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悪者と僕

僕が家に帰ったとき、母は台所にいた。
もう六時を過ぎていた。
やっぱり母はお風呂に入ったのか、昼間と違う服を着ていた。

「お母さん」

僕が呼びかけても、母は僕を無視して晩ご飯の支度を続けた。
キャベツを洗っている母のそばに近寄って、
「ねえお母さん」と、もう一度、呼びかけても返事はなかった。
昼間のロングスカートと違って、
ふわりとしたスカートはウエストの細さだけを強調して、
その下にある母の腰つきを、僕の目から完全に覆い隠していた。
――この中に、あの丸いお尻が、
僕はもう一度セックスしたかったし、未体験のフェラチオもしてもらいたかった。
でも、
もの凄く怒った顔をして、車で走り去った母に、
いきなりそんな事を要求するは、さすがに気が引けた。

母は返事もしてくれず、
僕を無視していたけれど、怒っているようには見えなかった。
ニンジンを包丁で刻んでいる母のうしろ姿は、とても無防備に見えた。
――もう怒ってないのかな、
無理やりではあっても互いに一度は交わり、僕は母の体内に射精までした。
母親と息子だったけれど、
でもだからこそ、何もかも、母は許してくれているような気がした。
それに、悪いのはすべてあの男だし、僕と母は共に犠牲者だった。
そう思うと、
ずっと続いていた苛立ちも少しは治まってきた。
――さわってもいいのかな、
あの部屋で見た、お尻の丸みを確かめたくなった。
お尻にさわるくらい別にいいと思ったし、母も拒まないだろうと思った。

僕は、母のお尻に手を当てた。
思った通り、母は拒まなかったし、ぴくりとも動かなかった。
お母さんは許してくれている、そう思った僕は、なんだか楽しくなってきた。
これから母とセックスできる、
フェラチオもしてもらえる、それに、お尻の穴も。
エッチで楽しい期待感に、僕の心は浮き立った。
柔らかいスカートの手触りが、母の優しさのようでとても心地良かった。
もう僕は遠慮しないで、
恐る恐る伸ばした手を大胆に動かして、お尻の割れ目に手を入れようとした。

「春樹、 、」

その声を聞いた僕は、ぞっとして、お尻から手を放してしまった。
母の声は、
なにか機械が喋っているように、冷たく僕の心に響いた。
母はニンジンを刻みながら、僕に言った。

「よく覚えておきなさい、今度そんなことしたら、刺すわよ」

恐ろしい言葉を口にする母は、それでも何事もなかったように、    
刻んだニンジンをざるに移して、今度はピーマンを手に取った。

「それから、みんなの前では母親になってあげるけど、
今みたいに、もう私に近づかないで、あなたが側にいると、吐き気がするの」

淡々と話す母の言葉は、僕の心を暗くさせた。
その言葉は、
僕と母子の縁を切ると言っているのと同じだった。
どうして、そんなに僕が憎まれるのか、本当に分からなかった。
たとえ息子でも、
あんな場面では、誰だってその女性に挑んでいくのは当然だと思った。
そんなことが分からない母とは思えなかった。

「僕じゃない、 、悪いのは、みんなあいつなのに」

「あら、そうなの」

それだけ言うと母は、コンロにフライパンを載せて火をつけた。
もう僕のことなど、まったく無視して料理を始めた。
僕は何も言えず、そして何も出来なかった。

二階に上がった僕は、部屋の中でマスターベーションをした。
寂しくて悲しかったけれど、
どうしようもなく湧き起る性欲を、一人、みじめに処理した。
男の部屋から持ち帰った画像を見ながら、僕は必死に手を動かした。
アパートに引き返した僕を、
あの男は黙って迎え入れ、僕が望む画像を印刷してくれた。
『坊ず、お袋さんを大事にしな』
帰りぎわ、男はそう言って、出て行く僕を見送った。
――なに言ってやがる、
僕は、みんなおまえのせいだと思った。
ティシュに射精し終わると、余計に悲しくなってきた。
どうせ憎まれるのなら、
怒鳴られたり、叩かれたりしたほうが、まだましだった。
あんなふうに無視されるのは、堪らなく辛かった。
母に憎まれている自分が、
あの男からもらった画像で自慰をした自分が、堪らなく悲しかった。

その日は、
父の帰りも早く、家族四人で晩ご飯を食べた。
母は、まったくいつも通りで、
父にビールをついであげたり、弟と冗談を言い合っていた。
昼間、あんなに泣いていたのに、同じ女性とは思えないほどだった。
僕は、母の強さを、
そして女性が持つ強さを、この目で見たような気がした。
母は、僕にも普段と変わらない態度をとっていた。
ご飯もよそってくれたし、お茶も淹れてくれた。
ただ、
母は決して、僕と目を合わそうとしなかった。
普段と変わらない態度の母を見ていると、
台所で言われた言葉は、すべて本気なのだと改めて実感した。
母の笑顔を見れば見るほど、僕はどんどん悲しくなっていった。

