栃木県の那須塩原の近くに父の会社の社長が保有する別荘があった。
子供の頃、毎年、夏休みになると、そこへ泊まりに行っていた。
その別荘を訪れるのが最後になったのは、小学5年生の時だった。
その年も父と母と3人でいつも通り、別荘を訪ねた。
別荘に着くと、いつもなら誰も居ないのだが、、
何故だか、その年は、たまたま総務の人のミスか何かで既に社長とその親類達が滞在していた。
父は、「すみません」と頭を下げて帰ろうとしたのだが社長や奥様が、部屋も余ってるし、せっかく遠くから来たのだからと勧めてくれて、僕たちも社長の家族たちと一緒に滞在することになった。
これが大きな間違いだった。
もう何年も経つというのに、その時の出来事が今も僕を苦しめる。
恐らく一生忘れることはできないだろう。
いつも偉そうだけど、とても頼りになる父、近所の子供達に習字を教えている美人で優しい母、僕の大好きな自慢の両親が、その別荘ではまるで召使いだった。
料理を運んだり、皿を下げたり。
それだけだったら、まだ我慢できたのだが・・・。
別荘には、僕と同じ年の男子、カス男とその従兄弟で二つ年上の豚男、その弟で僕のいっこ下の糞男も滞在していた。
同年代の子供たちに、父や母が召使いのように扱われることは、子供心にも耐えられないことだった。
特に、大好きな母が彼らにアゴで使われている姿を見ると無性に腹が立って仕方がなかった。
母は今現在でも品の良い婦人という感じだが、
その当時は30代前半だったので、子供から見ても、かなりの美人だった。
昔からよく知人に「お前のお母さん美人で良いなぁ」などと言われる、ちょっと自慢の母だったのだ。
ちなみに社長の奥様もけっして醜いというわけではなかった。
その当時40半ばを過ぎていたので、気の強いおばさんって感じだったと思う。
当然のように3人の悪ガキ達は、母の美貌に目を付けた。
カス男「お前のお母さん、すっげえ美人だよな」
豚男「顔も良いけど、オッパイが凄いぶらんぶらんしてるのよ」
糞男「僕、さっきお尻触わっちゃったw」
豚男「ガキのくせにお前もスケベだなぁ、俺はオッパイ行きたいなぁ」
僕「な、なに言ってんだよ!ふざけんな!」
豚男「俺、絶対に、あのオッパイ好きなように触ってやるよ」
カス男、糞男「ゲラゲラw」
中学生の豚男や小学生とはいえ、ませていたカス男達は、自分の母親とは違う見栄えの良い大人の女に、スケベな興味を抱いたのだ。
それから彼らは何かにつけ、母の身体に触れては、卑猥なことを僕に聞かせてきたが、僕が注意して見ていた限り、大人の目もあるからか、母の胸を触るような暴挙はなかった。
しかし、一泊した翌日、大人達は子供を母に任せて、全員でゴルフに行ってしまった。
「じゃあ行ってくるよ」と言ったゴルフ好きの父のニコニコした顔を僕は睨みつけてやった。
当然のことだが、煩い大人の目を気にしなくて済むようになった悪ガキ達はエンジン全開で調子ずきはじめた。
「ねえねえ、僕達、大風呂へ行くから、一緒に行ってくれない?」
別荘にはジャグジーの付いた大風呂があった。
しかし、子供には少し深い作りになっているので、子供達だけでは、絶対に入らないように言われていた。
その大風呂に母以外の大人が誰も居ないことを良いことに、カス男達が入りたがったのだ。
「お風呂なんか入りたくない!お母さんもやめようよ」
僕が泣きそうになりながら訴えると、母は少し考えるような表情を見せた。
しかし、
糞男 「だけど、僕達だけじゃ、危ないって言われてるから」
カス男「まあいいや、一応頼んでみたんだし、大丈夫だろう。俺達だけで行こう!」
そう言って奴らが背を向けると、母は慌てて「いえ、そういうわけには行きません!」と言って、後を追うように風呂場へ行ってしまった。
それまでも召使いのように扱われてきた母だ。
奥様達に、”くれぐれも子供達のことをよろしくお願いします”と任された手前、危険のある風呂へ子供達だけで行かせることは、どうしてもできなかったのだろう。
今の僕なら理解できる。
僕ははっきり行きたくないと言ってしまったので、一緒に行くこともできず、様子を窺うことくらいしかできなかった。
こっそりと忍び足で脱衣場に入ると、、すぐに籠の中を確認した。
僅かな希望を抱いて、籠の上の方にあるバスタオルをどかすと、しっかりと、母の脱ぎたてのブラジャーとパンツが入っていた。
子供たちを見張ることが目的なのだから、せめて下着姿で入ってないかと期待していたのだが、あっさりと裏切られていた。
僕は泣きそうになった。
綺麗な母をいつも自慢に思っていた。
その母が、あいつらの前で、丸裸になってることを思うと悔しくて、口惜しくて、僕は何もする気にならず、ただぼうっとしていた。
すると奴らのはしゃいだような声が聞こえてきた。
「僕たちが洗ってあげるよ~♪」
「うんうん、そこへ座ってぇ」
それを聞くと、不安で不安でおかしくなりそうで、僕は見つからないように、こっそり風呂場の扉を開けてみた。
「いえ、結構ですから・・・本当にけっこうですから・・」
と、母の小さな声が聞こえてきた
「まさか恥ずかしがってないですよねぇ?」
「ば~か、息子と同じ年の俺達のことなんか意識しないっしょ」
なんとか様子を覗けないかと、僕は頭だけ風呂場の中に入れて、身を乗り出してみた。
すぐに後悔した。
僕の目に飛び込んできた映像は、母がカス男と豚男に乳房を撫で回されている姿だった。
嬉しそうに顔を綻ばせながら、カス男と豚男は二人がかりで母の身体を洗っていた。
そして、母の手は糞男の背中を撫でていた。
母は、息子と同年代の子供達に、恥じらう姿を見せるわけには行かなかったのだろう。
「きゃっ、くすぐったいです」などと、はしゃいだ声を出していた。
カス男達に裸体を触られているのに、なんでなの?
