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戦い

戦い 第21回

9月1日(月)

昨夜の内に最終の新幹線で戻り、今日は転勤前の引継ぎなどで、大忙しだった為に流石に疲れま
した。体力の衰えを痛感し、旅行に出かけた時期が悪かったと反省しています。
私はお湯に浸かるのが好きなのですがシャワーで済ませ、缶ビールを飲んでいると電話が鳴った
ので、野田からだと思いました。それと言うのも、野田に対して、旅行に行くほど夫婦仲は回復
していると思わせたかったのと、私が戻ってくる事を話せる切欠になればと思い、昨日の帰りに
みんなで分けられるお土産を買って、妻に持たせたからです。その様な訳で、野田がまだ妻の事
が好きなら、たとえ相手が亭主とはいえ、身体の関係を持たれるのは悔しいと思い、電話をして
来る様な気がしていましたが、受話器を取るとやはり思ったとおり野田の声が聞こえました。
「私の教えた通り旅館に行って来たそうだな。美鈴さんがみんなに渡していたお菓子を、私も1
つ頂いたよ。それに本社に帰れるそうで良かったな。私達が行った温泉に行って来たらしいが、
どこの旅館に泊まった?浴衣はいいだろ?気分が変わって夫婦関係も持てたようだな。美鈴さん
が先週より明るくなった様な気がしたから、私にはすぐに分かった。」
野田はまだ諦めておらず、妻を毎日の様に観察していたのでしょう。
「それと、もう1つ忠告しておいてやるが、関係を持てたぐらいで安心するな。美鈴さんは私と
の事を思い出していたのかも知れないぞ。まだ忘れられるはずが無い。どの様な事かは聞いてい
るだろ?美鈴さんに色々してもらったか?」
野田は自分がそうだった様に、私も妻と関係がもてる筈が無いと高を括っていたのでしょう。い
つもより強い口調から、悔しさが伝わって来ます。野田が妻を自分の物にしたいが為に、私に対
抗心を持つのは分かります。しかし以前から、妻への思いより私に対する対抗心の方が、強いよ
うに感じていました。
「妻は改めて俺しか駄目だと分かったそうだ。同情だけで、他には何も無かった事が分かったそ
うだ。妻の浮気相手が、女に同情される様な、俺より劣った情けない男で良かったよ。それより、
お前の方はどうなんだ?別れた奥さんと少しは上手く行く様になったのか?あの奥さんの調子だ
と駄目だろうとは思うが、まだ未練が有るのだろ?」
「未練なんて全く無い。私から離婚を望んだのだ?それとこの間、美代子と、さも何か有った様
な口振りだったが、何もなかったようだな?」
野田は離婚した現実に慣れて来たのか、妻と言わず名前で言うようになっていました。名前を聞
いた事は有ったのですが、気にもしていなかった為に忘れていて、この時美代子という名前だっ
た事を思い出しました。
「美代子がそう言っていたのか?済まん、呼び捨てにしてしまった。あっ、いいのか。お前とは
もう関係が無いのだったな。」
「・・・・・・・・・・・何も聞かないが、長年連れ添った私には、顔を見ただけで分かる。」
「不倫されていても、すぐ分からなかったのに?まあ、その事に関しては俺も人の事は言えない
が。そう思いたいのなら、それでいいじゃないか。どちらにしても、別れたお前にはもう関係の
無い事だ。」
「私には関係ないが、そんな事をして私達みたいにならない様に、あんた達の事を思って言った
だけだ。一緒に住む様になったからと言って、油断していると知らないぞ。あんたと身体の関係
が戻った事で、逆に私との事を思い出さなければいいが。」
電話をしている時は意地になってしまいますが、本当に幼稚な言い合いです。野田と私は似てい
るのかも知れません。この様な事をわざわざ電話して来て、警戒心を持たれるのは得策とは思え
ません。それでも何か言わなければ気が済まないのでしょう。そう思っていても、野田の最後に
言った言葉は、やはり気になります。野田に対する好きという感情は、もう無いと信じたいので
すが、仮に愛情が完全に無くなっていても、野田との快楽を思い出し、危ない橋を渡ってまで、
人生を掛けてまで、また関係を持ってしまうという事が、実際に有るのでしょうか。

9月5日(金)

月曜日から本社勤務になるので明日引越しをする為に、毎晩少しずつでも大事な物を整理しよう
と思っていましたが、あれから妻達のしていた事が気になり、帰るとパソコンの前に座り詰めで、
不倫の事やSMの事ばかり調べていて何も出来ませんでした。業者の方が全てしてくれるので、
何もしなくても良いと言われたのですが、やはり大事な物だけは自分で梱包しようと、最後の挨
拶を午前中で済ませ、昼には退社させてもらったお蔭で夕方には大事な物の整理も終わり、缶ビ
ールを横に置きながら、またパソコンに向かってしまいました。全て本当なのかは分かりません
が、その様なページには、愛情に関係無くその様な行為を楽しんでいる方が沢山おられ、不安は
増すばかりです。写真が有るページでは、そこに写っている女の人が妻に見え、悔しさと寂しさ
を覚えますが、美代子さんもこの様な事をされていたかと思うと、興奮も有って複雑な心境です。

 

戦い 第22回

9月6日(土)

