷっと溢れ出した。
 ちゅくちゅく、と男が先端だけを秘所の入り口で動かて与えてくる快感に、耐えるようにシーツを強く掴んだ。
 そんな私に下卑た笑みを浮かべて、口づけを一つ落とした男はそのまま耳元で囁いて――押し入れるように身体を密着させた。

 ずぬぬぬぷッ、と。
 初体験であるはずの私の中――膣を、男の肉棒は愛液を潤滑油にして一気に奥まで入り込んだ。
 途中、少しだけ引っ張られる感覚があったが、そんなことはお構いなしに押し入れられた肉棒はただ快感だけを与えてきて、私はそれに耐えられず声を荒げていた。
 ちかちか、と視界が点滅して霞む。
 ぬぬぷっ、こつっ、と肉棒が膣の最奥――子宮を捉えると、その衝撃でまた軽く絶頂を迎えている。
 ぞくぞく、と背筋が震え。
 ぞわぞわ、と膣が震え。
 ふるふる、と胸が震えた。
 ――甘い甘い、毒のような快感が女としての私を喜ばせたのだ。

「は、ぁ……っぁ、ん」
「はは、イっちゃったのかい、凛ちゃん? ぎゅうぎゅうと締め付けてきてる」
「ぁ……い、やっ……ぅぁ」
「処女なのに――ねっ」
「ひッ、ァッんっ……お、くぅ」
「処女なのに奥を突かれてイっちゃうなんて、凛ちゃんはエッチだね」

 男の肉棒はぬぷぬぷと軽く前後したかと思うと、くぷぷぷ、と私の中を引き出すかのようにゆっくりと抜かれていく。
 肉棒の先端――カリの部分が膣壁をごりごりと削るたびに、ぞくぞくっ、と甘い快感が背筋を走った。
 そうやって抜けてしまう直前までいくと、男はゆっくりと腰を進めて肉棒を埋めてくる。
 ちゅぷぷっ、と愛液を溢れさせながら、ゆっくり、ねっとり、と男は肉棒を前後させた。
 そのたびに、ぞわぞわとした快感が理性と身体を溶かしていく。
 時折、ごりゅんっ、と突かれる子宮が、甘く快感を広げていた。

「ふっ、ぁ……お、くぁッ、ひっ、ひ……ぅんッ、ぁっ、こ、われ……ァんっ」
「奥、好きそうだねぇ。ごりごり、って犯される度にひくひく感じちゃってるよ」
 
 にゅぷちゅっ、ぐぷっ、ずぬっ、ぐちゅぷっ。
 甘い快感にすでに身体に緊張はなく、処女を散らされたというのに私の奥は肉棒に突かれるたびに悦んだ。
 ぞくっぞくっ、と身体の中が震えるのが女として感じ取れる。
 子宮を突かれるたびに目の前がびりびりと白く点滅して、もう飲み込みきれない唾液が口端から淫らに垂れていく。
 男の手が胸を鷲掴みにして、その指で乳首をくりくりと捏ね繰り回す。
 男の手が奥に肉棒を突き入れるために私の腰を掴んで、その指を広げて秘所の入り口――敏感なクリトリスをくにくにっと擦りあげる。
 ――もう、限界だった。

「ア、んぁ、ちゅ、ぁ、ひ、ふ、んぁ」
「……もうそろそろ限界かな? きゅうきゅうと締め付けてきてる」
「ふ、くぁっ、んぁっ、きゃぅ、は、やっ、んぁッ、つよッ、ぁぁっ」
「おじさんも、そろそろ限界だ……っ。凛ちゃん、膣で射精すよッ」
「ひぁっ、ぃ、ぁぁんっ、んッ、んぅ、ぁうんッ、はっ」