僕は、とにかく母に謝ろうと思った。
なぜ、そこまで僕を憎むのか分からなかったけれど、
一生懸命に謝って、母に許してもらいたかった。
母子の縁を切られるなんて、絶対に嫌だった。
たとえ子供扱いされても、僕に優しい目を向けて欲しかった。

晩ご飯のあと、僕は台所に行った。
流しで洗いものをする母に、僕は声をかけた。

「お母さん」

僕はやっぱり無視された。
でも、本気で謝れば母もきっと許してくれる、
そう思って僕が謝ろうとした時、「春樹、嘘じゃないのよ」と、母に言われた。
母は、洗いものを続けながら、冷たい声で僕に言った。

「あなたが側にいると、本当に吐き気がするの、だから向こうへ行って」

僕は泣きたくなったけれど、少し腹も立った。
――そこまで言わなくてもいいじゃないか
母に謝るつもりだった僕は、つい思ってもいなかった事を口にしてしまった。

「お父さんに、僕が撮ったもの、見せてもいいの」

皿を洗っていた母の手が止まった。
言葉にしてしまうと、それが僕の本心のような気がしてきた。
台所とつながっているリビングで、
父がこちらに背を向けてテレビを見ていた。
もし父がふり向けば、僕と母の姿は、そのまま見えるはずだった。
僕はそれを承知で、
母のお尻に手を置いた。
母はビクッと震えたけれど、僕の手を拒まなかった。
あの男の部屋で、
初めて母とセックスした時よりも、僕は胸がドキドキしてきた。

「郵便で送ったら、お父さんびっくりするだろうね」

僕はなんだか秒刻みで、
悪い男になっていくようだった。
僕の脈拍はどんどん速くなって、息をする音が自分でも聞えた。
頭の片隅では、こんな事いけない、そう思ってはいたけれど、
暴走し始めた自分の欲望を、僕には抑えることが出来なかった。
僕は、母のお尻をつかんだ。
そして、水に濡れた母の指先を見つめた。

「お母さんが、オナニーするって、本当なの」

次々と僕は、自分でも驚く言葉を口にした。
――これ以上、お母さんを傷つけたら、
母は絶対に僕を許してくれないだろうと思った。
母は、うつむいた顔を少し赤くした。
でもすぐに、強い母に戻ってしまった。
「女なら、 、」と言葉を区切って顔を上げた母は、平気な顔をして言った。

「女なら、誰でもすることだわ」

もし母が、弱い女の姿で涙を見せていたなら、
僕の欲望にも少なからず、歯止めが加わったかも知れない。
でも、あくまでも強気な母に、僕の欲望はさらに加熱した。
僕はうしろからスカートをまくって、
下着越しに、母のお尻を力強くつかんだ。
それまで、僕のされるままになっていた母も、ふり返って僕の手を拒んだ。
母の目線は僕ではなく、
リビングで背中を向ける父に注がれていた。
母を一度も満足させることのなかった父は、
十日前と、そして今日の出来事を知らずに、テレビを見ていた。
僕には、そんな父が馬鹿に見えた。
優しいだけが取柄の男になんか、なりたくないと思った。
憎まれても、母子の縁を切られても、目の前の女性を自由にしてみたかった。

「お母さん、僕の部屋に来てくれるよね、それとも僕を刺すの」

僕は不思議と大胆になれた。
ふり向いて父を見ている母の股間に、手をこじ入れた。
その手を両手でつかんだ母は、やはり父のほうを見ながら「春樹、」と言った。

「もしあの人を悲しませるような事をしたら、その時は、 、」

それだけ言うと母は、僕の手を放して、さっと向きを変えた。
台所から廊下に出た母は、そのまま二階へ上がっていった。
僕も足早に、二階の自分の部屋に向かった。

僕の部屋に入った母は、
躊躇いも見せずにスカートの中に両手を入れて、ストッキングを巻き下ろした。
そしてすぐに、パンティーも脱いでいった。

「したいのなら早くして、 、後片づけが残っているの」

隣りの部屋では、もう弟が勉強を始めているはずだった。
それを意識してか、母の声は低く抑えられていた。
母は、
それが何でもない事のように、僕のベッドに仰向けになった。
わずかな色気さえも見せない母に、僕は不満を持った。
でもその時は、とにかく母を抱きたかった。
僕はズボンとパンツを脱いで、ベッドに上がった。