流石に業者の方は手早く、午後4時には全て家の中に納まりました。少しの間離れていただけで、
それも時々帰っていたのに、今日からここで生活するかと思うと何か新鮮な感じがします。
一週間ぶりに会った妻は、先週私と1つになれた為か、以前ほどでは無いのですが明るくなって
いました。明るい妻を望んでいたはずなのに、まだ妻を許す事が出来ない私は、明るくされると
されたで、もうこれで今回の事は終わったと思っていないかと、良い気持ちはしませんでした。
私は自分でもどうしたいのか分かりません。
夜になり、妻は私のベッドに入って来て抱き付いてきました。もう二度と妻を他の男に行かせた
く無いので毎晩でも抱きたいのですが、やはり旅先と違い、現実に裏切られた事を思うと抱く気
になれません。美代子さんを思い出してするという、あの時に使った手もする気になれず、引越
しの疲れを理由に断りました。妻の行為はただの性欲からかも知れませんが、私との絆を深めた
いと思ってしているとすれば、このままでは駄目だと思い直し、寂しそうな顔で自分のベッドに
戻ろうとしている妻を、引き寄せてキスしてから。
「美鈴、俺の今の気持ちを正直に話すから、お前も話して欲しい。俺はまだ美鈴の事を許しては
いない。勿論許すように努力しているし、元の夫婦に戻りたいと思っている。でも、まだお前と
野田の事を思い出して身の置き場が無くなる時が有る。悔しくて眠れない時も有る。先週は旅先
と言う事もあってお前を抱く事が出来たが、現実に戻ると、やはりお前があいつに抱かれている
姿が浮かんでしまう。あいつに縛られて喜んでいるお前の顔が浮かんでしまう。俺もお前を抱き
たい。抱いてお前の温もりを感じたい。でも駄目なんだ。お前はどうだ?俺が抱いてやれないと
我慢出来ないか?また他の男に走りそうになるのか?野田との関係が戻りそうになるのか?」
今の気持ちを正直に話そうと思いましたが、他の女の人を思い浮かべてしていた事は話せません
でした。
「ごめんなさい。ごめんなさい。あなたを裏切る事はもうしません。それだけは何があってもし
ません。・・・・・・・ただ・・・・・・・淫乱な女だと思われるかも知れないけど、気持ち良く
なりたい時があります。・・・・・・・正直な気持ちです。ごめんなさい。」
「そうか。お前はくだらない事と思うかもしれないが、凄く気になっていた事がある。美鈴にと
って答え難い事だと思うが、どうしても知りたい。」
「・・・・・・・・・何ですか?」
「俺とあいつを比べてどうだ?あいつとしていた方が気持ちいいのか?先週はどうだった?久し
振りに俺としてどう思った?あいつとの方が気持ち良かったか?」
「・・・・・・・・あなたとの方が・・・・・・良かったです・・・・。」
「言い難そうだな。本当の事を教えてくれ。あいつとの方が良かったのだろ?俺とのセックスは
幼稚に思えただろ?物足りないだろ?」
「そんな事有りません。良く分からないけど、あなたとの方が安心感が有りました。上手く言え
ないけど、あなたとは終わった後もいつまでも気持ち良さが残ります。」
「それは、あいつと関係を持った後、罪悪感が有ったからだろ?もしも俺があいつとの関係を許
していたり、俺と別れて誰に気兼ねする事も無くセックス出来れば、あいつの方が気持ちいいと
いう事だろ?」
馬鹿な質問でした。野田との方が気持ち良くても、そう言える訳が有りません。私との方が良い
と言われても、納得出来るはずが有りませんでした。野田との方が気持ち良かったと言われるの
が怖いくせに、そう言われないと納得出来なかったのです。そう言われて、また妻に罵声を浴び
せ、妻を虐めたかっただけかも知れません。妻だけでなく、自分で自分を苦しめて何も残らない
のは分かっていても、言わずに居られない。妻を虐めている様で、結局、自分で自分を虐めてい
るのです。
「お前の浮気が俺にばれて、罪悪感が有ると言いながら、どうしてまだ関係を続けた。それも旅
行まで行って。相手が先生だと騙していたので、ばれなければいいと思っていたのだろ?あいつ
を好きだったにしても普通出来ないだろ?好きだっただけか?抱かれたいと、気持ちのいい事を
色々されたいと言う思いは無かったのか?これがばれれば、俺とは終わってしまうという思いは
無かったのか?そうなっても良いと思えるほど魅力が有ったと言う事だろ?正直に行って見ろ。」
「・・・・・・・そうかも知れません。課長よりもあなたを愛していたのは本当です。知られな
ければ、まだ付き合っていたかも知れません。まだ課長の事を好きだと勘違いしたままだったか
も知れません。でも身体の関係だけは断ち切るつもりでした。課長から旅行に行こうと誘われた
時、もうあなたを裏切る事は出来ないと思いました。でも“今は発覚して間もないので、逆にご
主人は油断している。先生はマークされているかも知れないが、まさか相手が私とだとは思って
いない。いつ別れる事になっても良い様に、思い出を作りたい。知られる事は絶対に無い”そう
言われましたが、一緒に泊まればまた関係を持ってしまうと思い、強く断りました。その後も断
り続けていたのですが“一生の思い出を作りたい。忘れられない一夜にしたい。きっと忘れられ
ない夜にしてやる。”と言われた時、駄目だと分かっていても・・・・・。これを最後にしようと、
甘い考えが・・・・・・・・。ごめんなさい。」
「期待したのか?意思とは裏腹に身体が求めたのか?俺にばれなくても最後に出来たか?」
「あなたに知られて良かった。そうでないと私・・・・・・・。あの朝課長に“どうだ?俺を忘
れる事が出来るか?関係を断ち切る事が出来るか?美鈴の身体がこの事を忘れる事が出来るの
か?”そう言われた時、私は返事が出来ませんでした。ごめんなさい。あなたに知られて良かっ
た。ごめんなさい。ごめんなさい。」
妻は泣き出しました。正直な気持ちを話してくれる嬉しさも有りましたが、話の内容には当然怒
りを覚えました。しかし、ここで怒ってしまっては、今後正直な気持ちを話してくれなくなると
思い、怒りを隠して。
「今まで俺ばかり質問して、美鈴は謝ってばかりだ。美鈴も俺に聞きたい事が有るか?怒らない
から、疑問に思っていることが有れば、何でも聞いてくれ。」
「いいえ、私はあなたに質問出来る立場では有りません。何も無いです。」
「そう言わずに、何でもいい。これからやり直そうと思うなら、腹に溜めておかないで何でも聞
いてくれ。」
「それなら・・・・1ついいですか?私があなたを裏切った時、課長に言われたとはゆえ、あな
たの怒りが少しでも軽くなる様に、相手が先生だと逃げてしまいました。相手が課長と分かった
時、あなたの怒りや落胆のしようは、相手が先生の時と比べようが無いほどでした。それは、心
の繋がりも有ったからですか?裏切った上に嘘をついて、2重にあなたを裏切ったからですか?」
「相手を誤魔化して、まだ付き合っていた事。相手に対して好きという感情があった事。両方有
る。それと・・・・・・・・・・。」
「それと何ですか?あっ、ごめんなさい。私にあなたを問い詰めるような言い方が、出来る立場
では有りませんでした。ごめんなさい。」
最初はこの2つが大きかったです。しかし、今まで頭に来ていただけで、きちんと整理して考え
た事は有りませんでした。他にも、先生と違って私と別れて一緒になる可能性が有る事や、若さ
に惹かれたのでは無くて、相手が私より年上だった事など色々考えられますが、もう1つ、妻に
言いかけた、私のしなかった様なセックスをされ、私以外の男に妻が変えられた事。私では覗け
なかった世界を見せられた事も、大きいような気がします。妻の心だけでは無くて身体も引き止
めるには、それ以上の快感を与えるか、この事を忘れさせる。または妻に我慢させるしか無いと
思います。しかし妻が経験した以上の快感を与える事は、正直自信が有りません。自信が無いど
ころか、今は抱き合う事すら嫌悪感があるのですから。

 

戦い 第23回

9月7日(日)

