痴漢

私が小学5年のある時、具合が悪くなってかかり付けの小児科に行くと、白血球の数値が高いので、知り合いの大学病院で検査した方が良いと言われ母と大学病院に出かけた時の事です。
どれくらい掛かるか分からない為家を早く出たのですが、ちょうど、ラッシュ時間の様で満員電車に揺られる事になりました。座れないまでもドアに寄りかかれるように奥に立っていました。
何駅か過ぎた辺りで母の様子がおかしくなってきました。まるで、何かに耐えているように・・・
私が母に大丈夫か聞くと、母は大丈夫だからと引きつった笑みを見せました。
ただ、私にも直ぐに何故母の様子がおかしくなったのか分かりました。母の後ろに立っている禿おじさんが股間を母のお尻の割れ目に擦り付けたり愛撫したりしていましたが、母は私に心配させないように俯きながら耐えていました。
目的の駅に着き電車を降りると母はトイレに行くからとトイレに入っていきました。
数分後、トイレから出てきた母は履いていたパンストを脱ぎゴミ箱に捨てていた。
私がどうしたのか聞くと、伝染して破けちゃったと言っていました。
そう何だと私がトイレの方を見ると、母が捨てたパンストを禿げたスケベそうなおじさんが嬉しそうに観察していた。
母に教えると母はチラリと見るが、おじさんも母の全身とパンストを見比べニヤリとした。
母は恥ずかしそうに私の手を引きバス乗り場に向かうとそのおじさんも追ってくる。
おじさんが私達に追い着くと、
「奥さん、感じてたんだ?パンストにまでビッショリだよ・・・これから、もっと気持ち良い事してあげるよ!!」
母は持っていた鞄でおじさんを軽く叩くと、運悪く中の物が少し飛び出した。母とおじさんがそれを拾う。
そのどさくさに母の胸元を凝視して手を伸ばそうとするおじさんの手を叩き、母はおじさんから逃げるように、バスで行くのを止めタクシ-乗り場に向かう。
病院に着き、手続きをしようとした時紹介状が無い事に気づいた母は、さっき鞄から落ちた時だと慌てていると、後ろから私達が探していた紹介状を手にさっきのおじさんが現れた。
「いやぁ、お困りだと思ってお持ちしましたよ・・・どうぞ!!」
母は複雑そうな表情を浮かべながらも礼を言っていた。
それから、私は母達と別れ検査や診断をしていた。結果が出るのは2週間後なので検査や診断なら一人でも大丈夫だったので母には待っていてもらった。
何故だかあのおじさんも少し離れた所にいたのが気になったが・・・
検査が終わり待合室に戻ると、母の姿が見えなかったのだが衣服を整えながら母が授乳室から出てきた。
その頃の私は別に母が授乳室から出てきても不思議と思わなかったが、その直ぐ後におじさんが授乳室から出てきたのには?と思ったものでした。
「あれで勘弁してください・・・それ以上は・・・」
母は涙目でおじさんに訴えた。
「分かってますよ、奥さん・・・じゃあ、坊やお大事に!・・奥さん、良いお乳をご馳走様、フフフ」
私には二人の間に何があったのか分からないですが、会話の内容から母があの男に乳を吸わせたんだと思いましたが、未だに母が何故許したのか謎です。

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