僕はスカートをたくし上げで、力を抜いている母の足を広げた。
下着をつけていない母の股間には、
当り前だけど、昼間、男の部屋で見たものと同じ性器がひそんでいた。
ただ、一度は僕を受け入れ、
そしてあの男に荒らされた名残りを、まったく感じさせなかった。
僕は、少し生臭くても、不快ではない匂いのする母の性器を舐めまわした。
鼻腔と舌で直接、
母そのものに触れる僕は、興奮のあまり「お母さんっ」と、呼びかけた。
すると母は、
「その呼び方、やめてくれないかしら」と、醒めた声で言った。
せっかく興奮してきた僕は、ちょっとムッとしたけれど、
まさか母のことを名前で呼ぶわけにもいかず、
「だったら、なんて呼べばいいんだよ」と、母の股間から顔を上げて聞いてみた。
母からは、僕の興奮が一気に萎んでしまう、冷たい答えが返ってきた。

「余計なこと言わないで、さっさと終って」

僕を見ないで、別のところに目を向けたまま、母はそう言った。
そんな母を前にして、僕の興奮は、歪んだ怒りに変わった。
脅迫じみたやり方で、
母を自由にしようとする自分の卑劣さも忘れて、僕はその怒りを母にぶつけた。
でも、横たわる母と交わろうとしても、
その体位が初めての僕には、うまく母の膣に挿入できなかった。
肛門まではっきり見えるほど、母の足を広げても、
腰の位置や角度がよく分からなくて、僕は無意味な動作を繰り返した。

「僕じゃないのに」

なかなかうまく行かない苛立ちで、「悪いのはあいつなのに」と口走りながら、
そして「悪いのは僕じゃないのに」と母に訴えながら、ペニスを押しつけた。

「んっ、 、」

やっと先端が入った時、
濡れていない膣に痛みを感じるのか、その時だけは母が少しのけぞった。
でも、僕が膣の奥に進んで行けば行くほど、母の表情は冷たくなっていった。
僕がどんなに動いても、その表情は変わらなかった。
ただ母の膣内は、
苛立ちや怒りを忘れてしまうほど、暖かくて、気持ち良かった。

「春樹」

必死に腰を動かす僕はまた、母の醒めた声を聞いた。
やっぱり母は、僕を見ないで部屋の壁に顔を向けていた。

「春樹は、あのとき笑っていたわ
ひどいことされる私に、カメラを向けて、あなたは笑っていたわ」

そんな、僕が笑っていたなんて、嘘だと思った。
「そんなの嘘だ」、そう言いたかったけれど、
ペニスに伝わる快感で息が詰まり、僕は何も言えなかった。

「哀しかったわ、 、」

部屋には暖房が効いていたけれど、僕は体中に寒気がした。
でも股間だけは熱く脈打って、僕は何度も母を突いた。
母を見ていると恐ろしくなったけれど、腰の動きを止めることは出来なかった。
まったくの無表情で、母は言葉を続けた。

「春樹、 、どうして私を助けてくれなかったの」

ついに僕は、我慢できなくなって母に射精した。
その瞬間も、母の顔に表情は無かった。
射精した虚脱感で、横たわる母にもたれかかると、
「終ったのなら、どいてくれないかしら」と、母は強い力で、僕を押しのけた。
そしていかにも面倒くさそうに、
部屋に置いてある箱からティシュを抜き取り、太腿に伝わる僕の精液を拭った。
そのティシュをゴミ入れに放り込むと、
母は何事もなかったかのように、パンティーとストッキングを身に着けた。
でも部屋を出るときには、
少し強い口調で、ドアに向かって母は言った。

「もし、あの人を悲しませる事をしたら、
 その時は、ただでは済まさないわ、よく覚えておきなさい」

部屋から出て行く母を、
僕はベットの上から、呆然として見送った。

次の日、
僕は学校でも、ずっと母のことを考えていた。
母に恨まれている、そう思うと本当に辛かった。
――もうお母さんを哀しませることは止めよう、
その気持ちに嘘はなかったけれど、
でも、そう思ったすぐその後には、ペニスで味わった母の感触が蘇えった。

家に帰ると、
母はもう、台所で晩ご飯の支度を始めていた。
僕は、台所の入口に立って母を見た。
母の足元に目を移すと、
ハイヒールの時ほど際立ってはいなくても、
それでもスリッパを履いた母の足首は、ほそく締まって見えた。
昨日の夜、
その足首をつかんで母の足を広げ、セックスをした記憶が蘇えった。
人形のような母に挑みかかった、みじめで、情けないセックスだったけれど、
それでもやっぱり、あの蕩ける快感だけは忘れることが出来なかった。