まだ子供だった僕は、そんな母の姿を目にして、項垂れるように部屋に戻ると、布団に突っ伏して泣いた。
それから1時間くらいだろうか、とても長いと感じるくらい経ってから母たちは戻ってきた。
お風呂で1時間も何をしていたのか、詳しいことは聞けなかったが、カス男は、僕を見ると、両手を突き出すようにしてモミモミと手を動かした。
豚男は、右手で扱くようなジェスチャーをして、「気持ちよかったぁ」と笑いながら叫んだ。
その勝ち誇ったような顔を見た瞬間、僕の何かがプチっとキレた。
「お”お”まえら~!殺してやる~!」
僕は、そう叫びながら、カス男の顔面を思い切り殴りつけ、豚男にとび蹴りを食らわした。
完全に我を失ってしまい、社長の息子を殴り、その従兄弟を蹴り飛ばしてしまったのだ。
我に返った時には、母が土下座のような格好で必死に頭を下げていた。
頭を下げ続ける母の着古したワンピースは、引力によって襟元が垂れ下がり、彼らの目の前で、ぱっくり大きく開いていた。
その胸元を覗き込みながら、豚男はワンピースのファスナーをそっと摘まんだ。
「申し訳ございませんでした」
母は丁重に豚男の指先からファスナーを奪い返してから、声を出して謝罪した。
「その申し訳ございません、ていう台詞は、充分に分かりましたから、ごめんなさいの気持ちで、さっき物凄く嫌がってた”アソコ”をきちんと触らせてくださいな。
カス男もそれで良いよな? 」
「嫌だね」
カス男は、そう答えたかと思うと鼻に詰めたティッシュを引き抜いて鼻血を啜ってから母の耳元で何かを囁いた。
母 「そんな!子供どうしの喧嘩じゃないですか!忠志のことは、どうか許して下さい!」
カス男「人に怪我をさせておいて、たかが子供の喧嘩とはなんだよ!こいつ、俺のこと殺すとか言ってたよな?」
糞男 「うん、言ってた。言ってた。」
豚男 「まあ、まあ、カス男、許してやろうよ」
母 「カス男さん、殴ってしまったことは、謝りますので、どうか許してください」
豚男 「なあ、カス男、頼むから、許してやろうよ。とりあえずさ、なあ・・・たのむから・・」
豚男はカス男の耳元で、ゴニョゴニョと説得しているようだった。
しばらくして、渋々と言った具合に、カス男が頷くと、豚男は丸々した顔を綻ばせながら、嬉しそうに言った。
「じゃあ、ここで、こいつの前でってのも嫌でしょうから・・・
もう1回、風呂にでも行きませんか?」
聞こえてるはずなのに、母は項垂れたまま微動だにしなかった。
そんな母の背中を、豚男は擦りながら、優しく言い聞かせるように言った。
「絶対、そうした方が良いですって。もう、さっき一緒に行ってるんですし、風呂行けば、カス男も全て無かったことにするって言ってますんで」
聞いた途端、母は顔をあげて、上目づかいでカス男を見つめた。
「それは、本当ですか?」
カス男は問いかける母に頷いてから、黙って立ちあがって、風呂の方へ行ってしまった。
その後を糞男が追いかけるのを見届けてから、豚男は母の手を取って、「じゃあ、行きましょうか」と言って、立ちあがらせた。
「忠志、お母さん、ちょっと行ってくるから、そこで大人しく待っていなさい」
母がそう言った瞬間、豚男は母の胸の膨らみをねちっこく見ながら、再びワンピースのファスナーに手を伸ばした。
しかし、母はさっきの様にファスナーを奪い返しはしなかった。
「さっきから気になってたんですよね。どうせ、風呂場じゃ脱ぐんだし、良いですよね?」
「怒り狂ってたカス男を説得したのは、俺なんだけどなぁ。またカス男がへそを曲げたらどうするかなぁ」
「良いですよね?、ね?」
母が軽く頷くと、豚男はスケベそうに顔を歪めた。
「まあ、どうせ風呂場じゃ脱ぐんですからねぇw」
この間、僕は金縛りにあったように、何も言うことができなかった。
母はファスナーを下されながら、僕の視線から逃がれるように慌てて歩きだした。
しかし、リビングのドアのすぐ前で、背中のファスナーは、腰のあたりまで完全に下されてしまった。
息子の目の前で、背中をパックリ開かれ、白のブラジャーを晒されてしまうと、さすがに豚男の手を払いのけて、ファスナーを上げようとした。
豚男は、そんな母の背中を押すようにして、少し強引に歩き出した。
そして、リビングから出る直前、たぶん僕に聞こえる様に、少し大きめの声で言った。
「あっちへ行ったら、そのブラジャーも、俺に取らせてもらって、良いですか?」
母は一瞬息を詰まらせたようなくぐもった声を漏らしただけで、何も答えはしなかった。
「どうせ風呂入るときは脱ぐんだから、良いですよね?」
何も答えず黙ったままの母のお尻を、豚男はペロンと撫でてから、リビングのドアをバタンと閉めた。
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