 ずちゅんっ、ぐちゅんっ、ぐぷちゅんっ、にちゅんっ、ちゅぷんっ。
 男の腰がだんだんと早くなると、それに比例して私の快感も波を大きくしていく。
 口移しに流し込まれたオレンジジュースはその一部を除いて唾液と一緒に流れ出て、くちゅくちゅっ、と男の指によって私の舌が蹂躙される。
 ぐぷんっ、と押し上げられた子宮はその衝撃からかだんだんと入り口を開いていて、男の肉棒が突くたびにその先端によってさらに押し広げられた。
 それが、ぞわっぞわっ、と身体と膣を震わせて、頭の中と身体の奥が快感に染まっていった。
 ――男が覆いかぶさるように腰を押し付けてくるが、その言葉はもう頭に入ってこない。
 ただ男の舌が口内や喉元を蠢いて、男の肉棒が一際強く子宮をごりッと叩いた時には――絶頂が目の前にあった。

「ふぁ、ぁ、ゃ、くぁっ……ひ、ぅ、んぁ、ッぁ……~~~~~ッッ」

 
 ――目の前が真っ白になる、そんな快感。
 頭の奥も身体の中も全てが甘い快感で満たされていて、自分の吐息と男の吐息に凄くくらくらとする。
 ぐびゅるるっ、どびゅるるっ。
 一番奥にまで突き入れられた男の肉棒はまるで噴水のように熱い塊を吐き出して、私の奥はそれを全て受け止めて満たされ、愛おしそうにひくついていた。
 男の腰がもぞりと動く。
 どぴゅっ、ごぴゅ、と収まりかけていた肉棒の拍動は一旦止まったかと思うと、熱い塊――男の精液で満たされた私の子宮へ最後にまた射精した。
 ぶじゅるっ、びゅぶるっ。
 重たい粘液のような精液が、既に満たされていた精液に混ざり合いながら熱を与えてくる。
 その熱さに身体の奥はまた震え、ぶるりっ、身体を震わせながら私は再度、絶頂を迎えた。
 
「さて……まだ夜は長いよ、凛ちゃん」

 ぬぽりっ、と引き抜かれた肉棒はまだまだ健在かのように反り起っていて。
 私の愛液と少しだけ混ざった血と男の精液によって、淫靡に濡れている。

「それじゃあ、綺麗にしてもらおうかな」

 濁った色と不思議な匂い。
 それを目の前にして諦観と不安――少しばかりの期待で奥を振るわせながら。
 私は、快感に塗れたままに男の肉棒に舌を伸ばしていた。
 ――夜は、まだ終わらない。

◇◇◇

「やぁ……あんっ、んぁッ、はぅ……ん、んっ」 
 
 ぐぷっ、ぐぬぷぷぷっ。
 先ほど吐き出された精液をかき混ぜながら、男の肉棒が四つんばいになった私の秘所へと押し入ってくる。
 次はバックでしようか、という男の言葉からだが、それに従っている私も私だった。
 ずぷぷぷっ、にぷぷっ、じゅぷっ、にちゅんっ、ぐぷんっ。
 ぞくぞくっ、とした快感に抗いきれずに衣服が剥ぎ取られた上半身はシーツに埋もれ。
 下着を取ってスカートとソックスだけになった下半身は、男の肉棒によって荒々しく前後する。
 露わになった胸とその先端がシーツに擦れて、ぞわっぞわっ、と小さな快感と刺激になって頭の奥をまた焼いていく。

「どう、この体勢。さっきと違うところが刺激されるでしょ?」
「んぁっ……ゃぁ、やぁっ、ふ、かっ、ぁはっ、あふっ」
「……気持ちよさそうだねぇ、おじさん、嬉しいよ」

 さっき射精したはずの男の肉棒はまだまだ固く、ずりっずりっ、と私の膣を擦りあげては、その最奥を突き上げる。
 それが先ほどとは違う快感をまた身体に染み込ませて行って、ずちゅんっぐちゅんっ、と男の精液もまた染み込んでいくかのようだった。
 ぐぽっ、ぐぷぷっ、にちゅっ、ぬちゅんっ、じゅちゅっ、じゅりゅりゅっ。
 男の腰が前後するたびにその押し込む角度を変えて、そのたびに肉棒がごりっごりっ、と膣壁を抉っていく。
 圧し掛かるように腰を動かせば、子宮を押しつぶすかのように肉棒が快感を与え。
 持ち上げるかのように腰を動かせば、膣を押し広げるかのように抉っていった。