母は、僕を無視して料理を続けていた。
僕が見ているのは分かっているくせに、一度も、僕の方を見ようとしなかった。
キャベツを洗っている母に近づくと、
「いま忙しいの、あとにして」と言われた。
そう言った母の唇は、うすく口紅が引かれて、とても魅力的だった。
若いころの母はその唇で、
僕の知らない男性たちの性器にも、フェラチオをしたはずだ。
男性に抱かれるたびに、母はフェラチオをしていたのだろうか。
それともセックスのできない生理の時に、
その男性を満足させようと、懸命なフェラチオをしたのだろうか。
なぜか僕はそんなことを思い、
そしてその想像に、訳もなく興奮した。
もう母を哀しませることはよそう――、そんな気持ちは吹き飛んでしまった。
僕はやっぱり、欲望には勝てなかった。

ズボンのチャックを下げて、僕は勃起したペニスをつかみ出した。
そして母の横に立ち、「お母さん、フェラチオしてよ」と、甘えてねだった。
母は、うんざりしたように、ため息をついた。

「忙しいから、あとにしてと言ったでしょう」

そう言いながら母は、僕の足元に膝をついた。
そして、右手で僕のペニスをつかむと、乱暴にしごき始めた。
水仕事をしていた母の手はとても冷たかった。
僕のうすい皮膚が破れてしまいそうなほど、母は乱暴に手を使った。
それはもう、ただ早く処理するための、機械的な行為だった。
僕は、そんな冷たい母の手にさえ快感を覚えた。
そういう自分が情けなかったけれど、僕はさらに情けない声を出した。

「お母さん、口でもしてよ」

母は、鬱陶しそうに髪をかき上げると、
僕に見せつけるように、口を大きく開けてペニスを咥えた。
少しでも早く終らせようと、母は体ごと頭を前後に動かした。

「早く出しなさい」

一度、ペニスから口を放した母は、顔を横にそむけて僕に言った。
そしてまた、面倒くさそうにペニスを口に咥えた。
それがどんなにいい加減で、なげやりなフェラチオでも、
僕は、初めて知るフェラチオの感触で、すぐに射精したくなった。
むず痒いほどの快感で立っていられなくなり、僕は母の頭をつかんでしまった。
そのとき、母は初めて僕に逆らい、
僕から離れようと両手を突き出した。
興奮した僕は、さらに母の頭を押さえつけて、
「ごっ、 、」という母の嗚咽を聞きながら射精した。
僕が射精し始めると、
母は大人しくなり、最後の一滴を絞り出すまでじっとしていた。

僕が手を放すと、母は素早く立ち上がった。
母は生ゴミ入れに顔を向けると、口の中の精液を吐き出した。

「口でするくらい、いつでもしてあげるわ、
でも、二度と私の頭にさわらないで、 、」

台所のシンクに顔を伏せて、母は咽喉にからんだ痰をきるように咳き込んだ。
全身で不快感を表す母を見ていると、
いかに母が僕を憎んでいるかよく分かった。

「あのとき、あなたは私の頭を押さえつけて、笑っていたわ、
息もできないくらい苦しかったのに、 、私、一生忘れないわ」

母は、あの男に肛門を犯された時のことを言っていた。
本当に、僕は笑っていたのだろうか。
笑いながら頭を押さえつけて、苦しみに叫ぶ母の口を塞いだのだろうか。
僕には、よく思い出せなかった。

 
その夜、
父は帰りが遅いらしく、僕たちは三人で食卓を囲んだ。
昨日と同じで、食事の世話はしてくれたけれど、
やはり母は、僕の顔を決して見ようとしなかった。
母の愛情と笑顔は、すべて弟に向けられていた。
そんな母と、弟は駄洒落を言いながら、楽しそうに晩ご飯を食べていた。
箸でご飯を口に運ぶ母を見ていると、
夕方のフェラチオを思い出したけれど、でもそれは快楽の記憶ではなく、
僕の精液をまるで腐った物のように吐き出す、母の横顔ばかりが思い出された。
僕は思った。
もう二度と、あの母の笑顔が僕に向けられることは無いのだと思った。
三人で食事をしていても僕だけは、のけ者だった。
僕には良心も残っていたし、もちろん、母を苦しめた罪の意識もあった。
でも、母に詫びる気持ちの一方で、
晩ご飯を食べながら、僕の心はどんどんいじけていった。
弟の声が耳障りだった。
母と楽しそうに向き合う弟が、無性に憎らしくなった。
――どうせ僕は、
母に憎まれるのなら、とことん憎まれてやろう、
そして嫌味なほど大人びた弟を、徹底的に悲しませてやろう、そう思った。
きっと僕はそのとき、
入ってはいけない暗い闇に、自ら足を踏み入れたのだと思う。