昨夜の事で、旅行前ほどでは無いのですが、妻はまた暗い表情に戻ってしまいました。昨夜の会
話を後悔して色々話し掛けたのですが、どこかギクシャクしていて会話が続きません。また振り
出しに戻ってしまった様な気分です。このままでは駄目だと思い、今夜は私から誘ってみようと
思っていたのですが、夜になるとその気にはなりません。こんな事では解決にならないと思いな
がらもベッドで目を閉じて、美代子さんの事を思い出そうとして、インターネットで見た色々な
場面を美代子さんに置き換えようとしましたが、もう美代子さんの記憶も薄れかけ、顔もはっき
りと思い出せずに、妻の顔に置き換えてしまいって逆効果です。私は諦めて、妻に背を向けて眠
ろうとしましたが、妻と野田との事が色々浮かんで眠れません。その内妻のベッドから苦しそう
な声が微かに聞こえ出したので、そっと寝返りを打つ振りをして薄目を開けて見ると、妻は私に
背を向けて、苦しそうなうめき声を出していました。薄明かりの中、お腹でも痛いのかと思って
近付くと、布団がゴソゴソと動いています。妻が何をしているのか分かった瞬間、何も考えられ
ずに、いきなり掛け布団を剥いでしまいました。妻は私の存在に気付き、慌てて膝まで下ろして
いたパンティーを上げながら。
「いやー、見ないで。見ないで。いきなり酷い。いやー、いやー。」
こんな事をしている妻を見るのは初めてで、しばらく声が出ませんでした。
「すまん。悪かった。」
何か凄く悪い事をしてしまった気がして、見てはいけない物を見てしまった気がして、自分の心
臓の音だけが聞こえて来ます。妻以上に私も動揺していて、掛け布団を元に戻しながら、何をし
たい訳ではなく、妻に背を向ける格好で、妻のベッドに並んで寝てしまいました。妻もショック
だったのか、啜り泣きが聞こえます。
「美鈴、悪かった。・・・・・・・・・・・・・。」
妻が泣き止んだ頃私も少し冷静になり、何を思い浮かべてしていたのか聞きそうになりましたが、
私を思ってしていた可能性は無く、思い止まりました。私自身、結婚してからも自分でした事は
有りましたが、妻を思ってした事は無かったからです。ビデオを見たり、雑誌を見たり、最近で
はこの歳で恥ずかしいのですが、赴任先でインターネットを見ながら、美代子さんを思い描きし
てしまいました。妻は、野田を思ってしていたかは分かりませんが、野田との行為を思い出して
していた事は想像が付きます。私を含め、誰にも抱いてもらえなかったここ数ヶ月、妻は時々し
ていたのでしょう。私が赴任先にいて妻1人の時は、毎晩だったかも知れません。このままでは、
野田としていた行為への思いが、強くなってしまうのでは無いかと思いましたが、やはり今の私
には普通のセックスすらする気になれません。
「美鈴、本当に悪かった。何も恥ずかしがる事は無い。正直に言うと、俺もお前に隠れてした事
が有る。お前を抱く事が出来ないのに悪いが、最近では、ここに帰ってくる前に赴任先でしてし
まった。」
妻が背を向けている私に抱き付いて来たので、妻の方を向き、抱き合って眠りました。

 

戦い 第24回

9月14日(日)

野田への怒り、復讐心は依然有りますが、今の私の頭の中は、それよりも妻との事が大部分を占
めていました。昼間は、今夜こそ妻を抱こうと思うのですが、やはり夜になるとその気にはなれ
ず、明日にしようと先延ばしにしていました。このままでは一生妻を抱けない様な気がして来て、
美代子さんにも妻にも悪いと思いながらも、もう一度美代子さんの力を借りる事にしてしまいま
した。力を借りると言っても、美代子さんに何かしてもらおうとは思っていません。ただもう一
度会ってもらい、私の頭の中に美代子さんの事を焼き付け、美代子さんを思って妻と関係を持と
うという、姑息な事を考えていたのです。
美代子さんを好きになった訳では無いのですが、性的魅力が有りました。可愛く清楚な感じがす
る人で、特別色気が有るという訳では無いのですが、不倫をしていた事や野田の性癖を知ってい
る私にとって、この人があんな事をされていたとか、あんな事をしていたと想像するだけで、性
の対象として充分すぎるほど魅力が有りました。今回会って私を興奮させる為に、少し際どい事
も聞こうと思っていました。他所の女の人には聞けない事でも、美代子さんには聞ける気がしま
す。それは、美代子さんが不倫していた事で私の中に、セックスが好きな、少し軽い女という思
いも有ったからです。妻も同じ立場なのですが、妻の事はそう思いたく無くても、他の人だとそ
う思えてしまうのです。
教えて欲しい事が有るので、土曜日にお伺いさせて欲しいと金曜日に電話したところ、本当の離
婚理由を子供達に聞かれたく無いので、子供のいない日曜ならいいと言われ、美代子さんに会っ
た日に妻を抱こうと思っていた私は。月曜日も祭日で休みなので、それでお願いしました。子供
達は野田の所に泊まりに行くそうです。
妻には嘘をついて美代子さんに言われた時間にお邪魔すると、先日と同じ様に玄関の上がり口に
正座して頭を下げてくれました。ただ先日と違い、お淑やかな感じがしません。先日はアップに
束ねていた髪の毛も、束ねずストレートに伸ばしてあり、スカートはミニほどでは有りませんが、
短いタイト気味の物で、正座している為にストッキングに包まれた太腿が露になっています。ま
た、ブラウスは白の為に、スカートとお揃いで淡いピンクのブラジャーが透けて見えます。何よ
り、掛け忘れたのか、わざとそうしているのかは分かりませんでしたが、上から3つ目までボタ
ンを掛けていない為に、お辞儀をするとブラジャーと共に、包みきれない胸の膨らみが目に飛び