「ぁぅツ、あっ…あ…んッ、んあぁっ、っはぁッ、やあぁッ」

 ずちゃっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、ぐちゃっ。
 ぽたっ、ぼとっ、と男の肉棒によってその精液と愛液が掻き出される。
 それを掬い取った指を男が口に入れ込んできて、唾液に混ざり合いながらそれを舐めあげていく。
 咽返るような雄と雌の匂い、なんて本能でしか理解できない匂いと味が、頭の中をまた快感に染め上げる。 
 つつぅ、と背筋に男の熱くてぬめった舌が這って、ぞわりっ、ぞくりっ、と快感が身体を走った。

「あっ、やぁッ、あんッ、ふ、ぁっ」
「あ、と……いくッ」
「や、ぁッ、だっ~~ッッ」
「はぁ……ああ、凛ちゃんもイっちゃったんだね」
「ぁ、ぁぁ……でて、るぅ」
「は、はは……今の凛ちゃん、グラビアで出したら男連中が放っておかないぐらいエロいよ」

 ぶちゅんっ、どちゅんっ、ぷちゅんっ。
 男の肉棒の動きがまた早くなっていき、それに比例して子宮を叩かれて快感が増していく。
 ざわっざわっ、と頭の中が白い何かで霞み出して、ぷちゅっ、と男の肉棒を受け入れるかのように腰が勝手に動き出す。
 男の肉棒が突き入れられるのに合わせて腰を押し付けると、ぞくぞくぞくぅッ、と身体と頭と膣が震えて快感の上限があふれ出す。
 はぁはぁ、と吐息に混ざって唾液がシーツを汚して、快感から零れた涙が視界を歪めていく。
 ぞわぞわっ、ぞくぞくっ、と身体が震えて、力が入らなくなる。
 ――それを待ち望んでいたのか、ふっ、と身体の力が抜けた瞬間に、男は肉棒を最奥にまで突き入れて、その精を止め処なく放った。

 びゅくっ、びゅるるっ、びゅくりっ。
 子宮の奥に先に溜められていた精液に、新しいそれが注ぎ足されていく。
 その熱と粘度は未だ健在で、また子宮が犯されていく熱と事実に、私は絶頂を迎えてシーツを掴んでいた。
 びゅりゅっ、びゅるっ。
 精液が吐き出されるのに合わせて男が腰を軽く動かすたびに、子宮に溜まる精液が混ざり合いながら膣を逆流する。
 射精が止まったのか。
 男がずるるっ、と肉棒を引き抜くのに合わせてぼちゃりっ、と逆流した精液がシーツへと染みを作っていた――。

 とぷっ、ごぷっ、と二度三度と精液が秘所から零れて落ちていく。
 そのたびにひくっひくっ、と秘所と膣を蠢かせて、そんな私に男は厭らしい笑みを浮かべていた。
 男がぐいっ、と私の身体を引き起こして、その秘所にまた肉棒を宛がって。
 その視界の下。
 白いシーツが精液によって黒い染みを作っていく――そんな様が、何処か自分と重なっているな、と諦めて。

 ――ずぷぷぷっ、と下から肉棒によって突き上げられる快感に、私は喘ぎ声を上げていた。
 
 ――ごめんね。
 ――夜からは、もう抜け出せそうにないや。

◇◇◇

「よくやったな、凛!」
「……当然だよ。喜びすぎなんだよ、プロデューサーは」
「何言ってんだよ、これが喜ばずになんていられるかよ」
「はしゃいじゃって、まぁ……。ありがとね、喜んでくれて」
「おう! 凛も嬉しいだろ、なんたってシンデレラガールだぞ!」
「ま、ね……うん、嬉しい、かな」
「そうだろ、そうだろ! これから忙しくなるぞー!」
「(……ごめんね、プロデューサー)」

(りんこうりゃく)

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