食事が終って、
二階に上がった僕は、弟の部屋の前に立った。
そして「早く入ってよ、お母さん」と、ことさら大きな声で言った。
そんな一人芝居が、いつかは弟を苦しめるようにと願って、僕は声を出した。
僕の声は、
部屋にいる弟の耳にも届いたはずだった。

僕はすぐに一階へ降りて行き、台所にいる母に声をかけた。
母は黙って僕について来た。
階段の途中で、「今日は、お尻でしてもいいのかな」と母に言ってみた。
母は急に、
何も言わずに向きを変えて、階段を下りていった。
さすがに母も怒ったのかと、あとを追うとそうではなかった。
寝室に入った母はすぐに出てきて、
僕に小さな箱と、ハンドクリームの容器を手渡した。

「痛くされるのは、かなわないわ」

開封されていないコンドームの箱は、
いずれ封を切られて、夫婦の営みに使われるはずの物なのだろう。
それを母は、恥ずかしげもなく僕に手渡すと、先に立って僕の部屋に向かった。

部屋の中で、
その姿勢を要求すると、母はベッドの上で四つん這いになった。
僕が後ろからスカートをまくって
下着を引き下げても、母は一切、抵抗しなかった。
お尻の肉を割られて、肛門をむき出しにされても、身動き一つしなかった。
そんな母を見ていると、
なんだか僕は、無言の復讐をされているような気がしてきた。
でも僕は、母の体を自由にできるのなら、
そして憎たらしい弟を悲しませることができるのなら、それでもいいと思った。
僕は、
母たち夫婦のコンドームをつけて、それにハンドクリームを塗った。
こまかなシワが寄せ集まる母の肛門にも、ハンドクリームをまぶしつけた。
本当は、何もつけないで入れたかったけれど、
やっぱり母の生々しい匂いがペニスに付くのは嫌だった。
汚いと思ったからではなく、
女性して美しい母の、あからさまな匂いを、知りたくないと思った。    
僕は、隣りの部屋を意識しながら、
母の肛門に狙いをつけて、ペニスを押し付けた。

「くっっ、 、」

あっけないほど簡単に、挿入することができた。
でも、それまでじっとしていた母が、急に苦しみ始めた。
僕の貧弱なペニスでも、やはり母に苦痛をもたらすようだった。
あの男の部屋で見せたほどでは無かったけれど、
それでも母はのけぞって、肛門の痛みに耐えていた。
母も、弟の部屋を気にしているのか、必死にうめき声を抑えていた。

コンドームをしているからなのか、
それとも肛門性交というのは、元々こんなものなのか、
ペニスに伝わる快感は、それほどのことでもなかった。
膣の中のほうが、その何倍も気持ちよかった。
でも、
膣で交わった時は平然としていた母も、
肛門を貫かれると、僕が動くたびにのたうち、うめき声を上げた。
このとき初めて僕は、生きている母を抱いている気持ちになれた。

僕は毎日、母を抱いた。
学校から帰ると、必ずフェラチオをさせたし、夜には、肛門を犯した。    
父がいる夜も、いない夜も、僕は母を抱いた。
僕の部屋で母と交わる時は、
その前に、いつも弟の部屋に向かって何かしらの合図をした。
それは母を呼ぶ声だったり、大きな足音だったり、弟に聞える何かの音をさせた。

僕の部屋に、母が毎日やって来るのを、
弟も気づいているはずだし、不審に思っているのも確かだと思った。
ひょっとしたら弟は、
僕の部屋のドアに耳を押し当てて、その様子を聞いているのかも知れない。
普段と変わらない弟を見ていると、
それが事実かどうかは分からなかったけれど、
そういう弟の姿を想像すると、僕はとても楽しい気分になった。

春休みになる前の夜、
僕は部屋のドアを少し開けたまま、晩ご飯を食べに一階へ下りた。
部屋を出る前、僕はベッドの上に、
数日前、母から奪った白いパンティーとブラジャーを並べた。
そしてその横に、
あの男から貰った母の画像をばら撒いた。
男の腰を跨いで、上になった母が顔を赤らめるものや、
男に言われて技巧を使う、フェラチオの様子を写したものを、選んでばら撒いた。
ついでに、
野太い男根が母の肛門に突き刺さっている画像も重ねて置いた。