込んで来ます。お淑やかそうな彼女が、先生にセックスの手ほどきをしていた事や、野田に縛ら
れて色々されていたであろうギャップに興奮を掻き立てられていたのですが、それとはまた違っ
て、これはこれで凄く魅力的でした。
座敷に通され、最初は世間話など他愛も無い話しをしていたのですが、その内、座敷机に肘を乗
せて、前屈みの格好になって話を聞き出したので、私からはブラジャーと白く柔らかそうな胸の
膨らみが見え、気になって仕方が有りません。
「この様な質問はし難いのですが、妻との事が分からなくなっていて、出来れば教えて欲しいと
思いまして。思い切って聞きます。興味半分で聞くのではないので、嫌な奴だと思わないで下さ
い。前回お会いした時に、野田さんだけを思って生きて行くと言ってみえましたが、気持ちはそ
うでも、身体が、何と言うか、寂しくて、そのー。」
この様な質問が出来たのも、やはり美代子さんの事を軽く思っていたからでしょう。
「私にも責任が有るので、何でも聞いて下さい。お聞きになりたい事は分かります。主人に知ら
れて先生と別れてから、身体が寂しくて誰かに抱かれたいと思った事は、何度も有ります。正直、
先生との事を思い出した事も有ります。特に離婚してからは、誰でも良いから抱いて欲しいと思
う夜もしばしばです。ふしだらな女だと思われたでしょ?」
話を聞いている間、どうしても胸に目が行ってしまい、それに気付いて顔を上げると、美代子さ
んと目が合ってしまいましたが、彼女は少し微笑んだ気がしました。私は慌てて質問を続け。
「野田さんに抱かれたいと思った事は無いのですか?」
「勿論あります。発覚してから1番抱かれたいのはあの人でした。でも無理だと思っていたので、
愛しているのはあの人でも、先生との事を思い出してしまう事も有りました。」
美代子さんが淫乱に見えて、普通ではとても聞けない事も聞いてしまいます。
「野田さんより、先生とのセックスの方が良かったのですか?」
「あの人との関係は、ほとんど私が受身でした。年下で経験も無かった先生には、嫌らしい事も
積極的に出来たし、嫌らしい言葉も平気で言えました。あの人はノーマルだったので・・・・・。」
『野田がノーマル?』思わず口から出そうになりましたが、その言葉を飲み込みました。野田は、
美代子さんには妻にしていた様な行為をしていなかったのでしょうか?美代子さんに裏切られた
事で、最初、妻を美代子さんの代わりだと思って、虐めて喜びを得るようになったのでしょうか?
そうかも知れません。現に私も、妻を言葉で虐める事は出来ても、その様な事はする気になれま
せん。実際には出来ませんが、美代子さんにならしてみたい願望は有ります。美代子さんが大き
く足を開いた格好に縛られて、色んな道具を使われているのを想像しただけで、言い表せない興
奮が有ります。野田も同じだったのではないかと想像出来ます。
そんな事を考えながら、また美代子さんの胸に目が行っていたので、立ち上がれば、興奮が分か
ってしまう状態になっていた為に帰れず、美代子さんを押し倒して、あの白い胸にむしゃぶり付
きたい感情を抑え、どうにか違う話題に持っていって、必死に私の物を鎮めました。
家に戻り、寝室でベッドに寝転んで、今日の事を考えていました。美代子さんの服装。ボタンを
外していた事。話の内容。私に覗かれていると気付いていたはずなのに、前屈みの姿勢だった事
など、冷静に考えると、どれを取っても私を誘っていたのかも知れません。いいえ、冷静に考え
なくても、美代子さんと会っている間、ずっとそう思っていたはずです。後の事を考えると、野
田たちの離婚に至った経緯を考えると、私に勇気が無かっただけです。今誘えば、美代子さんと
関係を持てると考えていたはずです。見送りに出てくれた、美代子さんの落胆したような表情か
ら考えても、誘われていた様に思います。美代子さんに恥を掻かせてしまったのでしょうか?い
いえ、据え膳食わぬは男の恥で、私が恥を掻いてしまったのでしょうか?
そのような事を考えている内に美代子さんの白い胸が、はっきりと脳裏に浮かび、まだ午後4時
だというのに、妻に鍵を閉めて寝室に来るように言い、引き千切る様に服を脱がせて荒々しく欲
望を妻にぶつけました。乱れていた妻の呼吸が収まると。
「あなた、どうしたの?何か有ったのですか?」
「いや、別に。美鈴はいやだったのか?気持ち良くなかったか?」
「いいえ。凄く良かったです。嬉しかったです。」
興奮の冷めない私は、夜も関係を持ちました。興奮している妻は私の上で、自分では気付かない
内に野田に仕込まれた腰の使い方をしていましたが、美代子さんの事で頭がいっぱいの私は、野
田の事を思い出す事は有りませんでした。しかし、後からしていた時に、膝と顔で身体を支える
格好になり、縛られてもいないのに自分から、両腕を背中で交差させたのを見た時は、流石に野
田の事を思い出しましたが、今日見た美代子さんの刺激の方が強く、萎える事は無く、何度か妻
の最後の言葉を聞いてから、背中に欲望を吐き出しました。興奮が冷めた後、旅行の時と同じで
虚しさが残りました。これではまるで、美代子さんを思って自分でしているのと同じです。私の
右手の代わりを妻がしているのと同じです。
前回会った時には、野田だけを思っている様な事を言っていた美代子さんが、私を誘っていたの
だとしたら、妻も私に隠れて、その様な事をする可能性が有ると言う事でしょうか?また不安が
大きくなって来ました。今まで強がって生きて来ましたが、ここまで心配性で気が小さい男だと
は、自分でも気付きませんでした。