弟が食事を終えて二階に上がってから、しばらくして僕も二階に上がった。
部屋のドアは、僕が開けて出たときのままだった。
中を覗いても、そこに弟の姿はなかった。    
――なんだよ、
僕は自分の策略は失敗だったと思った。    
母が毎日出入りする僕の部屋を、弟も必ず意識しているはずだと思ったけれど、
やつは僕の部屋を素通りしたようだった。
でも、母を部屋に呼ぶ前に、
それらを片づけようとベッドに近づいた僕は、つい笑ってしまった。
母の下着も、数枚の画像も、はっきりと動かされた跡があった。
元通りの位置に戻されていたけれど、それらを弟が手に取ったのは明らかだった。

その夜も、僕は母の肛門を犯した。
この頃になると、母はさほど苦痛を訴えなくなっていた。
それに、
うめき声も「ぐっっ」と歯を食いしばるものから、
「んっ、 、」と、鼻に抜けるような息の音に変わっていた。
そして肛門を犯したあと、母の股間を覗きこむと、必ず膣が濡れていた。
特別、母が感じているようには見えなかったけれど、
でも何かしら肛門に刺激を感じているのは確かなようだった。
ただ、普通にセックスする時は、
たとえ膣が濡れていても、母はまったく呼吸を乱さなかった。
交わりの回数が増えていくほど、
母の心はより固く閉ざされ、僕は徹底的に無視された。

そんな母の肛門にペニスの出し入れを繰り返していると、
部屋のドアが、ほんの少し開いたように見えた。
最近、少しは余裕の出てきた僕は、ずっとドアに注意をはらっていた。
その日、父は遅く帰って来るはずだったので、
僕の部屋の前に立っているのは、弟に間違いなかった。

「お母さん、お尻でセックスして気持ちいいの、オマンコがすごく濡れてるよ」
    
事実、母は濡れていたけれど、僕が言うほどのことでは無かった。
でも僕は大袈裟に、弟に聞えるように声を出した。
そして、何度も、何度も肛門を突いた。
四つん這いの姿で、スカートをまくられた母は、
時おり「んっっ」と息を洩らして、首を傾けたり、のけぞったりした。
射精し終えた僕は、
その日になって初めて、母にオナニーを強制した。            

「お母さん、オナニーでいくところ見せてよ」

母は黙って、目を伏せていたけれど、
急に姿勢を変えて、ベットの上で仰向けになった。
体を真っ直ぐにして横たわると、
自らスカートをまくって、母は閉じた股間に手を伸ばした。
そして中指を、陰毛に覆われた溝に滑り込ませると、その指をゆっくり動かした。
僕も、
まさか本当に母がオナニーを始めるとは思っていなかった。
弟のことなどすっかり忘れて、僕はその光景に見入ってしまった。

部屋の中が、しんと静かになった。
母は女の秘密を、僕の前にさらけ出していた。
どうしてか、
僕は幼い頃の記憶と共に、母の指先を見つめていた。
公園で一緒に遊んだり、
熱を出した僕を看病してくれる母を思い出しながら、
幼稚園に行きたくないとくずる僕を厳しく叱る、その母の記憶をたどりながら、
淫らに動く母の指先を見つめた。
そういう日々の合間にも、母が今しているように、
一人で指を使っていたのかと思うと、なんだか悲しい気持ちになった。
母が少しだけ足を広げた時、
静かな部屋に、シーツのこすれる音がした。
母は両手を使い始めた。
左の指でクリトリスを刺激しながら、右手の二本の指先を膣に埋めた。
母は、ゆっくり深い呼吸を繰り返し、二本の指先から恥ずかしい音をさせた。
見ていると、あの母にもこんなことが出来るのかと、不思議にさえ感じた。
急に、
母は、つま先を不自然なほど反り返らすと、ひときわ深く息を吸った。
そして股間に手を入れたまま、足をぎゅっと閉じた。

「、 、あっっ、」

それが演技ではないかと僕が疑ってしまうほど、
母は切ない声を上げて、のけぞった。
でも数回、荒い呼吸をしたあとには、いつもの母に戻っていた。
僕から顔をそむけてベッドから降りると、
スカートのシワを両手で伸ばして、着ている衣服を整えた。
そして何も言わずに、部屋のドアに向かった。
その時になって、
僕は弟のことを思い出したけれど、母が開けたドアの前に弟の姿はなかった。

母が部屋からいなくなってしまうと、
それまでの緊張感が解けて、体中の力が抜けてしまった。
あれほど毎日、母と交わっていても、
さっき見た母の痴態は、幻ではなかったのかと大袈裟に思ってしまった。
弟は、確かにこの部屋の様子を窺っていたはずだけれど、
それもなんだか僕の錯覚のような気がしてきた。

僕が夢の中にいるような気分に浸っていると、ドアがノックされた。
僕は返事をしなかったし、
弟も黙ってドアを開けて、僕の部屋に入ってきた。

「兄貴は、お母さんと、 、」

それだけ言うと、弟は僕のベッドをじっと見た。
僕は『兄貴』と呼ばれるのが好きではなかったし、
まだガキのくせに、僕のことを『兄貴』と呼ぶ弟が大嫌いだった。

「秋雄、おまえはお母さんと、何回やったんだ」

僕はわざと、そういう返事をした。
弟はプライドの高い男だったから、
どんなにショックを受けていても、僕がそう言えば否定はしないと思った。
軽蔑する兄が母と肉体関係を持っていれば、
自分はそれ以上でなければ気が済まないのが、弟の性格だった。

「最近のお母さん、淫乱で困るよな、
おまえも大変だろう、勉強が忙しいのにお母さんの相手をするのは」

弟は、怒っているようにも見えたし、悲しんでいるようにも見えた。
意地の悪い見方をすれば、口惜しがっているようにも見えた。

「この前なんか大変だったぞ、
浮気相手のオッサンのところに連れて行かれてさあ」

僕は、さっき弟が見たはずの画像を、机の引き出しから取り出した。
そして弟が顔を向けているベッドの上に並べてやった。

「誰かに見られるほうが興奮するとか言ってさあ、
見ろよ、こんなに男の上で腰ふって、 、まあいつもの事だけどな」

弟の目に涙が滲んでいた。
それでも弟は、印刷された母の姿をじっと見ていた。

「おまえは夜中にしてるんだろう、
やっぱりあれか、オマンコと肛門で二回づつがノルマなのか」

僕がそこまで言うと、弟は黙って部屋から出て行った。
ちょっとだけ可哀想な気もしたけれど、
でも、これくらいでちょうどいいと思った。
これから弟がどんな行動に出るのか楽しみで、ワクワクしてきた。
毎日、僕と母の様子を覗き続けるのか、
それとも、母をなじって襲いかかるのか。
優等生の弟がどうなっていくのか、とても楽しみだった。
暗い闇の中で、
僕は、人間の心を失いつつあった。

翌朝、
僕が朝ご飯を食べていると、二階から母の悲鳴が聞えてきた。
その日から春休みだったけれど、
なかなか起きてこない弟の様子を見に、母が二階に上がった直後のことだった。
尋常では無いその悲鳴に、父も驚いて二階に駆け上がった。
僕は、弟が母に襲いかかったのだと思った。
思った通りの成り行きで、僕は嬉しくなった。
でも、父のあとからゆっくり二階に上がった僕は、予想とまるで違うものを見た。
僕が見たものは、首を吊って死んでいる弟の姿だった。

僕も、まさか弟が自殺するとは思わなかった。
すべて僕のせいだったけれど、
罪悪感も、悲しみも、まったく湧いてこなかった。
それどころか、
通夜の晩、弟の遺影が祀られる祭壇の横で、涙にくれる母に欲情してしまった。
僕はもう、まともな人間の心を失っていた。
髪をアップに結い上げて喪服を着た母は、とても綺麗に見えた。
泣いている母を見ていると、
あの男の部屋で、涙を流して苦しみに耐えていた母の姿を思い出した。
僕はなおさら興奮して、我慢できなくなった。
いつもならその時間、
僕の部屋で母を抱いているはずだった。

弟の祭壇は、ソファなどを片づけてリビングに組まれていた。
葬式は明日、近くのお寺でされる予定だったけれど、
この通夜の席にも、多くの中学生が焼香に訪れた。
弟と同い年の中学生が焼香するたびに、
母の悲しみもより深まっていくのか、父の隣りで、母は泣いてばかりいた。
そんな母を見かねた親戚の叔母さんが、
父に何か言ったあと、母の肩を抱いて廊下に連れ出した。
一人で戻ってきた叔母さんを見て、僕は立ち上がった。

思った通り、母は寝室で休んでいた。
母が暗いところを嫌ったのか、部屋には照明が灯っていた。
僕が寝室のドアを開けて中に入っても、
二つあるベットの一つに横たわる母は、身じろぎさえしなかった。
僕は、たとえ父がここにやって来ても構わないと思った。
それほど僕は欲情していた。
喪服の裾から、斜めにそろえた母の素足が垣間見えた。
もはや僕は、人間ではなく、
暗い欲望にとりつかれた獣になった。
僕はベットに近づき、白足袋に包まれた母の足首をつかんだ。
その時になって初めて、母は顔を上げた。
そして母は、僕の目を見て、新たな涙をにじませた。
母は体を起こす気力も無いのか、ただ僕に顔を向けて、静かに涙をこぼした。
母は泣いていたけれど、
そうやって母と目が合うのは、本当に久しぶりだった。