 

戦い 第25回

9月18日(木)

今日は午前中に仕上げるはずの書類が出来ずに昼食が遅れ、部下と2人で遅い食事に行って会社
に戻る途中、横断歩道で信号が変わるのを待っていると、助手席に妻を乗せた商用車が前を通り
過ぎて行き、妻は運転している男の方を向いて、笑いながら仕切りに何か話していたので、私に
気が付きませんでした。妻に気を取られていてはっきりは分かりませんでしたが、運転していた
のは野田だった様な気がします。それからの私は落着かず、仕事を定時で切り上げて家に帰ると、
私よりも勤め先が近いので、普段なら夕食の準備をしているはずの妻は、まだ帰っていませんで
した。それから30分ほどして帰って来た妻は。
「今日は早いのですね。どこか身体の具合でも悪いのですか?いつもより帰りが遅くなってしま
って、ごめんなさい。」
「どこかで道草でもしていたのか?」
「今日は企画した商品の見本が出来上がって来たのですが、思っていた物と少し違うので、修正
してもらっていて遅くなってしまいました。すみませんでした。お腹が空いたでしょ?今すぐに
作りますから、先にお風呂にして下さい。今仕度します。」
お風呂でお湯に浸かりながら、今日見た事をどの様に切り出そうかと考えていた時、ふと、この
様な思いをしてまで、なぜ仕事を辞めさせないのかと自問自答していました。今までは、経済的
な事と、仕事を辞めさせても会おうと思えば会う事は出来るので、妻自身が断ち切らなければ同
じ事だからという理由でしたが、よく考えてみるとそれだけでは無い様な気がします。
私は対外的には割りと威張っていました。妻も良く尽くしてくれて、私を立ててくれました。他
人から見ると亭主関白に見えたかもしれません。しかし妻もある程度の収入が有り、その上家事
までこなしていたので、私の中にどこか妻には頭が上がらない所が有りました。それが今回の事
で、夫婦の間では気持ち的に私が優位な立場になり、不安が有るくせに、この状態を続けたい気
持ちも、少しは有ったように思います。今までは妻にも働いてもらっているという思いが有りま
した。しかし今は、好きな仕事を続けさせてやっているという思いに変わっています。こんな危
険を冒してまで、こんなに嫌な思いをしてまでその様な小さな事に拘っている、本当に器の小さ
い男です。
お風呂を出ると妻は夕食の仕度をしていました。私は冷蔵庫から缶ビールを出して飲みながら。
「企画課にいると、自分達が企画した物を商品化する時、メーカーに出向く事も多いのか?」
何でもストレートに聞くのが1番良いと分かっていても、今の私には出来ません。
「いいえ。時には行く事も有りますが、ほとんどはこちらに来てくれます。私が行くのは、月に
1度有るか無いかです。」
「1人で行くのか?」
「いいえ。必ず2人で行きます。」
「そうか。俺も昔、女子社員と外回りをした事が有ったが、あれは傍目で見るより嫌な物だな。」
「そうですか?私は仕事と割り切っていますから、さほど感じませんが。」
「慣れればそうでも無いだろうが、最初は妙に意識してしまって何か落着かなかった。普通でも
そうなのに、以前体の関係が有った者同士だと、尚更気まずいだろうな。いや、逆か。話題が色々
有って、楽しい時間かもしれないな。昔の話題で盛り上がり、気が付けばいつの間にかホテルに
に入っていたりして。特に相手が課長クラスだと、どの様な言い訳も出来る。仕事の話を早く切
り上げて帰りにホテルで楽しんでも、話が長引いたと言えば文句の言える奴は誰もいない。まあ、
そんな不真面目な奴はいないか。」
妻の夕食を作る手が止まりました。
「美鈴、俺の会社から1本南の大きな通り沿いに、美味い定食屋が出来てな。そこは昼飯を3時
までやっている。お前もあの通りを通る事が有るようだから、一度寄ってみろ。値段も安くて美
味いぞ。もう準備してくれているのに悪いが、昼飯が遅かったから夕飯はいい。もう1缶ビール
を貰っていく。」
ビールを持って寝室に行き、何を見る訳でも無いのですがテレビを点け、余裕が有る振りをして
ビールを飲んでいましたが、内心は妻が言い訳に来るのを、今か今かと待っていました。本当に
何も無かったのか気が気では有りませんでした。私はこの様な人間では無かったはずです。まだ
怒りを素直に表していた頃は良かったのですが、こんな嫌味な事をする様になってしまいました。
妻を虐める事が上手くなってしまいました。
しばらくして、エプロンを外した妻が入って来ましたが、私は妻の方を見ずに、テレビを見てい
る振りを続けていると。
「あなた、お話が。今日私は課長と2人でメーカーへ行きました。でも本当に仕事だけで、他に
は何も有りません。疚しい事は何もしていません。本当です。」
「そうか。それならいいじゃないか。仕事なら仕方が無い。」
「嫌です。あなたはそう思っていない。」
「それなら聞くが、車の中ではどの様な話をした?」
「ほとんど仕事の話ばかりです。」
「そうか。お前の会社は楽しそうでいいな。笑いながら仕事の話が出来るんだ。俺に気付かない
ほど楽しそうに話せる仕事が有るんだ。羨ましい。俺の所では喧嘩腰になる事は有っても、笑い
ながら出来る仕事は無いからな。」
「ごめんなさい。全て仕事の話だけでは無いです。でも本当に企画した商品の話がほとんどです。」
「分かった。それでいい。仕事以外の話はしませんと、2人とも約束した様に思っていたが、あ
の時の事を未だに思っているのは、俺だけという事か。他の約束もどうなっているのか分かった
物じゃ無いな。」
「ごめんなさい。本当にメーカーへ行っただけです。信じて下さい。」
「だから、もういいと言っているだろ。普通あんな事が有ったら、2人で出た時は、疚しく無く
て俺の気持ちを理解していれば自分から話すだろ?ところが、俺が話してようやく話し出した。
俺が知らなければ、話す事は無かっただろ?会社によって違うだろうが、俺の所では課長が部下
と2人で出向く事はまず無い。仕事の話と言いながら、以前関係の有った2人が楽しそうに話し
ていた。女は身を乗り出すように運転席の方を向いたまま、夢中になっていて周囲には何も気が
付かない。そんな日に限って帰りが遅い。“課長、こんな所を通ったらあの人に見つかります。”
“もう昼休みは終わった。こんな所にいるはずが無い。それに少しスリルが有るだろ。”“それも
そうですね。あの人はもうすっかり信用しているから、前を通っても、まさかと思って気が付か
ないかも。それよりも何処へ連れて行ってくれるの?”“美鈴の1番好きな所”“いやだー”あの
時、何かお前達の会話が聞こえたような気がした。全て俺の被害妄想だ。もう分かった。も信じ
るから、向こうに行ってくれ。テレビが聞こえん。」
こんな事なら仕事を辞めさせればいいのです。本当に何も無かったのか知りたいのに素直に聞か
ず、妻を虐め、苦しめたくなります。未だに裏切られた事を根に持ち、許し切れずにいます。も
う許して仲良くしたいと思っていても出来ません。自分で自分の感情が抑え切れないのです。
テレビを見ている振りをしながら、神経は妻の方に行っていました。妻は泣きながら部屋を出て
行ったので、追いかけて問い詰めたかったのですが、それも出来ませんでした。
泣き止んで戻って来た妻は、私の方を怖い顔で睨みながら、服を脱ぎだしました。
「あなた、今日私が何かしてきたか、あなたを裏切ったか調べて下さい。」
妻のこの様な険しい顔を見た事は無い様な気がします。妻は全て脱ぎ終わると、ベッドの上に寝
て足を開きました。私は大きく開かれた足の間に座ると両手で摘んで妻を開き、またテレビの前
に戻って。
「悪いな。俺はあいつと違って結婚してからお前しか知らない。そういう事に詳しくないので、
何をどうやって調べたら良いのかも分からない。こんな俺を誤魔化す事ぐらいベテランのお前達
なら容易い事だろ?」
妻は泣き出し。
「私が悪かったです。今日の事もあなたに話すべきでした。こうなったのも私があなたを裏切っ
たからです。全て私が悪いです。でも、もう終わりにさせて下さい。私には無理です。もう終わ
りにしたい。離婚して下さい。お願いします。離婚したいです。」
私が1番恐れていた事を言わせてしまいました。妻が開き直る事を恐れていました。妻を引き止
めたい。このまま別れたくない。そう思っていても、口から出たのは。
「やっと本音が出たな。今日あいつに抱かれて別れたくなったのか?それとも、ずっとあいつと
繋がっていて、離婚を切り出すチャンスを伺っていたのか?早く別れて俺の所に来いと言われて
いたのか?こんな事だろうと思っていた。俺に抱かれていても、あいつの事を思って抱かれてい
ただろ?身体の動きが全てそうだった。あいつに散々使われた身体を見る度に、どうして俺があ
いつの使い古しを引き受けなければいけないのか、自分が嫌になっていた。これで俺も楽になれ
る。離婚してやる。慰謝料もいらん。その代わり、全て置いて出て行け。」
妻が服を抱えて部屋を出て行ってから、すぐに家を飛び出さないか心配で眠れません。しばらく
してから、水を飲みに行く振りをして様子を見に行きましたが、泣き疲れてソファーで寝てしま
っている妻を見て、少し安心した私も眠りにつきました。

 

戦い 第26回

9月19日(金)

朝寝坊してしまい、慌ててキッチンへ行くと朝食の用意がして有り、妻はいつも通りに洗い物を
していましたが、妻の出勤時間も迫っているにも関わらず、慌てた様子も無く、こちらを見ずに
無言で黙々と洗っています。私も妻に声を掛ける事無く、急いで食事を済ませて家を出ました。
やはり仕事に身が入らず、こんな事ではいけないと自分に言い聞かせ、早く仕事を済ませて今日
も定時に帰りたいと思っていましたが、休み前でそうもいかず、かえっていつもより遅い時間に
なってしまいました。家に着くと鍵が閉まっていて家中真っ暗です。それでも妻がいないかと探
し回りましたがいません。妻の兄嫁と両親はあまり上手く行っているとは言えないので、実家に
行ったとは考えられず、子供達には知られたく無いので、そこも考えられませんでしたが、妻が
行っていないかとは聞かずに一応電話をしました。しかし、何も変わった様子は無く、隠し事を
している様には感じません。あと妻が急に転がり込める所は1ケ所しか思い浮かばず、悔しさで
体が震えました。これだけ心配でも変な意地を張っていて、携帯に電話する事が出来ません。
情けない事に酒に逃げてしまい、ウイスキーをがぶ飲みしている内に、服も代えずに眠ってしま
いました。夢の中で、妻が裸で変な椅子に固定され、やはり裸の野田とキスをしては、時々私を
見ながら笑っています。野田の物は一升瓶ほどあり、妻はそれを楽々受け入れてしまいました。
ゆっくりと腰を前後させている野田の背中には、いつの間にか裸の美代子さんが抱き付いていて、
3人とも笑いながら楽しそうです。その夢で私は飛び起き、意地を捨てて携帯に電話しましたが、
電源が切られおり繋がりません。

 

戦い 第27回

9月20日(土)