「春樹、 、あなたはこんな時にも」

これまで絶対に僕の目を見なかった母が、僕に顔を向けてそう言った。
僕は、母に罵声を浴びせられるか、
ひょっとしたら叩かれるのではないかと覚悟していただけに、
その哀しげで弱々しい母の声は、僕の汚れた心さえも切なく揺さぶった。

母はつかまれた足首を初めて意識したように、
僕の手から逃れようと、足をひねって斜めに引いた。
これまで僕に抱かれる時、
無表情に体を投げ出していた母が、初めて僕を拒絶した。
たとえそれが哀しみに潤んだ瞳でも、感情的な目を向けて僕に抗った。
そんな母に、僕はなおさら欲情してしまった。
人形のような母ではない、生きた姿の母に、僕の性欲は刺激された。
喪服の裾をかき分けて、
僕は太腿の合間に手を差し入れた。

「やめてっ、 、」

母は半身を起こして僕の手を押さえた。
必死に僕を拒んではいても、
母の声は弱々しく、僕を押さえる手には力がこもっていなかった。
息子の一人を喪った哀しみに、憔悴する母の股を開くのは簡単だった。
和服の時はそうなのか、母は下着を身に着けていなかった。
僕が思いっきり母の股を広げると、
黒と白の喪服が乱れて、その奥に見える母の陰部を妖しく彩った。
僕はそこに顔を埋めて、しつこく何度も舐め上げた。

「春樹やめて、 、こんな時に、 、」

母は抵抗しながら言ったけれど、その声には精気がなかった。
僕には、母の体は生きていても、心のどこかは死んでいるように思えた。
それでも構わなかった。
僕が舌で舐めるたびに、母は淫らに濡れていった。

膝を折りまげて割り広げた母の股間に、
僕がペニスを突き立てた時、母は身をもんで「いやっ」と泣いた。
僕は渾身の力を込めて、何度も母を責めた。
母は首を左右に振って、ただ泣くばかりだった。
そんな母をうつ伏せにした僕は、
喪服の裾をさらにまくり上げて、母の尻をつかんで持ち上げた。
膣からあふれ出た雫が、母の肛門までも濡らしていた。

「あっ、 、」

肛門に入れた時、母はいつもと違う声を出した。
度重なる肛交で、
もう痛みは感じないはずなのに、母は辛そうに声を出した。
そして、「どうして、 秋雄が見てるのに、 、」と口走った。
精神が混乱しているのか、
母はまったく別人になっていた。
僕が肛門を突くたびに、母は「あっ、」と声を出した。
痛みでも、苦しみでもない、もっと別な声だった。
僕は、母の体が壊れてしまいそうなほど、強く腰を打ちつけた。
それでも母は、「あっっ」と声を上げた。

性的な絶頂を母が迎えたのかどうか、
それは分からなかったけれど、僕は、母の肛門に射精した。
初めて、何も付けないで肛門で交わったけれど、
その匂いも、汚れも、僕はまったく気にならなかった。
終ったあと、
喪服を乱して足を広げたまま、母はベッドに伏して泣いていた。
僕はそんな母に寄り添って、
開いた足と、乱れた喪服を、元通りにしてあげた。

「私、妊娠してるのよ」

母は顔を上げて、僕にそう言った。
弟が死んだ夜、母は違う人になったように見えた。
母に見つめられて、僕は目をそらせてしまった。
僕のような男に、
その事実を受けとめる勇気など、あるはずもなかった。
  

新学期が始まったある日、
駅の改札口を出た僕に、あの男が近づいてきた。
男は、手に何かの雑誌を持っていた。

「おい坊ず、ちょっと来い」

男は、母のことも、そして僕のことも何も尋ねずに、
駅の隅に僕を連れて行くと、手にした雑誌を開いた。
開かれたページを見ると、
それは通販のカタログのようだった。
『ミセスのための春物コレクション』と題された写真が載っていた。
男は、
もう一つ手にしていたものを開いた。
見るとそれは雑誌ではなく、有名な百貨店の婦人用パンフレットだった。
『キャリアな貴女の個性を、 、』と綴られた宣伝コピーの横に、
タイトなスーツを着た女性の写真が載せてあった。

その二つの写真には、
着ている服や髪型は違っても、同じモデルの女性が写っていた。
こういう写真だからなのか、
写っている女性はとても綺麗で、上品な人に見えた。
年齢は、僕の母と同じくらいだった。

「どうだ坊ず、この女」

男はそう言うと、
あの無気味な笑いを顔に浮かべた。

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