結局あれから眠れずに、朝もう一度電話しましたが、やはり電源が切られたままです。今頃野田
の腕の中にいるかと思うと居ても立ってもいられず、聞いていた野田のアパートに車を飛ばしま
したが、まだ朝の7時だというのに留守です。またあの様なホテルに泊まったのだと思い、悔し
さが増しました。10時まで3時間も車の中で帰りを待ったのですが、帰って来る様子は無く、
もう一度妻の携帯に電話をすると、今度は呼び出すのですが出ずに切られてしまいました。続け
て電話すると、今度は電源を切られていて繋がりません。野田の携帯に電話する事も考えました
が、万が一、一緒ではない事を考えると、弱味を見せる様で出来ませんでした。
仕方なく家に戻りましたが何もする気力が無く、また酒を飲んでベッドで眠ってしまい、目覚め
ると目の前に妻が俯いて立っています。最初訳が分からずに、ぼんやりと妻を見ていましたが、
次第に意識がはっきりしてくると状況を思い出し、悔しさが込み上げてきました。時計を見ると、
もう夜の7時です。
「どこに行っていた。あいつの所か?よく帰って来られたな?」
「違います。ごめんなさい。私・・・・・・・・・・。」
「私、何だ?あいつと会っていたんだろ?お前という奴は。」
立ち上がり、両手で突き飛ばすと、よろけてベッドに倒れ。
「違います。ホテルで1人考えていました。これからどうすれば良いのか考えていました。」
「嘘をつけ。1人じゃ無いだろ?どんなホテルに泊まっていた?あいつも家に居なかったぞ。」
私は妻に襲い掛かり、嫌がって暴れるのを押さえつけながら、パンティー1枚の姿にすると、引
き千切るように脱がせた為に、穴が開いてしまったパンストで後ろ手に縛り、仰向けにして両方
の乳首を抓りましたが、乳首はいつもより大きく既に硬くなっています。
「本当の事を言え。あいつに抱かれて来たんだろ?今迄あいつに抱かれていたんだろ?まだ乳首
が硬いままだぞ。」
「それは生理前だから。痛い。1人でいました。本当です。ごめんなさい。止めて。痛い。」
片手で乳首を抓りながら、もう一方の手でパンティーの上から妻の花弁を抓り。
「本当の事を言え。言わないか。」
「止めてー。痛い。痛いです。本当です。嘘じゃ有りません。」
今度はパンティーごと指を突っ込む様にして。
「ここにあいつのを入れられたのか?一晩中入れられていたのか?くそー。」
しばらく続けていると、口では嫌がっていましたが少し湿ってきたように感じ、嫌がる妻を無視
して無理やりパンティーを脱がせると、股の部分に染みが出来ていました。その部分を妻の目の
前に持っていき。
「これを見ろ。お前は反省もしていないのか?俺は怒っているのだぞ。こんな時に感じやがって。
この淫乱。」
「違います。止めて。いやー。」
私はバイブを持ってきて、もう既に濡れて準備の出来ている所に突っ込み、スイッチを入れると
最初から激しく動かしました。妻はすぐに達してしましたが、私はバイブを動かし続けました。
縋るような目で私を見ている妻に。
「俺は怒っているのに感じやがって。お前はこんな時でもいけるのか?正直に言え。本当の事を
言え?」
「本当です。嘘はついていません。許して下さい。」
また妻の声が大きくなり、身体が硬直しました。それでも動かすのを止めません。
「お願い。嘘はついていません。お願い。また・・・・・・・。」
妻は面白い様に達し続けます。私は妻の身体を無茶苦茶にしたかった。傷つける事は出来ません
でしたが、何でも良いからとにかく無茶苦茶にしたかったです。
「本当の事を言え。言わないといつまでもこのままだ。いいのか?本当の事を話せ。」
妻は狂ったように腰を上下させ、大きな声で。
「もう止めて。課長といました。課長に抱かれてきました。これでいい?お願い、また・・・・・・。」
野田と一緒に居たと言われ、今迄なら変化しないはずの物が何故か硬くなっています。私は妻の
口に突っ込み、またバイブを動かしながら。
「この口でもしたのか?一晩中咥えていたのか?口に出されて飲んだのか?身体中使って喜ばせ
ていたのか?」
最初必死に吸い付き、舌を使っていましたが、また達しそうになると口を離してしまい。
「そうです。口も使われました。飲まされました。ごめんなさい。ごめんなさい。」
絶頂を迎えた妻を四つん這いの格好にして腰を持ち上げ、休ませる事無くすぐに入れて激しく腰
を使うと、またすぐに達してしまって崩れ落ちましたが、それでも許さず、また腰を持ち上げて
激しく動き、生理前だから中に欲しいと言う妻の声を聞きながら、思い切り中に放出しました。
興奮が醒めると、野田の所に行って抱かれていたという現実に落胆し、妻の両手を自由にしてか
ら、シャワーを浴びようと黙って部屋を出ると、妻は裸のまま慌てて後を追って出てきました。
私を呼び止め、バッグからホテルの領収書を出して。
「あなた、ごめんなさい。本当に1人でした。1人でここに泊まりました。」
見るとそれはシティーホテルの領収書で、宿泊人数は1人となっています。
「今、野田と一緒だったと・・・・・・・・・。」
「本当です。ホテルの方に聞いて下さい。さっきはそう言わないと、いつまでも・・・・・・・。」
妻がそこまで手の込んだ嘘をついているとは思えず、その事より、今の興奮は何だったのかシャ
ワーを浴びながら考えていました。最初は悔しさだけをぶつけていましたが、途中から異常に興
奮していました。野田の事を思い出してもそれ以上の興奮が有り、美代子さんの力を借りる事も
無く、妻だけで最後まで行きました。シャワーに打たれながらぼんやり考えていると、妻が入っ
て来て無言で私の身体を洗い出し、最後にあそこを洗ってくれたのですが、かなり野田に仕込ま
れたのか、手馴れた感じで凄く上手く、綺麗になっても止めず、結婚前に行った事が有る風俗を
思い出しました。今迄なら悔しいだけで、かえって萎えてしまった物が、先程の興奮が残ってい
るのか首を持ち上げてきます。すると今度はシャワーで洗い流して口に含みましたが、これもま
た上手く、私は妻に身を任せてしまっていました。野田に仕込まれたであろう色々な技を使われ、
私は限界に近くなり、その事を妻に告げましたが、止めるどころか逆に激しくされ、出したばか
りだというのに妻の口に出してしまうと、妻は顔色も変えずに全部飲み込みました。
「色々教え込まれたんだな。」
「ごめんなさい。怒られながら、色々教えられました。私が覚えるまで、何回も何回もさせられ
ました。あなたに抱かれた時は出来るだけその事を隠そう、そんな事が出来るように成ってしま
った私を、知られない様にしようと思っていましたが、もう隠すのは辞めました。私が課長と間
違いを犯してしまい、そんな事を覚えてしまった事はもう消せません。それを消し去ろうとか、
忘れてもらおうと思っていた事に無理が有りました。もう課長との行為を聞かれても正直に全て
話せます。あなたは気に入らないかも知れませんが、あなたが抱いてくれた時は、あなたが気持
ち良いように、教えられた事を色々してみようと思いました。あなたを二度と裏切りません。課
長と久し振りに車の中で2人きりになったけど、また付き合いたいとか、抱かれたいとかいう感
情は少しも有りませんでした。もう私から別れたいとは言いません。私に決める権利は有りませ
ん。あなたに叩き出されるまで、ここに居座ります。あなたを裏切り、あなた以外の男に抱かれ
て色々教え込まれた事実は消せません。あなたしか知らない私では無くなってしまいました。自
分でしてしまって勝手ですが、昔の私に戻れるなら、あなたしか知らない私に戻れるなら戻りた
いと思いました。過去が消せないなら、変わってしまった私を、あなたに受け入れて欲しいです。
受け入れてくれる様に努力します。受け入れてもらえるなら何でもします。あなたを傷つけた事
を忘れてしまいたい、忘れて欲しいと思っていましたが、それが間違いだったと気付きました。
一生忘れないようにしようと思います。忘れずに一生償って行きます。ホテルで1人考えていて、
そう思いました。勝手な事ばかりして、ごめんなさい。私はもう、一生受け入れてもらえないか
も知れない。でも、ここに居させて下さい。受け入れてもらえなくても努力したいです。あなた
を失いたくない。勝手な事を言っているのは、自分でも分かっています。何でもしますからお願
いします。」
妻は開き直ったと思いました。でも、離婚したいという開き直りと違い、前向きな開き直りだと
思います。今の話が嘘なら、かなりの悪女です。私に嘘をつき裏切り続けていましたが、本来嘘
の嫌いな誠実な妻でした。その妻がそこまで変わってしまったとは、そこまで変えられたとは思
いたくありません。私を裏切り私以外の男を、私とは味わった事の無いセックスを知ってしまっ
た妻を、受け入れられるかどうか分かりませんが、受け入れる努力はしようと思いました。

 

戦い 第28回

9月21日(日)

昨日の興奮が忘れられず、夜7時には2人でお風呂に入りました。お風呂ではまた妻に責められ
て、吸い取られてしまいましたが、ベッドでは私が責めるつもりでした。しかし妻は、野田に何
を教え込まれたか、全て私に教えるかのように責めてきます。私は昨日同様、出したばかりでも、
すぐに体勢が整いました。この歳で考えてもみなかった事です。以前妻が上になった時、妻は野
田に教え込まれた腰の使い方をしていると思っていましたが、それはほんの序の口で、隠す事を
辞めた妻の腰は別の生き物のように動き、まるでアダルトビデオを見ているようです。野田に怒
られながら、腰の使い方を教えられている妻の姿が浮かびましたが、私の物は萎えるどころか益々
硬くなっていました。数日前なら当然萎えていたでしょう。私の心の変化が自分でも分かりませ
ん。妻では無く別の女を見ている気分です。
興奮が醒めて現実に戻ると、野田によって変わってしまった事が悲しくなります。妻とのセック
スでは、色々注文を出したくても出来ませんでした。もう少しこうしてくれれば、もっと気持ち
いいと思っても言えませんでした。妻も同じだったと思います。それを野田にされてしまった。
いいえ、それ以上の事を教え込まれてしまった。妻を抱かれただけでも悔しいのに、こんな悔し
い事は有りません。そんな事を考えている内に、妻を許そうと決めたはずが、また疑念が湧いて
きます。本当に1人で泊まったのか?ホテルをチェックアウトしてから、夜までどこに居たのだ
ろうか?どうして携帯に出なかったのだろうか?野田が朝早くに留守だったのは偶然だろうか?
疑問だらけです。
私は妻を疑う事を楽しんでいるのかもしれません。苦しむ事を楽しんでいるのかもしれません。
妻を虐めて楽しんでいたのかもしれません。気付かない内に楽しんでいたにしても、こんな苦し
い楽しみは嫌です。平穏に暮らしたい。女としての妻は受け入れる事が出来そうな気がしますが、
妻として許せる時が来るのでしょうか?

9月22日(月)

明日は祭日なので、今日はじっくり妻を責めてみようと思っていましたが、いざ始まってみると
また逆に責められっぱなしで、口や手でして貰っている時などは、出そうになる度にわざと動き
を止められ、焦らされる始末です。結局最後まで妻主導で、これはこれで気持ち良かったのです
が、終わってみると何か面白く有りません。妻は野田に縛られ、甚振られていたはずです。その
妻に責められっぱなしでは、上から野田、妻、私の上下関係が出来たようで嫌な気持ちがしまし
た。妻を縛ってみようとも思いましたが、私に出来るのは後ろ手に縛る程度で、SMの様な行為
は、野田と比較されそうで、野田の真似をしている様で、する気になれませんでした。
「あいつに焦らされたりしていたのか?」
妻は野田との行為をもう隠さないと言っていた通り、素直に答えました。
「はい。課長は私に色々言わせるのが好きで、身動きが出来ないように縛られたまま焦らされて、
色々言わされました。」
やはり自分がされていた事を私にしていたようです。私を喜ばせる為にしていたとすれば、妻は
焦らされる事で、快感を得ていた事になります。
「口と手の使い方が上手かったが、どうやって教えられた?」
「普通に教えられる事も有りましたが、ほとんどは、私の身体に火をつけておいてから、いかせ
て欲しければ言うとおりにしろと言われて、最後までして欲しい私は、言われるとおりに、必死
に。ごめんなさい。」
「腰の使い方もそうか?」
「言われた通りに動かないと、途中で動けないように腰を捕まれて。」
妻が貪欲に快感を貪る姿が浮かびます。ただセックスをしていただけでなく、人の妻を自分好み
に変えようとした、野田への怒りが増しました。犯罪になるような復讐は出来そうに無い今、ど
の様な復讐が出来るでしょうか?何か有るはずです。

戦い 第29回

4月に昨年の9月分まで掲載させて頂き、その後、野田からの揺さぶりや、妻と多少のトラブル
も有りましたが、今年の正月休みに家族4人で旅行に行き、やはり妻がいなければ駄目だと再確
認出来、全面的に許す事に決めました。
野田への復讐も色々考えましたが、慰謝料も貰った今、法的な復讐は出来ず、そうかと言って非
合法な事は考えるだけで、現実には出来ずにいました。
“戦い”という題名なのに少しも戦っていないとご指摘を受けましたが、これは私自身の心の中
での自分との戦いを、単身赴任先で書いた物でした。
実は、前回の単身赴任から戻り、またすぐに、今度は子会社の社長を命じられ、今年の3月から
前回より遠い所に赴任しています。社長といえば聞こえは良いのですが、ここは8月末で解散さ
せる予定の社員10人の小さな会社です。私の仕事はここを整理する嫌な仕事です。幸い社員は
他の関連会社に組み込み、リストラせずに済むのですが、下請け業者などは殆ど切り離さなけれ
ばなりません。当然、相手は生活が掛かっているので必死で、身の危険を感じる事も少なく有り
ません。相手に同情してしまう事も多いのですが、その事を隠して非情にならなければいけない
この仕事は精神的にきついのですが、身体は比較的楽なので、アパートに戻るとこれを書いてい
ました。
あれから単身赴任するまでの半年近く、妻は私に一切逆らわないで昼も夜も献身的に尽くしてく
れ、私さえ野田との件を忘れる事が出来れば、こんな快適な暮らしは無かったと思います。
今回、妻を1人残してくる事に不安が無かった訳では有りませんが、赴任期間も半年と短く、ま
た、以前の様に信用する事が本当に許した事になると思ってそうしました。
28話を載せさせて頂いた時は、妻を許す事に決めた正月までの心の葛藤を書かせて貰い、30
話で“戦い”を、ハッピーエンドで終わらせる予定でした。

4月29日(木)

今年の正月までで書くのを止めていた日記を、今日からまた書く事にしました。日記と言っても
以前と同じ、ただパソコンで箇条書きにしたものですが、まさかまた書く事になるとは、自分で
も思っていませんでした。
今年のゴールデンウイークは、私はカレンダーどおりの休みしか取れませんが、妻は29日から
5月9日まで休みなので、今日こちらに来て、1日から私と3泊4日で近くの温泉に行き、その
後私のアパートでゆっくりしてから7日には帰り、10日からの仕事に備える予定でした。
妻は私がここに掲載させて貰っていることや、日記のような物をつけていた事すら知らないので、
妻が帰った後で箇条書きの日記に、その時の気持ちなどを詳しく書き足して、“戦い”を終える
予定でいました。
ところが最後のハッピーエンドを、その時の吹っ切れた晴れやかな私の気持ちを、書く気が起き
なくなっています。
3月に赴任した時は毎週妻を呼び付けていましたが、流石に片道4時間以上掛かる為、口には出
しませんが、妻も疲れている様なので、4月になってからは月初めに一度来てもらっただけです。
妻が来ると朝までしてしまい、日曜の昼過ぎに起きて帰って行くという、ただセックスをしに来
ただけの様な日も有り、この歳になって新婚に戻ったような気分でした。
妻は従順で、こちらに来いと言うと、どの様な予定が有っても私を優先させて必ず来ました。昼
間の生活は勿論ですが、初めの内は、野田に教え込まれたテクニックで妻主導だったセックスも、
今では私の言いなりで、どの様な要求にも応えてくれていました。
ところが、今朝電話が有り、ゴールデンウイーク明けから生産に入る商品に、今頃になって改善
しなければならない箇所が見つかり、今日は会社に出なければならなくなったので、こちらに来
られるのは明日になると言うのです。たった1日の事ですが、あれ以来、何が有っても一度も私
に逆らった事の無い妻の、言い方は済まなそうに謝っていても、相談ではなく、もう決めたと言
わんばかりの態度に腹が立つと同時に、1年前の事を思い出して少し不安になりました。
その位の事でと思われるかも知れません。私もそう思います。しかし、今までの従順過ぎるほど
の妻と可也ギャップが有り、妻が嘘をついていると感じたのです。
これは私の被害妄想かも知れません。被害妄想というより妻を疑って、以前の様に問い詰め、虐
めたいのかも知れません。今度あの様な事が有れば離婚は避けられないと、妻は分かり過ぎるほ
ど分かっているはずです。妻が離婚覚悟で、また昨年の状態に戻るとは思えないです。それでも
疑ってしまいます。もうあの様な苦しい思いは嫌なのに、妻を問い詰め、虐めていた時が懐かし
く思った事も有りました。
これを書いていても嫌な予感が大きくなってきます。野田との仲が戻る事は無いと思うのですが、
何か嘘をついている様な気がして仕方が無いのです。
またあの様な事は絶対に嫌なのですが、それ以外の事で妻が嘘をついていたら、それを問い詰め
てみたい願望も少し有る、本当にくだらない男です。妻との主従関係を強くしたいのかも知れま
せん。結局、自分に自信が無いのでしょう。

 

戦い 第30回

4月30日(金)

昨夜はあの様に書いた後、冷静になってみると、妻がもう嘘をつく事は考えられないし、こんな
時も有ると思い直していました。ところが今朝妻から、商品の修正が上手く行かずいつまで掛か
るか分からないので、旅館をキャンセルして欲しいと電話が有り、今月の初めから妻に会ってい
ない、妻を抱いていない私は、この旅行を楽しみにしていたので、オモチャを取り上げられた子
供の様にイライラしてしまい、何も言わずに電話を切りました。その夜妻からの謝罪の電話を待
ちましたが、電話は掛かってきません。仕方なく私から電話を掛けましたが、家の電話も携帯も、
呼び出すのですが妻はどちらにも出ませんでした。
9時になり漸く妻から電話が有り。
「あなた、ごめんなさい。携帯に電話してもらったのですね。みんな連休が潰れそうなのでカリ
カリしていて、少しの音にも敏感になっているので、携帯をマナーモードのままバッグに入れて
有って気が付きませんでした。ごめんなさい。」
この言い訳で昨年の事を思い出し、頭の中は疑惑でいっぱいなのに、なぜか自分を隠してしまい。
「こんな時間まで仕事だったのか?」
「はい。このままでは連休が無くなってしまいそうなので、誰も仕事を止め様としません。おか
げで明日には終わりそうなので、2日にはそちらに行けそうです。本当にごめんなさい。」
「明後日は来られるのだろうな?もう夕食は食べたのか?」
「このまま行けば、たぶん大丈夫だと思います。何か疲れてしまって、夕飯は牛乳を飲んで済ま
せました。」
「何か食べないと駄目だぞ。じゃあ明後日待っているから。」
「ありがとう・・・・・・。ごめんなさい。」
「美鈴。泣いているのか?大丈夫か?」
「いいえ。喉の調子がおかしいだけです。ありがとう。」
妻は最初から声に元気が無く、最後は涙声だったと思います。これは私に対して、申し訳無い気
持ちからなのか、私に対して嘘をついている後ろめたさからなのか分かりませんが、最近の妻と
何か違う物を感じました。
これが私の被害妄想だと良いのですが。

5月1日(土)

今日から休みなので遅くに起きて、近くの喫茶店にブランチを食べに行きましたが、何か胸騒ぎ
がして落着きません。コーヒーを飲みながら考えていて、結局私が帰る事にしました。
家に着いたのは夕方の5時でしたが、妻は車で行っているようで私の車しか有りません。
6時30分を過ぎても帰って来ないので、携帯に電話しましたが、やはり呼び出しているのです
が、妻は出ないので、すぐに留守電に変わってしまいます。
しばらく考えていましたが居ても立っても居られず、気が付くと車で妻の会社に向かっていまし
た。会社の前に着いたのは7時30分でしたが、どの窓も明かりが点いておらず真っ暗です。
仕方なく家に戻り、妻をどの様に問い詰めれば良いのか考えていると、9時近くになって妻の車
が戻って来た音が聞こえたのですが、妻が入って来ないので窓から覗くと、妻は運転席のシート
にもたれたまま動きません。家に明かりが点いていた事で、私が帰っている事を悟り、言い訳を
考えているのかと疑い、私が出て行って運転席側の窓を叩くと、妻は私が帰っていた事を知らな
かった様子で、驚いた様な顔をして車から降りて。
「あなた、帰って来てくれたのですね。」
そう言うと私に抱き付き、涙を流しました。ここでは近所の人に見られると嫌なので、妻を抱き
抱えるように家の中に入り、ソファーに座らせ。
「どうした?車の中でぼんやりして。それに何を泣いている?」
「少し気分が悪くて目眩もしたので、しばらく車から降りることが出来ませんでした。ごめんな
さい。でも、あなたは怒っていると思っていたので、まさか帰って来てくれるとは思わなかった
ので嬉しくて。あなたの顔を見たら、つい。」
「身体は大丈夫か?」
「せっかく帰って来てくれたのに、ごめんなさい。たぶん疲れているだけだと思います。」
妻は本当に疲れ切った様子だったので、妻の会社が真っ暗だった事は明日聞く事にし、食欲が無
く何も食べたく無いと言うので、栄養ドリンクを買ってきて飲ませ、久し振りに妻を抱きたい気
持ちを抑えて寝かせました。

 

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